昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

原作:三条陸/漫画:芝田優作『勇者アバンと獄炎の魔王』その12(8巻感想3)

一人残ってガンガディアと
対峙するマトリフ。

アバンは何故か盾を
置いていきます。

ガンガディアは以前
戦った時、マトリフが
偶発的に出した呪文を

完成済みと確信していて
名前を尋ねます。

マトリフ「……メドローア!」

ガンガディア
「いいね 憧れる」

「自分が生み出した
呪文に名をつけられる者は
この世にも限られる……」

そんなマトリフと勇者を
揃ってハドラーの前に
出すわけにはいかない、と
言うガンガディア。

だから4人まとめて
相手する、と見せかけての

パーティ分断に成功
したことをマトリフが
褒めると……。

ガンガディア「……
正直に告白しよう
私はあなたを尊敬
している」

「あなたさえ倒せば
すべてが解決するとすら
思っている!」

中略しましたが
熱く語るなぁガンガディア……。

(初対面でのマトリフは
本に取り込まれた間抜けと
いう印象だったのに)

敵であっても優れた相手には
賞賛を惜しまないのは

ガンガディアとハドラー
主従の共通点でも
ありました。

その美点をハドラーが
失いつつあるのが
悲しい……。

マトリフ「お望み通り
勝負といこうぜ」

ガンガディア「ありがたい
……だが残念だ」

ハドラーの勝利のため、彼が
選んだ作戦は、禁断の書の
呪文で竜と化すこと。

トロール=力が強いだけの
デカブツというレッテル貼りを
心から嫌っていた彼が
力押しの作戦に挑みます。

ガンガディア「あなたを
上回る体力!パワー!

それで押し続ければ
呪文を作ることは
できない!」

「ただただ私の
この暴力に……
殺られていただきたい!」

物理的ダメージは大きく、
死んだカノンの幻まで
見るマトリフでしたが

彼女に「逃げることはできない」と
以前との変化をはっきりと
見せたら勝利フラグ。

残して行ったアバンの盾が
ここで活きてきます。

アバン、どこまで
先読みしてた……?
(戦慄)

マトリフ「……味方ながら
おっそろしい奴だよ」

そして希望が見えた
マトリフが自信満々に
示した最後の武器とは……。

第32話の2人のトビラ絵、
何度見ても泣けます。

続きます。

メガネドラゴン
なんか可愛い……(小声)

『ZOIDS(ゾイド)』その30(29話感想)

サブタイトルは「大空の勇者」

ルドルフに謎の助っ人が
登場する回であり、

シュバルツ少佐が
ルドルフの生存を知る重要
エピソードでもあります。

冒頭は共和国側。

ハーマン大尉が待って
いたのは仮面をつけた
男女2人。

通称「翼の男爵」

Dr.ディーに助けられた
こと、二人ともまだ負傷の
ダメージがあることが
台詞で語られます。

一方、旅の途中のバンたちは
遠回りだけど軍の基地を
避けるルートを取りたい
ムンベイと、

基地が小規模なものと
聞いて近道したがるバンと
意見が割れていました。

フィーネの二手に分かれて
行ってみたらという
発言を受けて

ムンベイ、アーバイン
ルドルフ組と

バン、ジーク、フィーネ組で
先に着いた方が次のルートを
決める権利を得るという
賭けをします。

ところがルドルフは
こっそりライガー
乗り込んでいて……。

「小規模の基地」はフラグで
基地は大規模に改修され、
ゾイドも多数配備されていました。

早速見つかったバンたちは
大ピンチに。

ルドルフは自分を差し
出してほしいと要請、
フィーネが回線を開くと

そこにいたシュバルツ少佐が
ルドルフが本物と確信します。

しかし基地の指揮官で
シュバルツの同期にして
友人の大尉にとっては

既に「主君」はプロイツェン
だったのです。

(少佐は演習で来てただけ)

拘束される少佐。

絶体絶命のライガー
救ったのは

「翼の男爵」こと
アーラ・バローネ
2人。

中村大樹さんにはやはり
時代劇めいた口上が
似合いますね。

(光輪のセイジとか
ガインとか)

赤仮面「殿下、男の顔に
なられましたな」

誰か分からないルドルフと
バン。

すぐ気づきそうなムンベイや
アーバイン不在なのは、しばらく
正体不明で通すためでしょうね。

上空からの援護で、ライガー
ピンチを脱します。

逃げるライガーを追跡
できないようにするため、

シュバルツ少佐は拘束の
隙を突いて、基地を自爆
させることに成功。

バンたちは無事ムンベイ&
アーバインと合流できましたが
少佐はどうなるの……?

EDテロップ、まだ名前が
出せないからって「赤仮面」
「紫仮面」て……。

『王様戦隊キングオージャー』その47(35話感想2)

ギラはコガネに声を
かけられ、孤児院へ。

そこにはンコソパ製の
ゲームや、トウフの最高級
和菓子など高価なモノが
並んでいました。

今の王様「シュゴ仮面」
様に貰った」と説明する
ブーンとコガネ。

ギラ「僕は皆に楽させて
あげられなかった。
皆が幸せならそれでいい。

シュゴ仮面様はすごい人
なんだね」

ギラの優しさが伝わる
シーンですが、コガネは
今の状況は異常だと
認識していました。

コガネ「こんなの幸せ
なんて思わない。
しっかりしてよ」

そこにさっき倒した
ゲスト怪人が巨大化して
再登場。

クワゴン(ゴッドクワガタ)が
まだ不調なので、代わりに
宇宙船に乗ってきた小さな
獣電竜が戦ってくれます。

何故か獣電竜の言葉が
わかるギラ。

ギラ「鬼で結構、悪魔で上等!
俺様は邪悪の王!! ただ民に
仇なすものを捻り潰すのみ!!」

「降臨せよ、キング
キョウリュウジン!!」

踊った……!

千葉さんの声も
ついてる……!!

ゴッドパピヨンとゴッド
トンボがハエ叩きにされた……。

というか巨大メカ戦で
正義側から敵と踊るのは
史上初では?

倒した後、カグラギが
皆をシュゴッダム城へ
連れて行きます。

スズメ「長い長いバカンスは
お楽しみいただけまして?」

スズメに促され、
ドゥーガが苦悩に満ちた
表情で説明。

「王たちの不在時に
シュゴ仮面様とスズメ様が
民を導き、富と繁栄を
もたらしてくださいました」

ギラ「この邪悪の王に
王座を明け渡せ!」

スズメ「助けてー
シュゴ仮面様ーー!」

現れたのは仮面の男。

シュゴ仮面「気に入って
いただけたかな
富と平和のシュゴッダムは」

ギラ「それが他国の犠牲の
上なら、俺様は認めない!」

シュゴ仮面「どんな外道に
手を染めようと、私は
宇宙の統一を成す。
ダグデド様と共に」

そして他の国も既に
五道化たちが玉座に……。

ラクレス「地獄の底から
蘇ったぞ」

もう仮面外すんだ……。

ダグデドに忠誠を誓い、
民を欲望でコントロール
することで

シュゴッダムだけは
守ることができたと
言えなくもないですが

それでいつまでも
ダグデドが満足するか
どうか……。

続きはまた後日。

『王様戦隊キングオージャー』その46(34話感想1)

チキューに戻る際も
ダグデドが妨害しますが
なんとか無事着陸。

ギラが「シュゴッドたちを
休ませてあげて」と
頼んだので

王様たちは即帰国せず
シュゴッダムに
降り立ちます。

王たちの凱旋帰国の
はずが、民衆に石を
投げつけられる6人。

モブ代表のゴローゲが
何故かすごく太っていて

「今更帰ってきやがって
あんたらもう王様じゃ
ないんだよ」

首元のネックレスは
イシャバーナの国宝。

それをどうしたのか
ヒメノが尋ねると
貰ったと答えます。

そんなわけない、と
ヒメノが反論すると

ダグデド「そんなわけ
あるんだなぁ♪」

ダグデドが登場。
民衆は皆、彼の支配下
あることが示されます。

「王様ともあろう者たちが
半年もどこほっつき歩いて
やがった!」と言われて
驚くギラ。

ヤンマ「相対性理論だ」

見た目どヤンキーのヤンマが
理路整然と解説する中、

他は「?」ってなってるの
じわじわきます。

そんな和みシーンを
挟みつつ

ダグデド「あいつらは
民を見捨てた鬼だ!」

「鬼」を退治したら
王族にしてやると言われて
王たちを襲う民衆。

カグラギがヤンマを抱え、
ギラがヒメノの手を引いて
逃走。

取り残されるリタと
ジェラミー。

向かってくるならと
ぶちのめす気満々の
ヤンマを止めたカグラギが

モブが「スズメ様」と
妹の名を出した途端に
力ずくで詳細聞き出したり、

ショックを受けて人間
不信っぽい台詞を吐く
ヒメノをギラが宥めたりと

それぞれに個性が分かれます。

ジェラミーとリタは
民衆に囲まれますが

バグナラクたちも
襲ってきたため
逃げ出す民衆。

ヒーローが一般人を倒す
わけにはいかないので

戦闘シーンはバグナラク
使うのは大人の事情……。

戦ってるところに
ギラたちも合流。

ヤンマ「タコメンチ
これ使え、お前用に作った」

ギラが二刀流になった!

ギラ「まさに無敵!」

ゲスト怪人を吹っ飛ばし、
勝ち誇るギラですが

ヤンマ「またパねぇもん
作っちまったな 
テストごくろうさん」

→剣を取り上げられるオチ。

なおバグナラク
雑魚兵たちは捕えられ

ジェラミー「連れて帰って
おしおきだ」

これはこれで萌える……。

続きます。

泥ノ田犬彦『君と宇宙を歩くために』その2(1巻感想2)

宇野くんの返事&
お姉さんの解説→

宇野くんは名前を知らない
人と話すのが苦手なので
先生にお願いして

写真名簿を見せて
もらって覚えたそう。

小林「変なんだか
スゲーんだか……」

(この後、小林くんの家と
母親が登場します。

悪い人じゃないけど
小林くんがこうなってる
理由がよくわかる……)

翌朝、学校で小林くんの
幼馴染みの朔が宇野くんに
話しかけます。

大声で呼びかけられ、
椅子と床の擦れる音に
固まる宇野くんに

朔「宇野ちゃんって
バカぁ?」

宇野くんの胸ポケットの
ノートを勝手に取り出して
中を見たりとやりたい放題。

(逃げる宇野くん)

朔「朝起きたら布団を
たたむ!?幼稚園児じゃ
ねぇんだからさ

こーゆーの全部書いて
あんの~!?
ウケる~!!」

挙句にその場にポイ捨て……。

小林くんが苦言を呈しても無視。

朔に先に帰るように言って
宇野くんを探しに行く
小林くん。

どこにもいないので
一旦教室に戻ったら
宇野くんは

ゴミ箱の中身を床に
ブチまけていた……。

ノートを返す小林くん。

一緒に帰ることになり、
小林くんはトイレを借りる
ために宇野家に寄ります。

お礼を言いにいくと
宇野くんは泣いていました。

小林くんがノートの中を
偶然見た時の記述は

「悔しくても
泣くのは家に
帰ってからにする」

小林(なんで
なんで俺が
泣きそうなんだよ)

この後、何故メモしてるのか
小林くんが訊いてみると

記憶することは
得意だけど、

マルチタスク
臨機応変は苦手と
いう宇野くん。

宇野「わからないことが
ある時は一人で
宇宙に浮いてるみたいです」

「上手にまっすぐ
歩けない」

「それを笑われたり
怒られたりすると
怖くて恥ずかしい
気持ちになります」

バイト先でのことを
思い出して共感する
小林くん。

宇野「でも僕は
宇宙を歩きたい!」

「だからテザーを
作りました!」

テザーとは宇宙飛行士が
宇宙空間で使用する
命綱のこと。

ノートは命綱だと
語る宇野くんに

小林(すげーな
宇野って
すげー……)

ネタバレになりますが
この二人が互いの
「命綱」になるのが
尊いんだ……!!!!

続きはまた近いうちに。

泥ノ田犬彦『君と宇宙を歩くために』その1(1巻感想1)

『君と宇宙を歩くために』
(23~)は勉強もバイトも
続かないヤンキー高校生、
小林くんが、

ちょっと風変わりな
転校生・宇野くんとの
出会いによって起きる
変化を描いた日常モノ。

第一話を見た時から
コミックス発売を
心待ちにしてた……!!

というわけで語ります。

詳細はボカしますが
ネタバレにご注意
ください。

先に言っておくと
両者とも何かしらの
診断名がつきそうですが

本作では明言されて
いません。

しかしグレーゾーン
含めて、こういう生きづらさを
抱える人は沢山いそうです。

冒頭、授業中に机に
突っ伏して、教科書も
開いていない小林くん。

転校生として紹介
された宇野くんは
皆が驚くほどの大声で
自己紹介。

第一印象は

小林(ヤバいヤツ……)

当然、学年でも噂になり
他クラスの友人に説明する
形で、宇野くんの学校での
言動が台詞で語られます。

「全ての声がデカくて
字がミッチリの汚ねえ
ノート常に持ってて……

独り言言ってて
ずっと笑ってる」

一方、小林くんの
周囲の評価は散々で、

友人たちにバイトが
いつまで続くか賭けの
対象にされる有様。

現在のバイト先、
リサイクルショップで
ミスを連発し

小林(……他のバイトは
皆 簡単そうに
やってんのに なんで
俺は間違えるんだ?)

回想で本屋、コンビニ、
ファミレスなどでも
同じことが繰り返されて
辞めてきた小林くん。

小林(じゃあ俺は
何に向いてるんだ

もっと もっと簡単な
仕事なら俺も……)

凹んでるところに
陽気な先輩が
「簡単なバイト」を
持ちかけてきます。

小林(先パイの店って
なんか危ねえとこじゃ
なかったっけ)

(でも……
カンタンって……
カンタンなら俺にも
できんのかな……)

二つの気持ちの間で
揺れる小林くん。

闇バイト請けちゃう人の
心理ってこうなのかも……。

そこに通りかかった
宇野くんが大声で挨拶。

先輩が困惑してるスキに
宇野くんを連れて逃げます。

家までの道がわからないと
言われて、送って行くことに。

出迎えたお姉さんに
名前を聞かれて

小林くんをフルネームで
紹介する宇野くん。

何故知ってるかと訊くと……。

続きます。

盆ノ木至『吸血鬼すぐ死ぬ』ドラルクその4

本日11月28日は
ラルクの誕生日です、
めでたい!!

というわけで
ドラドラちゃんの話を。

念のため解説すると

ラルクは新横浜在住の
最弱吸血鬼。

長年城に引きこもってたら
ひょんなことから
使い魔のアルマジロ
ジョンと共に

吸血鬼退治人のロナルドと
同居することに。

個人的にアニメ三期で
見たい回、ドラルク
私生活が明らかになる
12巻138死

「デキる男はベッドが
スゴい」を語ります。

ラルクの不在時に
帰ってきたロナルドが

ふと寝心地が気になって
ラルクの棺の中に
入ってみると……
という話。

ロナルド(思ったより
広いし 寝返りも
打てるな)

棺の中には紙に書かれた
標語やメモが貼って
あります。

「一日二十死以内」

「チャンネル登録
2億人」

「冷蔵庫のハムを
使うこと」

ロナルド(いいの?
吸血鬼の棺桶
こんな生活感
溢れてて

WI-FIのキーとか
貼っていいの?)

他にも筋トレグッズや
着替え、変な音声の目覚ましに
アロマポットまで置いてあり

ツッコミが止まらない
ロナルドが面白すぎる。

棺には冷暖房にマッサージ機能、
間接照明にプラネタリウムまで
ついてるとわかって、羨ましさの
あまり涙ぐむ……。

ところが何故か
棺から出られなくなり……。

蓋が引っかかったのかと
テコになるものを探してたら
ラルクの自伝が
出てきます。

ロナルド「いきなり
アニメ化の計画が
練られてる

お前ふざけんなよ
お前大変なんだぞ
お前」

……実感こもってる……。

暴れてるところに
ラルクが帰宅。

実は下等吸血鬼
「ドソウグモ」のしわざ。

他の退治人を呼ぼうと
するドラルク

そんな暇はない、
何故なら今めっちゃ
トイレに行きたいからだと
ロナルドに力説されて

仕方なく頑張る
ラルクですが

(クモに糸を吐かれて)

ラルク「イヤーッ 
ネバネバするーッ 

私の塵が
体調悪い時の
鼻水みたいに」

福山さんの声で
聴きたい……

「吸血鬼の棺桶にハンターが
入る」って他作品なら

刺し違えてでも仕留める
覚悟でやるもんだろうに
本作ときたら(ほっこり)

続きはまた後日。

連載再開をいつまでも
待ってます……。