142話はもねが実家に
帰宅した際に、現在過去
未来に思いを馳せるお話。
もね子供の頃通っていた
書道教室が閉まることに
なったため、
当時の習字をゲンローさんが
返してくれていました。
(117話)
実家にはそれを届けに
来たのでした。
両親と昔話をしつつ、
「過去」と書かれた
習字を見て、
昔の回想~現在、未来にも
思いを馳せます。
143話は翠ちゃんと
芦川さん。
144話はアキラと
もねとの会話で
関係性や本人たちの
変化が描かれます。
翠ちゃんもアキラも
大分クセのある性格を
してましたが
2人とも丸くなった……。
人との関わりを徹底して
避けていたアキラが
連絡先を教えると
いうのはすごい変化です。
何かまとめに入ったな……と
いう感じが出てからの
145話はもねの職場の
新人くんを通じて
改めて「大丈夫倶楽部」の
理念を説明します。
自分も入部したら大丈夫に
なりますかと訊かれて
もね「大丈夫になること
自体より
自分にとっての大丈夫が
何か模索するのが
目的かなぁ」
「あなたの大丈夫は
あななたけの
ものだからね」
いい言葉だ……。
新人くんがこっそり
自分の大丈夫の秘訣
=カバンの中に
ぬいぐるみを入れてて
持ってるだけで
気持ちがほぐれる
というのを教えて
くれるのがいい……。
そして最終話では
遂に芦川さんがもねに
自分が宇宙人だと
告白します。
冒頭では
もね「知らない
方がいい事って
あるよね」
という一言から
埋まってる親知らずだの
面白かった映画の
レビューが酷評だらけ
だったなどのあるあるに及び、
芦川さんはふと
秘密を打ち明けたら
もねはどんな反応する
だろう、と想像します。
困惑、驚愕、スルー、
冗談にあえてノってくる、
恐怖など、
数ページにも渡って
反応が何パターンも描かれ
ますが、全部想像で……
考え中の芦川さんに
もね
「大丈夫じゃない感じ?」
初対面の時と同じ質問をされて
「実は僕 宇宙人
なんですよね」
本当の答えが描かれて
ませんが、
もねのことだから
素直に受け入れて
くれるに一票。
井上まい先生、
素敵な作品を
ありがとうございました!!
次回作も楽しみに
しております!!