昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

池野恋『ときめきトゥナイト』その2

『ときめきトゥナイト』と言えば、蘭世の恋のライバル/・神谷曜子(以下神谷さん)も印象深いキャラでした。 80年代らしいバイタリティに溢れたイキイキとしたキャラクターでしたね。 意地悪なライバルを魔法で犬やブタに変えて使役するというのはコミカル…

池野恋『ときめきトゥナイト』その1

『ときめきトゥナイト』(82~)は吸血鬼と狼女のハーフの主人公・江藤蘭世(えとう らんぜ)が人間の男の子・真壁俊に恋するラブコメものです。 同年にアニメ化もされました。EDで蘭世が黒マントの下は全裸で踊る姿は今でも語り草になっています。 一言…

冨樫義博『幽・遊・白書』その2

今日は桑原くんの魅力を語ろうと思います! 決して美形キャラではない、けどものすごく男前な人です。 90年代はヤンキーものや族ものマンガが多く、桑原くんも髪型やセンスはそれっぽいんですが 勉強も好きだし人一倍優しいし、「教師からは不良扱いされて…

冨樫義博『幽・遊・白書』その1

『幽・遊・白書』(90~)は一度死んだはずの主人公・浦飯幽助が霊界からの温情で「霊界探偵」として蘇り、様々な妖怪たちと戦うお話です。 92年にはアニメ化もされました。 序盤の蘇りのための試練などはほのぼのとした人情モノでしたが、 蔵馬と飛影が…

あしべゆうほ・池田悦子『悪魔(デイモス)の花嫁』その2

『悪魔の花嫁』の魅力は、何といっても美麗かつ緻密な絵で繰り広げられる基本1話完結の様々な物語。 デイモス・美奈子・ヴィーナスは狂言回しで、だいたいゲストキャラが話の中心となります。 ミステリー、ホラー、ファンタジーと分類に困るほどバリエーシ…

あしべゆうほ・池田悦子『悪魔(デイモス)の花嫁』その1

『悪魔の花嫁』(75~)は池田悦子原作、作画・あしべゆうほ。分類するとホラー要素のあるファンタジーでしょうか。 大雑把にあらすじを説明すると、普通の女子高生・美奈子のもとにある日悪魔(デイモス)が現れ、「お前は私の花嫁だ」と宣言。 黄泉の国…

平野耕太『HELLSING』その2

90年代には緻密な絵柄のガンアクションものが多く、その中でもこの作品が突出しているのは 「ヒラコー節」と呼ばれる独特の台詞回しと一癖も二癖もある濃いキャラ造形。 殺伐とした世界の中で「やはり人間は素晴らしい」という一貫した人間賛歌のポリシー…

平野耕太『HELLSING』その1

『HELLSING』(97~)は現代の英国を舞台にした吸血鬼退治&ガンアクションものです。 メインキャラとあらすじを簡単に説明すると 吸血鬼退治専門の「HELLSING機関」に所属する最強吸血鬼アーカードとその下僕にされた女吸血鬼、元婦警のセラス。 彼らの主…

特撮の悪の女王・曽我町子さん

先日、東映特撮YOUTUBE Officialにて『時空戦士スピルバン』(86~)の公開が始まった記念に 悪の組織「ワーラー」のパンドラ女王を演じた故・曽我町子さんについて語りたいと思います。 団塊ジュニアなら曽我町子さんといえば『電子戦隊デンジマン』(8…

杉田圭『超訳百人一首 うた恋い。』

『超訳百人一首 うた恋い。』(2010~)は 百人一首の句をもとにした、かなり創作成分を含んだ物語です。 コミカルな話から悲恋の物語まで、内容は色々。 2012年にはアニメ化もされました。 百人一首は教科書にも載っているし、授業で習うこともあり…

伊藤悠『シュトヘル』

『シュトヘル』(09~)は現代の高校生男子須藤がある日「鈴木さん」という女子高生と出会ったことから意識が過去に戻り、 モンゴル軍によって処刑された西夏の女兵士「シュトヘル」(=亡霊)として 西夏文字を後世に伝える玉の文字盤「玉音同」を護ろう…

『少女革命ウテナ』その2

物語の重要な鍵である姫宮アンシーについて。 褐色の肌の美少女はララァやナディアなど他作品にもいますが、メガネっ娘は珍しい。 「私は薔薇の花嫁。決闘で勝った方の思いのままです」と宣言し、実際に従順なアンシー。 天然で可愛いところもあるのですが、…

『少女革命ウテナ』その1

『少女革命ウテナ』(97)は王子様に憧れて自分も王子様を目指す男装少女・天上ウテナが 「世界を革命する力」を持つ薔薇の花嫁こと姫宮アンシーを巡って決闘者(デュエリスト)たちと戦いを繰り広げる不思議なアニメです。 簡単に言うと(友人談)ベルば…

昭和の局地的流行3 生まれ変わり

生まれ変わりの物語は江戸時代の怪談『累が渕』(かさねがふち)のように昔からあります。 しかし何故か80年代のマンガに多かった気がするのはオカルトブームのせいでしょうか。 池野恋『ときめきトゥナイト』(82~)では主人公江藤蘭世と真壁俊くんは…

昭和の局地的流行2 70年代「隠し子・私生児」設定

「あるある」と言うほど多くはないけど確実にその時代に結構な数があったものに隠し子や私生児の設定があります。 一口に私生児と言っても、未婚のまま出産したか離婚後に妊娠が発覚したのか、 一緒に暮らして育てたか、どこかに預けてたか親子仲は良いのか…

仮面ライダーエグゼイド 檀黎斗(だん くろと)その2

本日10月16日は仮面ライダーゲンムこと檀黎斗を演じた岩永徹也さんのお誕生日です、めでたい!!! というわけで、前回はバグスターとして檀黎斗が復活したところまで書いたので、続きを語らせてください。 ヒロインのポッピーの協力によって蘇った黎斗…

宮原ナオ『三軍神参上!』その2

『三軍神参上!』は学園モノながら、それ以外から持ち込まれる事件も多く 京介が夜な夜な人を空手で暴行していたと壁新聞に書かれ、新吾と冷四郎が犯人捜しをするうちに 「関西番長連盟」と、それに対抗する関東の組織「御条番長連合」の双方と出くわす……。 …

宮原ナオ『三軍神参上!』その1

『三軍神参上!』(82~)は下河原高校を舞台に柔道の新吾、空手の京介、剣道の冷四郎の三人、通称「三軍神」がケンカにスポーツに人情話にラブコメにと大活躍する、ドタバタ学園モノです。 最初は京介が大阪から「新吾と冷四郎を倒しに」転校してきたと宣…

いがらしゆみこ・水木杏子『キャンディ・キャンディ』その2

『キャンディ・キャンディ』の魅力の一つは活き活きとしたキャラクターたち。 主題歌の「おてんば いたずら 大好き」の歌詞に違わず 寮のカーテンをロープ代わりに向かいの男子寮の(間違えてテリィの)部屋に飛び込み 反省室から脱走し、屋根伝いにアルバー…

いがらしゆみこ・水木杏子『キャンディ・キャンディ』その1

『キャンディ・キャンディ』(75~)は20世紀初頭のアメリカを舞台に、孤児のキャンディがあらゆる苦難を乗り越え、恋に仕事に強くひたむきに生きていくお話です。 76年にはアニメ化もされました。 実は一言で言うと「壮大な足長おじさん」 キャンディ…

柴田亜美『南国少年パプワくん』

『南国少年パプワくん』(91~)は謎の島パプワ島に流れ着いた青年・シンタローと島の住人で不思議な力を持つ少年・パプワくん&愉快なナマモノとの交流を描いたコメディ作品です。 序盤はギャグ中心でしたが、次第にシンタローが父親のマジック総帥から盗…

『神谷浩史・小野大輔の~Dear Girl Stories~』その2

折角DGSの話題が出たので、もう少し詳しく解説を。 序盤のDGSはスポンサーの『コミックシルフ』と連動し、 連載漫画の紹介+小野さん神谷さんで一部シーンを再現それに加えて、作者からの相談や質問などを受け付ける「シルフ談話室」というコーナーが…

『神谷浩史・小野大輔のDear Girl ~Stories~』その1

祝!!600話!! 『神谷浩史・小野大輔のDear Girl ~Stories~』(通称DGS)は「たった一人の乙女(アナタ)のための一途なラジオ番組」というフレーズで2007年に始まりましたが フタを開けてみると「常に予想の斜め上を疾走するオタク大歓喜の珍…

昭和の少女マンガ 70年代の「プレーボーイ」その2

プレーボーイは大抵、一途な愛を捧げる男の前に敗北する当て馬の役どころですが 例;前原滋子『恋のA級ライセンス』 純情なヒロインに心打たれ、プレーボーイを返上した場合はハッピーエンドも可能です。 例;神崎順子『プレーボーイなんてこわくない』 そ…

仮面ライダーエグゼイド 鏡飛彩(かがみ ひいろ)

本日10月7日は鏡飛彩役、瀬戸利樹さんの23歳のお誕生日です、めでたい!!! というわけで、今回はエグゼイドの二号ライダー、仮面ライダーブレイブ・鏡飛彩について語ります。 エグゼイドはライダーの大半が医者で、飛彩先生は天才外科医です。 更に大…

昭和の少女マンガ 70年代の「プレーボーイ」その1

少年マンガで女のパンティにこだわっていた頃、 少女マンガでは「プレーボーイ」たちがヒロインに強引に迫っていました。 70年代少女マンガはアメリカやヨーロッパの映画やドラマの影響が強いのか 外国が舞台の作品が多く、男女共に恋愛に積極的な描かれ方…

徳弘正也『シェイプアップ乱』

『シェイプアップ乱』(83~)はボディビルで鍛えた怪力巨乳娘、寿乱子こと乱ちゃんと愉快な仲間たちのちょっとHなギャグ漫画です。 女の子が主人公のマンガはジャンプ作品でもそれなりにありますが、 鼻毛抜いて泣きマネしたり、イケメンマッチョ(でも…

昭和の少年マンガのパンティ幻想 

私が小学生だった頃、80年代前半の少年マンガではやけに女の子の「パンティ」にこだわっていました。 もう「パンティ幻想」と名付けてもいいレベルで。 『さすがの猿飛』ではすごい忍術である「神風の術」がスカートめくりに使われ、 『コータローまかり通…

川原由美子『観用少女』(プランツドール)

川原由美子『観用少女』(92~)は美少女人形の姿をした植物「プランツドール」と、その購入者との関わりを描いたオムニバス形式のファンタジー作品です。 舞台は現代の香港の裏町っぽいですが特にどことは明言されていません。 少女(プランツ)は自分で…

『ガンダムビルドダイバーズ』その2

『ビルドダイバーズ』の魅力の一つは個性的なキャラたち。 主人公気質のまっすぐな少年・リクと謎めいたヒロイン・サラの見事ないちゃいちゃストロベリーっぷり。 リクを支えるユッキーの相棒感、 初心者なので戦力的には弱いけど、何をしでかすかわからない…