昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『聖闘士星矢 真紅の少年伝説』

『真紅の少年伝説』(88~)は聖闘士星矢劇場版三作目。 いつもより長いとはいえフォーマットは同じなんですが、見所は結構あります。何より荒木・姫野絵の美しさよ……!! あらすじはアテナの兄・アベルが復活。人類を滅ぼして共に地上を治めようと持ちか…

作画:行従妹『北斗の拳・イチゴ味』

原案:武論尊・原哲夫シナリオ:河田雄志 『北斗の拳・イチゴ味』(13~)は原作公認の、そっくりな絵で描かれる愛に溢れたパロディ漫画です。 15年にはTVアニメ化しました。 『北斗』のような濃い絵柄とキャラクター、極端な設定に加えて展開は大真面…

『怪奇大作戦』第五話「死神の子守歌」

大雑把なあらすじは、若い女性を氷漬けにする連続殺人が発生。 犯行現場を意味ありげに眺める女、歌手の高木京子を三沢が追う。 遺体から放射線が検出されていたため牧は研究者を訪ね、現在行方不明の吉野という科学者が捜査線上に浮かぶ。 吉野は妹・京子の…

昭和のマンガとオカルトブーム その3

昭和のオカルトには「超能力」も欠かせません。 1971年、心霊研究家であり、ESP研究家でもある中岡俊哉による『テレパシー入門』を皮切りに、超能力に関する本が大量に出版され、 1974年に「スプーン曲げ」で話題になったユリ・ゲラーが来日、ブ…

昭和のマンガとオカルトブーム その2

1973年に『ノストラダムスの大予言』(五島勉著)が発売され、大ブームになりました。 「1999年7の月 空から恐怖の大王が来るだろう」の文言が人類滅亡と解釈されます。 当然、それをネタに色んな漫画が描かれました。 あさぎり夕『きらら星の大予…

昭和のマンガとオカルトブーム その1

先日『日本懐かしオカルト大全』(寺井広樹・白神じゅりこ 監修並木伸一郎)という本を読みました。 懐かしい気になるより、それをネタにしたマンガを思い出したので語ってみます。 1970年代に心霊ブームが起こり、心霊写真の本やコックリさんが流行りま…

『蒼穹のファフナー』その2

そろそろ新作の劇場版が公開されますので入門編にキャラ紹介などを。 とにかく情報量が多い上に、次々にキャラが立場や生死含め入れ替わるので メインどころは 一騎、総士、真矢の3人のパイロット、 大人側は一騎父の真壁司令、ムードメーカーであり頼れる…

椿いづみ『月刊少女野崎くん』その2

『野崎くん』は野崎・千代コンビだけでなく、アシスタント仲間の花担当のみこりん、トーン担当の若、背景担当の堀先輩など多数の魅力的なキャラが登場します。 みこりん=御子柴実琴(みこしば みこと)は一見イケメンのチャラ男風なのに、 意外と照れ屋でツ…

椿いづみ『月刊少女野崎くん』その1

『月刊少女野崎くん』(11~)は、高校生で少女マンガ家の野崎梅太郎と、彼に告白したら何故かアシスタントをすることになった同級生の佐倉千代を中心とした、学園ラブコメ風味の四コマギャグ漫画です。 14年にアニメ化しました。 1話完結なので何巻か…

『仮面ライダーシノビ』

『仮面ライダーシノビ』は2022年の仮面ライダー……という設定で、『仮面ライダージオウ』17・18話に登場。 現在スピンオフ作品として東映特撮FCにて全3話が配信中です。 変身する人物やアイテム、ポーズは同一ですがこちらは全体的に明るくコミカ…

(小ネタ)『北斗の拳』当時の影響

『北斗の拳』リアルタイムでの影響はとても大きく、 マガジンでも「北斗のブラックジャック」こと真船一雄『スーパードクターK』が連載されたり、 アニメでは『レイズナー』第二部が北斗の作風と世界観になり、 『ダンクーガ』22話で、レイと同じ声の亮が…

獣木野生『PALMシリーズ』その2

ジェームスの過去は何度も回想シーンの形で出てきていましたが、その詳細は『蜘蛛の文様』にて明かされました。 ジェームスの体は傷だらけで、肩は犬の噛み傷、脇腹にあるのは散弾銃痕なのは知ってましたが どういう状況でそれがつけられたのかがこの章で判…

獣木野生『PALMシリーズ』その1

『PALMシリーズ』(パーム 83~)は80年代のLAを舞台に、元医者の探偵カーター・オーガスとその助手、ジェームス・ブライアンを中心としたアクションありオカルトありの壮大で濃密な物語です。 元のPNは「伸たまき」「ウイングス」最長連載作品…

『桃太郎伝説 PEACHIBOY LEGEND』

『桃太郎伝説』(89~)は同名のゲームを原作とするアニメです。 おとぎ話の日本を舞台に、三頭身の桃太郎、金太郎、浦島太郎、竜神太郎が鬼を退治するコメディタッチなアクションアニメ。 ※続編『PEACHI COMMAND 新桃太郎伝説』は全然違う話です。 『聖闘…

原哲夫・武論尊『北斗の拳』その2

『北斗の拳』の世界観は当時の大ヒット映画『マッドマックス』(79)から来ており、 悪党どもがモヒカンにトゲトゲ肩パッドという珍妙な姿で、暴走族のように荒野をヒャッハー!と駆けまわるのはそういう事情です。 世紀末暴走族どもを退治する役割が、古…

原哲夫・武論尊『北斗の拳』その1

『北斗の拳』(83~)は核戦争後の荒廃した弱肉強食の世界を舞台に、伝説の暗殺拳・北斗神拳の伝承者ケンシロウが悪と戦う格闘マンガです。 84年にはアニメ化、86年には劇場アニメも作られ、今なおパチスロでも人気というお化けコンテンツの一つ。 「…

『怪奇大作戦』第四話「恐怖の電話」

『怪奇大作戦』(68~)は現代の科学では解明できない謎の事件を、SRI(科学捜査研究所)のメンバーが解決する、円谷プロ制作の特撮ミステリーものです。全て一話完結。 3月のBlu-ray化に伴い、関連書籍やサントラCDも出ました(ほくほく)というわ…

九井諒子『ダンジョン飯』その2

序盤は倒した魔物を料理して食べては先へ進むことに重点が置かれていましたが、 4巻で一旦ファリンを復活させたところ迷宮を作った「狂乱の魔術師」によって魔物の姿にされ、連れ去られて以降は 迷宮の謎と深く関わるようになっていきます。 1話の時点でパ…

九井諒子『ダンジョン飯』その1

『ダンジョン飯』(ダンジョンめし 14年~)はダンジョンを探検中、炎竜に喰われた妹を救うため、兄ライオスと仲間たちが魔物を食糧にしながら進む、コミカル要素多めのファンタジー作品です。 創作物の魔物は、退治する対象として登場するものであり「食…

澤井啓夫『ボボボーボ・ボーボボ』

『ボボボーボ・ボーボボ』(00~)は全ての人間を丸刈りにしようと企むマルガリータ帝国と戦う鼻毛真拳使い、ボーボボとその仲間たちの戦いを描く勢いまかせのシュールギャグ漫画です。 略称は『ボーボボ』03年にアニメ化されました。 ストーリー構成:…

『しろくまカフェ』

『しろくまカフェ』(12~)はヒガアロハ原作。文字通り白熊が経営するカフェを舞台に、動物と人間たちが繰り広げるコメディタッチなほのぼのアニメです。 アニメ中心で語ります。原作とは設定が異なる部分が多いのでご注意ください。 メインのキャラはし…

西修『魔入りました!入間くん』その2

『入間くん』第一の魅力は個性的なキャラクターたち。 入間くんはほんわかした癒し系キャラで健気で可愛く、 お人好しすぎて危なっかしいと思いきや意外なタフさや芯の強さを発揮します。 理事長が溺愛したくなるのもわかります。 7巻の、とある事情で人格…

西修『魔入りました!入間くん』

『魔入りました!入間くん』(まいりました!いるまくん 17~)はろくでなしの両親によって悪魔に売られてしまったお人好し少年、14歳の鈴木入間の魔界での日々を描く、コミカルなファンタジー学園ものです。 19年10月からTVアニメ放映!! 本日、1…

『仮面ライダードライブ』ブレン

祝!!仮面ライダーブレン誕生!! ブレンは『仮面ライダードライブ』(14~)に登場する怪人=ロイミュードの幹部の一人。 ブレイン(頭脳)が名前の由来なのでその名の通り、クールなメガネの知性派幹部としてリーダーであるハートを支えていました。………

マンガの中のストーカーの概念・ビフォーアフター

「ストーカー」=特定の誰かに執着しつきまとう変質者的な意味になったのは、実は日本では90年代からです。 アメリカで80年代に起きた犯罪により、ストーキング防止法ができたのが90年。 その事件を元にしたテレビ映画が作られ、日本で公開されたのが…

寺島裕二『ダイヤのA』その2

『ダイヤのA』の魅力は個性豊かなキャラクターたち。 沢村くんはムードメーカーなので、試合に出ても出なくてもその場を盛り上げますが 甲子園出場のかかった大事な一戦でバッターの頭にデッドボールを当ててしまい、それが敗北につながったことから イップ…

寺島裕二『ダイヤのA』その1

『ダイヤのA』(ダイヤのエース 06~)は弱小野球部出身で中学ではノーコンピッチャーだと思われていた主人公・沢村栄純(さわむら えいじゅん)が 野球の名門・青道高校からスカウトを受け、その才能を開花させていく熱い野球マンガです。 13年に一期が…

『仮面ライダーエグゼイド』グラファイト

本日4月3日は龍戦士グラファイト役町井祥真さんのお誕生日です。めでたい!!! グラファイトは敵側の怪人=バグスターで2号ライダーのブレイブ・鏡飛彩の恋人の消滅と引き換えに完全体になりました。 彼女を救えなかった3号ライダーのスナイプ・花家大…

タイムボカンシリーズ その5

『タイムパトロール隊 オタスケマン』(80~)は歴史を自分の都合よく書き換えようとする謎の人物トンマノマントとその部下「オジャママン」と それを阻む「オタスケマン」との戦いを描くアクションアニメです。 オタスケマン(=ヒカルとナナの二人組)オ…

高橋留美子『うる星やつら』その2

『うる星』のすごいところは会話にしてもギャグ、キャラ造形にしても全く古びないところ。 『DRAGON BALL』『北斗の拳』『聖闘士星矢』が後の格闘バトルものの基本になっているように、 『うる星』もまたラブコメやドタバタコメディのお手本と言えるでしょう…