先日『日本懐かしオカルト大全』
(寺井広樹・白神じゅりこ 監修並木伸一郎)
という本を読みました。
懐かしい気になるより、それをネタにした
マンガを思い出したので語ってみます。
1970年代に心霊ブームが起こり、
心霊写真の本やコックリさんが流行りました。
連日ワイドショーでも取り上げられ、
多くのマンガの題材になりましたが何と言っても
美内すずえ『白い影法師』『黒百合の系図』
は本気で怖かった……!!!
『悪魔の花嫁』でもクラスメイトがコックリさんを
やってるのを美奈子が(デイモスを思い浮かべて)
怖がる場面があります。
心霊写真はフォトショの発達ですたれてしまい
ますが、コックリさんはマンガのネタとして
定着します。
『月刊少女野崎くん』ではギャグに使われたり、
遠藤みどり『操操れ(ググれ)!コックリさん』
は風変りな主人公ひながコックリさんで呼び出した
イケメンのキツネの物の怪「コックリさん」が
ひなを心配して同居し、あれこれ世話を焼く
コメディタッチなお話でした。
心霊ブームと並行して
1974年、『謎のバミューダ海域』
という本が出版され、日本でもブームに。
※日本での流行は、翌年翻訳が出版されてからです。
(ちなみにマイアミ・プエルトリコ・
バミューダを結ぶ三角形なので
バミューダトライアングルとも言います)
『キン肉マン』の歩くどこでもドアこと
悪魔超人ブラックホールの必殺技です。
確かに「一度入ったら出られない」という
意味では共通してますが、
ブラックホールという宇宙を連想させる名前で
技名がバミューダトライアングルというのも
不思議な気がします。
『聖闘士星矢』ポセイドン編では
シードラゴン時代のカノンの技、
ゴールデントライアングルの説明で
「このカノンが預かる北大西洋には
魔の三角地帯と恐れられている場所がある……」
と言ってます。
(類似ネタでサルガッソー海域というのも
ありましたね)
なお美少女人魚アニメ『バミューダ・トライアングル
~カラフルパストーレ~』
は異世界が舞台です。(そもそもゲームの設定)
続きます。