昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

『特捜戦隊デカレンジャー』その1

特捜戦隊デカレンジャー(04~)
地球に沢山の宇宙人が住んでいるSF設定の
世界で、宇宙の犯罪者「アリエナイザー」と戦う
地球署に勤める刑事たちという
珍しいタイプのスーパー戦隊です。

15年に10周年記念Vシネマ
『10 YEARS AFTER』

17年には『スペース・スクワッド
ギャバンVSデカレンジャー
作られており、今なお人気の高い戦隊です。

警察組織らしく、巨大ロボ戦で敵を倒す直前、
宇宙裁判所からの「デリート許可」が出るのが特徴。

(許可が下りなかった回もある)

他の戦隊のように、特定の悪の組織が
相手ではなく、個別の犯罪者と戦うのも
この作品の特徴です。

ラスボスは毎回犯罪者たちに
武器などを提供してた悪の商人。

だって序盤からいる悪役ってフリーザ
エージェント・アブレラくらいだし……。

また、デカレッド=主人公・赤座伴番以下、
キャラ名が推理作家とお茶の組み合わせに
なっています。

例:バン→アガサ・クリスティ、番茶

(以下、皆通称で呼びます)

第一話序盤のバンはまだ見習い。
逮捕のためなら無茶苦茶やる
破天荒な熱血タイプ。

地球署のボス、ドギー=クルーガーに
召喚され、当時4人だったデカレンジャー
新メンバーとして加わります。

1話のドギー、ちょっと声が若い……。

狙撃のスペシャリストのホージー(青)
スカしたツンデレ&ツッコミ属性。

のんびり屋で温厚な知将・センちゃん(緑)
逆立ちするとアイデアが出る。

エスパーのジャスミン(黄)
美人なのに言語センスが独特すぎる。

元気いっぱいの風呂好きウメコ
トラブルに巻き込まれ体質だがタフ。

これはこれでいいチームでしたが
バンの参戦でぶつかり合いながらも
新たな絆が生まれていきます。

今見直すと、センちゃんとウメコ
会話するたびに笑顔になれます。
※二人は後に結婚

個人的にホージー推しなので
いつバンの相棒呼びを受け入れて
くれるか、楽しみに待ってました。

さわりしか語れませんでしたが
続きはそのうちに。(テツのことも)

(小ネタ)昭和の「サ店」、平成の「カフェ」その1

茶店、略して「サ店」です念のため。

昭和のナンパ文句の定番
「カノジョ、お茶しない?」も含めて
もう死語と言ってもいいでしょう。

昭和の頃は学生が背伸びして入れる
オシャレな大人の空間で

今はすっかりファーストフード店と同種の
身近な存在というイメージです。

学校よりも幅広い年齢の、不特定多数の
若い男女が安価で出入りできるため

学生のたまり場、出会いの場として
漫画にもよく登場しました。

秘密を抱えるキャラの「表の顔」の
パターンも多いですね。

高階良子『はるかなるレムリアより』
(75~)ではナーガラージャたち3人が
イケメン姿で喫茶店で働きながら
ヒロインを探していました。

高橋千鶴『プルルンコーヒーゼリー
(77~)ように、喫茶店で働く
ちょっと年上の男性に憧れるお話も
多かったです。

Dr.スランプ(80~)
黄緑あかねの姉、あおいが経営する
茶店(兼自宅)「Coffee Pot」
ポット型の家のデザインは今見ても
素晴らしい。

『CAT'S EYE』も同名の喫茶店
怪盗キャッツアイの表の顔。

CITY HUNTERでも美樹&海坊主が
同じ名前の喫茶店を表の顔として経営。

実はオーナーが来生姉妹だと先日公開された
劇場版で明らかになっていました。

『タッチ』(81~)のヒロイン、
浅倉南の父は喫茶店「南風」経営。

きまぐれオレンジロード(84~)
ヒロイン、鮎川まどかのバイト先が
レストラン&パブ「ABAB」(アバカブ)

※喫茶店じゃないんですが、役割としては
同じなので入れてみました。

ヒゲやサングラスのさばけた性格の
マスターというのもお約束ですね。

Papa Told Me(87~)
双子の美人姉妹が経営するアリス・カフェが
個人的に大好きです。昭和の乙女の夢ですね。

煉瓦の壁、ソファ、アンティークランプ、
琥珀色の空間に流れるクラシックやジャズ。

焙煎コーヒーもナポリタンもケーキもパフェも、
昭和の子供からすれば全て憧れの
非日常だったのです。

続きはまた後日。

『超獣機神ダンクーガ』黒騎士アラン・イゴール

そろそろアランの誕生日だな……と
思ってたら、彼の愛機ブラックウイングが
少し前にフィギュアで出たという
記事を見かけました。

何があるかわからないものですね……。
誕生日も含めておめでとう!
というわけでアランの話を。

獣戦機隊の頑固おやじ指揮官、イゴール将軍の
息子ですが、将軍とは意見が合わず

正規軍とは別の、情報戦に長けた
ゲリラ部隊を結成。これが黒騎士隊です。

初登場は10話。

以降、獣戦機隊の戦闘中に時折現れては

「そんな戦い方でいいのか?」(意訳)と
尋ねたり、援護してくれます。

「黒騎士」の名の通り、機体も黒ければ
本人も全身黒装備。

意味ありげに現れる謎のサポートキャラで
正体が上司の息子なのは珍しい。

後期OPでは素顔が出てましたが、
本編ではなかなかヘルメットを
取ってくれません。

声が田中秀幸さんで金髪碧眼の
知的な美形キャラって
もっと出すべきでしょ!?

主人公の忍は最初は黒騎士を
ウザがっていたものの、
やがて共闘を受け入れます。

忍は上から目線で来る相手には
誰にでもケンカ腰だから……。

33話で、軍に入った動機を忍が
「失恋、青春の挫折、親父への反発」
と語った時に

アラン「三拍子揃ってるな」

と言うやり取りを妙に覚えています。

一緒に空を飛んだこともありますが
イーグルファイターとブラックウイングの
大きさの差がすごい。

親子の和解は果たしたものの、
イゴール将軍は29話で死亡。

アランもまた35話で特攻、
敵幹部ヘルマット将軍の艦隊を
道連れに散華し、月基地陥落に成功します。

 

 

黒騎士隊の生き残りはOVA『GOD
BLESS DANCOUGA』に登場。
アランの元恋人、敷島麗美がリーダーを
務めていました。

ラストの亮とダニエラの結婚式に
アラン以下、死んだはずの黒騎士隊メンバーも
出席してたのはスタッフのお遊び……
いや、神様のイタズラでしょう。

スパロボ』シリーズではブラックウイングが
ダンクーガと合体してると聞きましたが
本編でももっと獣戦機隊と絡みが
欲しかったな……。

METAMOR-FORCE(メタモルフォース) 超獣機神ダンクーガ ブラックウイング

METAMOR-FORCE(メタモルフォース) 超獣機神ダンクーガ ブラックウイング

 

 

野田サトル『ゴールデンカムイ』その5

19巻本日発売!!
というわけで記念に語ります。

(詳細はぼかしますが、ネタバレ
したくない方は既読後に見てください)

相変わらず緊迫→ギャグ→緊迫の
緩急がとんでもない。

南極でー50℃の外から50度のサウナに
飛び込んだかのような急激な気温差に
めまいがするよ!

前巻の続きで、ソフィアをアシリパ
会わせるため、他の囚人たちと
一緒に脱走させることに成功した
キロランケ一行。

ロシアンタイマー発動後のソフィアに

「めちゃくちゃいい女になったな」

若い頃からデブ好みに一切のブレなし!

このシーンの背後で
白石どころが尾方まで引いてない……?

しかし尾方の仲間ごっこもこの巻で
終わりを告げます。

再会した白石と杉元がお互いものすごく
嬉しそうでほっこりしました。

でもその後の尾方に接近しつつある
杉元の顔は既にホラーの領域。

尾方は尾方でアシリパさんを平然と
騙そうとし、失敗して警戒されたら
自分の命を盾に煽ります。

矢が刺さってるのに笑顔が怖い……。

そこに颯爽と殺意の塊ヒーロー参上!

あの状況で咄嗟にアレができるのが
さすが修羅場くぐってますよ。

散々読者をハラハラさせておいて、
安定のオチ。

「めちゃくちゃ感動する場面なのに
他人に言うと怪訝な顔をされる」度合いは

クレしん劇場版『オトナ帝国の逆襲』で
「ひろしに自分の靴下のニオイを
嗅がせるシーン」に近いです。

ぜひ読んで確認してほしい!

更にもう一つシリアスな山場が……。

他のキャラの見せ場としては

普段はドライな月島さんがスヴェトラーナに
心配している両親のことも考えろと
珍しく感情的な発言をしたり

鯉登少尉の「よくも私の部下たちをッ」
は萌えどころです。

谷垣も活躍しましたが彼が目的を
果たすと言うのはつまり(以下略)

好きでしたよ、キロランケ……。

馬のことになると自分の身の危険も
顧みずに助けようとしたのが
忘れられません。

(競馬場の馬とか、熊に狙われてたのを
小屋に引き込んだりとか)

からしんみりするシーンに
何故笑いを入れようとするの……。

 

 

武井宏之『仏ゾーン』

仏ゾーン(ぶつゾーン 97年)
現代日本を舞台に、仏像から人の姿になった
千手観音のセンジュが、仲間の仏たちと共に
弥勒菩薩の生まれ変わりの少女サチを護り
仏敵・魔羅(マーラ)と戦いながら
旅をするお話です。

仏ゾーン」は地上で活動するため
仏像の体を借りてる仏のこと。

第一話ではサチと祖父(住職)が
住んでる寺から立ち退けとヤクザに脅され、
ピンチの時に千手観音像から
センジュが現れ、助けてくれます。

センジュは大日如来の命令で仏の国から
来たと言いますが、サチは信じません。

センジュに撃退されたヤクザたちは報復に
重機で寺を潰し、センジュにも銃を向けますが

センジュの「天衣」(アーマー)が発動、
千手(せんじゅ)パンチでヤクザの親分の
乗る重機を粉々にするのでした。

(その後ヤクザたちは改心して
新たに寺を寄進し、坊主になる)

千手観音はその数多い手で
「もれなく救う」仏。

敵であっても赦し、慈しむことを
最後まで貫きます。

その後センジュとサチは地蔵菩薩
ジゾウくんや馬頭観音のバトウ、
狛犬のコマと共にインドを目指して
旅立ちます。

ジゾウくんの声が田中真弓さんで
再生されるのは私だけではないはず。

バトウ兄さんのモデルが『デスペラード
アントニオ・バンデラスなのが
時代を感じます。

勿論、魔羅たちが妨害しないはずもなく
あちこちで襲われるだけでなく

仏のはずのアシュラ以下、
天竜八部衆までもが刺客となります。

お地蔵さんそのままのジゾウアーマーと、
肩にウォーズマンがついてるアシュラ
アーマー、どっちからツッ込むむべきか……。

天衣と書いて「アーマー」を纏った仏が
戦う話と言うと『聖闘士星矢』や
天空戦記シュラト』を思い出す人も
多いかもしれません。

シャーマンキング』より前に描かれた
作品ですが、既にほんわかしつつも
哲学的な武井ワールドが垣間見えます。

また、この作品にはイタコのアンナも登場。

※『シャーマンキング』ヒロインとは別人。

3巻で終わるには惜しい良作でした。

 

香日ゆら『三枝教授のすばらしき菌類学教室』

『三枝教授のすばらしき菌類学教室』(19~)
は、農大一年生の赤毛の天谷洸輔くんが
きのこ研究家の三枝教授や周囲のマイペースな
人々に振り回される、ゆるい理系キャンパス
ライフものです。

天谷(あまたに)くんは農大でコレを学びたい
という目的があったわけではなく、

好きな女の子・奈良さんが目指している
大学と知って受験したという不純な動機。

しかし入学式の日、学部が違う=学ぶ
キャンパスが違うということを知らされます。

途方に暮れて奈良さんの名前「麻衣ちゃん……」と
呟いたところ、「舞ちゃん」という小学生女児に
話しかけられます。

「もしかして 王子様ですか?」

誤解を解く間もなく彼女に連れられて行った先は、
ダンディなヒゲのおじさまなのに
大きなキノコ柄入りのスーツを着た三枝
(さえぐさ)教授の研究室。

以前、教授がロシアの童話をアレンジして
話した「ベニテングタケの王子様」話を
舞ちゃんが信じたのが原因でした。

ベニテングタケは赤い→天谷くんは赤毛

舞ちゃんは一度はカン違いと気付きますが

「うちのかわいい舞ちゃんが
泣いてるんですけど?」
と、三枝教授に誘導され

天谷くんは舞ちゃんの「王子様設定」を
続けることになるのでした。

天谷くんは一度約束してしまうと破れない
不憫なまでに律義なツッコミ属性。

三枝教授はきのこ研究者で舞ちゃんも
かなり詳しく

また農大が舞台なので、様々なきのこが
学術的に解説されます。

ちなみに教授の肩書は
「森林資源活用の林参加学教授」

テレビ出演してたり、大学と企業のコラボ製品の
パッケージに写真が載るレベルの有名人です。

天谷くんの学友の女子、榎木さんは教授のファン。

友人になった、きのこが苦手な四位(しい)くんなど
そこはかとなく変な人揃い。

味のあるボケツッコミを楽しみつつ、
きのこに詳しくなります。

あと独特の理系キャンパスライフも描かれるので
もやしもん』や『動物のお医者さん』が
好きな人とは相性がいいかも。

二巻目が待ち遠しい!

三枝教授のすばらしき菌類学教室 1 (BRIDGE COMICS)

三枝教授のすばらしき菌類学教室 1 (BRIDGE COMICS)

 

 

新國みなみ『きのこくーちか』

『きのこくーちか』(15~)はきのこを
モチーフに使う若き“きのこアーティスト”
ゆん太と、その同居人兼雑貨屋バイヤーの
ロシア人、ワーニャのゆるくほっこりした
日常を描くきのこ漫画です。全二巻。

※クーチカはロシア語で「仲間」

ゆん太はシャイで照れ屋。
きのこは食べるのも好き。

ワーニャは温厚で世話好きな性格。
ロシア雑貨の店「ダーチャ」のバイヤー。
勿論きのこ料理好き。

同居してるのは「互いにきのこの
シンパシーを感じたからデス!」
ワーニャは言ってますが

ゆん太は商品を売り込む手間が省け、
ワーニャの店だけの商品を作ってくれるなど
WIN-WINな関係でもあります。

ロシアの雑貨はポップで可愛い印象なので
きのこモチーフのグッズとは相性良さそう。

「食べられるからといって
おいしいとは限らない……
きのことはそういうもの……」

(オニフスベを食べたワーニャの感想)

毎回きのこ料理やきのこモチーフの雑貨、
ファッションが登場、
絵も作風も独特でクセになります。

ワーニャとゆん太のさりげない距離感も素敵。

遊びに誘われて「誰かと遊んだ記憶がない」
「休日はきのこ採ってる」と答えたゆん太に

「じゃあワタシもきのこ狩りについて行くよ」
「誰かと仲良くするなんて簡単だよ」
と言えるワーニャはすごいな……。

 二人のきのこ仲間として、ゆん太の作品の
ファンで彼を師匠と呼ぶ女子高生紅(べに)
ちゃんと友人のアンズちゃん、

ワーニャの離婚した奥さんの娘つぐみちゃん、
(連れ子なので血は繋がってない)

ワーニャの弟で日本の大学に留学してきた
マイペースなトーニャ、
家具職人のゆん太の叔父さんなどが登場します。

なめこ狩りに行って、バーベキューグリルで
(バター醤油で)焼いて食べるとか
なめこホットサンドとかすごく美味しそうです。

トリュフご飯とか、アミガサタケの中の
空洞に肉を詰めて焼いたりとか。

楽しそうだけどガスマスク装着して
シャグマアミガサタケを毒抜きは……
マニアってすごいな(遠い目)

きのこくーちか(1) (ビッグコミックス)

きのこくーちか(1) (ビッグコミックス)