昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

桑原水菜『炎の蜃気楼(ミラージュ)』

炎の蜃気楼(90~)は戦国
武将の怨霊たちが蘇り、再び天下を
狙って現世に騒乱を起こす「闇戦国」を
阻止するため、上杉景虎率いる冥界
上杉軍「夜叉衆」が転生を繰り返して
戦うサイキック・アクション小説です。

02年にキッズステーションでアニメ化。
OVA、ドラマCD、続編、舞台なども
作られた人気作。

作中の舞台を巡る、通称「ミラージュ
ツアー」は聖地巡礼の先駆けです。

関俊彦さんがタントラ唱えて戦う
作品の一つでもあります。

大雑把なあらすじは、主人公の
高校生・仰木高耶(おおぎ たかや)は
ある日、自分が上杉景虎の生まれ変わりで
怨霊たちと戦う使命があると言われる。

そんな記憶も自覚もないまま、直江景綱
上杉夜叉衆と共に不可思議な事件に
巻き込まれていく……。

1巻では高耶の親友の成田譲が
武田信玄の霊に憑依されてしまい、
体を乗っ取られるのを阻止します。

毛利、北条、伊達なども登場しますが、
ラスボスは織田信長です。

コバルト文庫っぽくないと
当時色んな意味で話題になりました。
その感想の移り変わりが

1:その設定やアクション多めの内容から
(角川系ファンタジーノベルの
レーベルの方が合ってるのでは……)

序盤の頃はそんな言われ方でした。

2:高耶を護るためなら文字通り
盾になり、プライベートでも何かと
世話を焼きたがる直江の言動が

(本当にただの忠誠心……?)

友人に勧められた2巻辺りはまだ
(これでホモ呼ばわりとか……)と
苦笑していられたのにな……。

3:直江が次第に本性を現しはじめ、
高耶(=景虎)との濃い愛憎劇が
物語の核になっていきます。

5巻までは、あくまで腐女子
妄想でしかなかったのに……!!

「あなたの犬です、狂犬ですよ」
(CV:速水奨

この迷台詞が出るまで、私も友人たちも
「直江さん」と呼んでました。
その後は「直江」「犬」と
呼び名がどんどん酷くなっていきます。

だってこの犬……!(また後日)

 夜叉衆の仲間、安田長秀
(現代名は千秋修平)&
柿崎晴家(現代名は門脇綾子)も
素敵なキャラでした。

続きはまたそのうちに。

炎の蜃気楼 みなぎわの反逆者 第3章 [DVD]

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  • 発売日: 2004/11/26
  • メディア: DVD
 

『リュウソウVSルパパト』その1

『騎士竜戦隊リュウソウジャーVS
警察戦隊パトレンジャーVS
快盗戦隊ルパンレンジャー』(20~)
毎年恒例のVシネマ。

出会いがしらに揉めても、
最終的には力を合わせて
敵を倒すのがお約束。

今回の見所は
圭一郎・バンバの
暑苦しい男前コンビ、

魁利とコウのひねくれ者
&素直コンビ、

つかさに惚れるカナロ、

相変わらず胡散臭い華麗に回転する
ノエルなど。

ルパンレンジャーたちはまだお尋ね者で、
大事な人とも距離を置いているようです。

大雑把なあらすじは
上司に見つからない隠れ家を
探していたクレオンが

洞窟に閉じ込められていた
ギャングラー、ガニマを
外に出してしまう。

ガニマはゴーシュの実験台になっていて、
5つの金庫持ち。

リュウソウジャーの相棒、騎士竜たちを
金庫に捕え、その力で攻撃をはじめる……。

ノエルがコウ、メルト、アスナ接触
コウは敵に吹っ飛ばされてしまう。

ノエルはアスナとメルトに状況説明。
海のリュウソウ族とお宝交換してた
アルセーヌの人脈ハンパねぇ……。

コウを探すトワとバンバは抜き身の剣を
持ったまま街中をうろついて、
圭一郎と咲也に職質→逮捕。

吹っ飛ばされたコウは魁利に
助けられていました。

ノエルはルパンレンジャーに
電話で連絡。

何故かマイナソーやクレオンも
魁利たちの前に現れます。

その頃、つかさはオフでガシャポン三昧。

目当ての「レアじゃがとん」が出ずに
凹んでいると、
「妹から貰ったものだが……」と
カナロがプレゼントしてくれる。

つかさは代金を払おうとするが、
カナロが受け取らないので
「ではお茶でもごちそうさせてほしい」

→カナロ、新たな恋の予感に浮かれる。

しかし二人が入った店には
透真が。

 つかさとのただならぬ雰囲気に
過去の恋人?と誤解するカナロ。
そんな中、この店もマイナソーに
襲われ……。

ルパンレンジャーが狙われたのは、
金庫を開けられるアイテムを
持っているからでした。

続きはまた次回。

柴田亜美『自由人HERO』その2

『パプワくん』などにも共通して
ますが、柴田亜美作品の魅力の
一つが個性豊かなキャラクター。

ギャグの時はとことんバカなのに、
シリアスの時は熱い友情や家族愛を
見せてくれます。

関係性もまた絶妙で、バードは
タイガー、パーパにツッ込みながらも
世話を焼く=バードの方が上の立場。

しかしバードは(女と思って
貢いだ挙句にフラれた)
サクラには頭が上がらず。

貴族のお坊ちゃまでイケメン設定
なのに、どんどん悲惨な目に……。

サクラは誰に対しても上から目線の
女王様ですが、タイガーのことは
気に入ってるっぽい。

(ペット兼下僕な扱いでも
始終くっついてたり、
まっさきに治療したりはしてます)

タイガーはヒーローたちに
出会う前は孤高の虎でしたが、
居候になってからは性格も
フォルム的にも丸くなった……。

リュウは年齢的にも実力的にも
皆より上で、一目置かれている
傍若無人のオッサンキャラ。

弟の白龍との不仲や、末弟のタツ含め
家族エピソードが多かったですね。

家族対抗ムチ合戦回のカオスには
大笑いしました。

キリーはヤンキー少年っぽいのに
お姫様(ぷるる)との純愛エピソードが
あるのが可愛い。

なまじ彼女=失うものがあるせいで
先輩達からそれは不憫な目に遭わされます。

ぷるるとママの話は1巻にも出てますが
この母娘の話は泣けます。

この6人+ヒーロー、タツ
海人界と戦い、

海人界を利用して「青の秘石」を
育てていた冥界の魔族との
戦いに続きます。

海人界最強の戦士で、秘石を
埋め込まれていたクラ―ケンも
その後頼もしい味方に。

魔族との戦いが本格的に始まる
9巻から、皆ちゃんとした服を
着るようになった……。

(幼児だったタツ、ヒーローも
も成長します)

そして「赤い秘石」側=
天上界の3兄弟やガマ仙人も
含めての最終決戦へ。

この時にヒーローの「正体」が
判明します。

テーマとして家族愛、兄弟愛というのは
一貫してましたね。

続きはまたそのうちに。

ところでコミックスにあった4コマが
電子版でカットされてるのは何故?

自由人HERO 9 (ジャンプコミックスDIGITAL)

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柴田亜美『自由人HERO』その1

『自由人HERO』(フリーマン ヒーロー
94~)は人間・獣人・鳥人・花人・蟲人・
竜人・海人の住む七つの世界を舞台に、

羽の生えた「自由人」の少年、
ヒーローと仲間たちの戦いを描く
時にコミカルなアクションバトル
ファンタジーです。

主人公が6才(途中7才になる)で
第一話で結婚するというのも
珍しいですが、

一番珍しいのは

ヒーロー、パーパ、タイガー、バード、
キリー、クラ―ケンと
メインキャラのほとんどが
半裸の男なところじゃないかな……。

序盤、ヒーローは同じ歳のミィと
結婚しても、子離れしない父親の
パーパと一緒に洞窟で暮らしていました。

パーパは森の王者「自由人」
(フリーマン)として
森の平和を脅かす悪い虫や
悪党をやっつけるのがお仕事。

ファンタジー世界のターザンと
いう印象です。

ヒーローを甘やかすだけでなく、
時には一人で戦うよう厳しく
突き放したりと、カッコいい
一面もあるのに

日常ではミィ母のアマゾネスに
頭が上がらず、何かあるとすぐ
友人の獣人タイガーと鳥人バードに
泣きつく有様……。

タイガーは普段は虎の姿をしていて
マスコット枠でもあります。
そのためか虎状態ではちょっとおバカ。

バードも鳥の姿になれますが
基本しっかり者のツッコミ役。

二人ともパーパに次ぐ強さです。

序盤はパーパとヒーローの
親子の絆を中心にした
ほのぼのコメディですが、

話が進むと倒すべき敵が強く、
スケールも大きくなるのは
ジャンプ作品の宿命。

(※月刊ジャンプ連載)

ヒーローの7歳の誕生日に、
パーパの父・人王が登場。

メインキャラの集合や世界観の説明も兼ねた
花人サクラやガマ仙人との修行パートを挟んで、
シリアスが始まります。

 同作者の南国少年パプワくん
設定がリンクしてるので、両方
知ってる方が楽しめます。

(知らなくても問題はありません)

ちなみに『変身王子ケエル』
キャラもいますがこれも(以下略)

シリアスな戦いの最中でもギャグが
挟まれ、キレキレのボケツッコミが
展開する、安定の柴田亜美品です。

続きます。

自由人HERO 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

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河惣益巳『蜻蛉(せいれい)』

『蜻蛉』(せいれい 15~)
中華風の帝国「虯」(キュウ)を
舞台にしたファンタジー作品です。

不思議な力を持つ主人公・
弥夜姫は宮廷の陰謀に巻き込まれ、
父は捕えられ、弥夜姫は皇太子の
後宮に入れられてしまう……。

弥夜(みや)姫は日本っぽい
「尚和国」の出身。

人には見えないものが見える
巫女タイプの姫君ですが
お転婆で型破りで、何をしでかすか
わからないところがあります。

10年に一度、友好国の王族が
虯国皇帝のもとに集まる会談が
行われるため、

弥夜姫は父の王太子と兄の日弥と
共に帝都に来ていました。

 そこで皇太子に見初められ、
「許嫁がいるから」と断るも

おっとりした皇太子は周りの追従を
信じて、焦らしてると勘違い。

帰国を急ぐ弥夜姫たち一行は
途中で軍隊に襲われ、
兄は殺害、父も弥夜も別々に
連れ去られてしまいます。

拉致されたのは弥夜だけでなく、
他の姫君たちもでした。

実は皇帝の側近で、自分の娘を
皇太子の妃にしたい
安寧国(アンニョンこく)の
王太子の策謀によるもの。

「一人だけ選ぶと他の国との
友好に障る」と、会談の場に
いた姫全員を後宮に入れるよう
皇帝を唆したのが原因でした。

この安寧国出身のキャラが
様々な場面で悪役となって
物語を動かしていきます。

娘の梨花(イファ)姫は
悪女ではないのですが、

他の価値観を受け入れず、
空気が読めずに独善的……と
嫌われ役にまわりがち。

 コミックス5巻では遂に
「海で波に攫われ、溺死」を装い

弥夜姫とミャオヤ族のクーラン姫、
ハリム国のアマーラ姫との
逃走の旅が始まります。

「虯」は唐がモデルなのか国際色
豊かで、様々な人種のキャラが
登場します。

クーラン姫は遊牧民の出身で
馬が大好き、
アマーラ姫の国は戒律が厳しく、
イスラムっぽい感じです。

亡国の元王子、アルデシールは
金髪碧眼でペルシャっぽい。

 過去、様々な国と時代の西洋史
和風・中華ファンタジーを描いてきた
華やかでスケールの大きい
河惣作品ならではの

引き出しの多彩さ、引きの強さが
素晴らしい……。

蜻蛉 1 (花とゆめコミックス)

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盆ノ木至『吸血鬼すぐ死ぬ』その6  

アニメ化記念人気投票結果が
発表されて話題になってますね。

何票入れてもOKというルールに
カオスが予想されていましたが
想定の斜め上の結果が出ました。

結論:全力のバカは最高に面白い。

無量大数が基本という、数の概念が
壊れた人気投票に。

那由多だの阿僧祇だの文字通りの桁外れに
エクセルが使えず、手計算で徹夜作業……
何もかもがこの作品らしくて素晴らしい。

それでもドラルク1位で、
主役の意地を見せました。

御神祖様ことお祖父様が2位。

3位:セロリ

ロナルドが悲鳴を上げるほど苦手な
野菜なので(主に嫌がらせに)
頻繁に出てくるけども!!

上記二人以外の登場キャラは
セロリ以下の人気ということに……!

8位のロナルドを除いて
吸血鬼退治人(ハンター)の中で
ランクインしてるのが

ホームランバッター、
ショーカ、
籠目原ミカヅキくん。

ショーカって背景にはよくいるけど、
ほとんど喋ってないのに!?

サテツ、ショット、マリア、
ターちゃん、シーニャ、マスター、
ヴァモネさんたちいつもの
メンバーの立場は一体……。

ヒナイチちゃんが24位って
彼女が一応ヒロインでは!?

10位のヴェントルー・ブルーブラッドは
変態女タビコに靴下取られて下僕にされた
吸血鬼……。

(コミックス10巻のおまけページで補足
されてますが、本編は2コマのみ登場)

みんないかにマイナーなキャラを
ランクインさせるかに全力投球
しすぎ!!

しかも4位には主役回が与えられるはず
だったのに、よりにもよって作者って
笑いの神に愛されてる……。

こんな滅茶苦茶な中で上位に
ランクインしたレギュラーキャラは
本当に大人気と言えます。

個人的に半田くん、
12位おめでとう!!

ママも15位で良かったね!

なお、この手の人気投票企画では
他作品のキャラ名を書いちゃう
お調子者が必ず出るものですが、

同じ掲載誌の入間くんはともかく
竃門炭治郎(17位)は頑張りすぎだろ!!

この漫画のバカバカしくも
ほっこり愉快な雰囲気は癒しです。

アニメ化でもっと広まれー♪

『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』ランドル

本日7月7日はカール・リヒター
フォン・ランドルの誕生日です。
めでたい!!

というわけでランドルの話を。

第一印象は(なんで貴公子キャラが
こんなに太眉なんだろう……?)

試しに眉細くしてみるとバランスが
悪くなるので、彼の我の強さを
現してるのかも。

初登場は27話。
シューマッハ引退後、本編後半の
ライバルキャラとなります。
ハヤトと同じ歳の14歳。

オーストリア貴族で資産家の
金髪碧眼のお坊ちゃまで
常に老執事のグレイスンが一緒。

様々なスポーツにチャレンジしては
あっさり優勝を攫う天才少年。

この設定で性格が生意気でえらそうで
なかったら逆に驚きます。
あとキザ属性でバラは欠かせません。

何でも持っていて何でもこなせるが
本気で熱くなれるものには
まだ出会っていませんでした。

CFレースも昔からの夢とかではなく、
ヒロインのあすかに一目惚れした
ことをきっかけに参戦します。

本来なら一分一秒を争うピットで

「グレイスン、ティータイムだ!」

優雅に紅茶休憩を取るマイペースっぷりに
チームの監督は胃薬が手放せません。

嘗めた態度に先輩から「いっちょ
揉んでやるか」と妨害が来ても
あっさり返り討ちに。

更に人の半分しか走ってないのに
総合第二位の成績だからなぁ……。

シューマッハの第三戦までの
ポイントを引き継いでる
+ランドルの6~10戦の成績)

レースにおいては天才っぷりを
大いに見せつけるランドルですが
あすかの心を射止めるにはほど遠い。

スゴウチームのピットにバラを
投げ入れてアプローチしても

あすか「あたしたちに対する挑戦ね!!」

何故そんな解釈になる……?

あすかへの恋は前途多難ですが、
ハヤトと競ううちにレースそのものを
楽しいと思うようになっていきます。

グレイスンが嬉しそうに
見守っているのが微笑ましい。

この作品ではハヤトだけでなく、
ランドルや新条も成長していくのが
素晴らしいのです!

続編のOVA『11』では
ランドルにシューマッハという
最大の試練が与えられます。

散々な目に遭わされた挙句……(以下略)