昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

漫画

大西巷一『乙女戦争』その3

『乙女戦争(ディーヴチー・ヴァ―ルカ)』最終巻12巻、本日発売!! というわけで記念に語ります。 ※多少ぼかしますがネタバレがあるので未読の方はご注意ください。 念のため説明しますと、15世紀ボヘミア(チェコ)の宗教戦争「フス戦争」を描いた歴史…

芦原妃名子『Bread&Butter』

『Bread&Butter』(ブレッド&バター 13~)は、とある事情で夢だった教師を諦めた主人公・柚季(ゆずき)と、元漫画家でパン屋兼文房具屋の原洋一との恋と再生の物語です。 序盤、無職になった柚季は婚活を始めますが惨敗続き。 しかしその時の経験から…

大河原遁『王様の仕立て屋 ~サルト・フィニート~』

『王様の仕立て屋』(03~)は、イタリア・ナポリで急ぎ仕事を請け負う日本人の仕立て屋・織部悠(おりべ ゆう)を主人公にしたコミカルな雰囲気の洋服マンガです。 現在は日本編の『王様の仕立て屋~下町テーラー~』が連載中。 その専門知識や技術で、客…

池辺葵『繕い裁つ人』

『繕い裁つ人』(つくろいたつひと 09~)は、祖母から受け継いだ下町のオーダーメイド洋裁店の二代目・南市江と周囲の人々との服にまつわる穏やかな物語です。 15年には中谷美紀主演で実写映画化しました。 序盤、市江(いちえ)の作る洋服を卸してほし…

大羽快『殿といっしょ』

『殿といっしょ』(09~)は戦国武将を史実をベースにしながらも極端なキャラ付けで愛すべきボンクラにしたドタバタ系の四コマギャグ漫画です。 10年にOVA化、11年にTVアニメ化、12年に実写舞台化しました。 眼帯マニアの伊達正宗すぐ放火しよ…

ゆうきまさみ『でぃす×こみ』

『でぃす×こみ』(14~)は少年漫画家志望の主人公・女子高生の渡瀬かおるが兄がかおるの名前で投稿したBL作品でデビューすることになってしまい、担当にも言えず物語作りに右往左往するコミカルな漫画家マンガです。 『でぃす×こみ』が受賞作のタイトル…

山田芳裕『へうげもの』その2

『へうげもの』には魅力的なキャラが沢山。 いずれも歴史に名を残す武将や芸術家たちなので、そのまま書いても面白いネタに濃厚なアレンジが加わっています。 厳しい時は恐ろしいけど、華やかでスケールの大きなカリスマの信長。 安土城天守閣内のあまりの豪…

山田芳裕『へうげもの』その1

『へうげもの』(05~)は戦国~江戸初期に実在した武将で、芸術家でもあった古田織部を主人公とするコミカルな語り口の歴史漫画です。 11年にはアニメ化しました。 芸術家と書きましたが、正確にはこの時代では「数寄者」(すきもの)です。 序盤はまだ…

蛇蔵『決してマネしないでください』

『決してマネしないでください』(14~)は理系の大学生・掛田くんが学食のおばさん(と言っても少し年上くらい)飯島さんに告白してフラれたのをきっかけに 再チャレンジすべく、ゼミの教授・高科先生と仲間たちと共に飯島さんを誘って科学実験を繰り広げ…

みなもと太郎『風雲児たち』

『風雲児たち』(79~)は幕末を描くためにあえて関ヶ原から始めた、壮大な歴史漫画です。 ペリーが出るまで20年かかったという……。変態じゃ変態の所業じゃ(大絶賛) 作風はかなりデフォルメされており基本はギャグですが劇画タッチで進むこともあるな…

江口夏実『鬼灯の冷徹』その1

『鬼灯の冷徹』(ほおずきのれいてつ 11~)は閻魔大王の第一補佐官、有能で厳格な鬼人・鬼灯を主人公に、地獄の世界と住人たちをコミカルに描くギャグ漫画ですです。(ネタがネタだけにブラックコメディ?) 14年にアニメ化され、17・18年にも分割…

平野耕太『ドリフターズ』その2

『ドリフターズ』の魅力の一つはキャラクター。どいつもこいつも強烈で、その中でも突出して濃いのが主人公のお豊。 口癖が「首おいてけ」の薩人マシーン。 薩摩弁なのは素朴さとマイペースなキャラ立て効果もあるのでしょうが、めっさ可愛い……。 常に死と隣…

平野耕太『ドリフターズ』その1

『ドリフターズ』(09~)は主人公・島津豊久をはじめとする古今東西の歴史上の人物が、エルフやドワーフが存在するファンタジー世界に召喚されて闘う、異世界バトルものです。 略称は『ドリフ』16年にアニメ化しました。 誰だ最初に「戦だヨ!全員集合…

作画:行従妹『北斗の拳・イチゴ味』

原案:武論尊・原哲夫シナリオ:河田雄志 『北斗の拳・イチゴ味』(13~)は原作公認の、そっくりな絵で描かれる愛に溢れたパロディ漫画です。 15年にはTVアニメ化しました。 『北斗』のような濃い絵柄とキャラクター、極端な設定に加えて展開は大真面…

椿いづみ『月刊少女野崎くん』その2

『野崎くん』は野崎・千代コンビだけでなく、アシスタント仲間の花担当のみこりん、トーン担当の若、背景担当の堀先輩など多数の魅力的なキャラが登場します。 みこりん=御子柴実琴(みこしば みこと)は一見イケメンのチャラ男風なのに、 意外と照れ屋でツ…

椿いづみ『月刊少女野崎くん』その1

『月刊少女野崎くん』(11~)は、高校生で少女マンガ家の野崎梅太郎と、彼に告白したら何故かアシスタントをすることになった同級生の佐倉千代を中心とした、学園ラブコメ風味の四コマギャグ漫画です。 14年にアニメ化しました。 1話完結なので何巻か…

獣木野生『PALMシリーズ』その2

ジェームスの過去は何度も回想シーンの形で出てきていましたが、その詳細は『蜘蛛の文様』にて明かされました。 ジェームスの体は傷だらけで、肩は犬の噛み傷、脇腹にあるのは散弾銃痕なのは知ってましたが どういう状況でそれがつけられたのかがこの章で判…

獣木野生『PALMシリーズ』その1

『PALMシリーズ』(パーム 83~)は80年代のLAを舞台に、元医者の探偵カーター・オーガスとその助手、ジェームス・ブライアンを中心としたアクションありオカルトありの壮大で濃密な物語です。 元のPNは「伸たまき」「ウイングス」最長連載作品…

九井諒子『ダンジョン飯』その2

序盤は倒した魔物を料理して食べては先へ進むことに重点が置かれていましたが、 4巻で一旦ファリンを復活させたところ迷宮を作った「狂乱の魔術師」によって魔物の姿にされ、連れ去られて以降は 迷宮の謎と深く関わるようになっていきます。 1話の時点でパ…

九井諒子『ダンジョン飯』その1

『ダンジョン飯』(ダンジョンめし 14年~)はダンジョンを探検中、炎竜に喰われた妹を救うため、兄ライオスと仲間たちが魔物を食糧にしながら進む、コミカル要素多めのファンタジー作品です。 創作物の魔物は、退治する対象として登場するものであり「食…

『しろくまカフェ』

『しろくまカフェ』(12~)はヒガアロハ原作。文字通り白熊が経営するカフェを舞台に、動物と人間たちが繰り広げるコメディタッチなほのぼのアニメです。 アニメ中心で語ります。原作とは設定が異なる部分が多いのでご注意ください。 メインのキャラはし…

長田悠幸・町田一八『SIORI EXPERIENCE』その2

マンガで「音」を表現するのはとても難しいと思いますが この作品の音楽を聴いた時の衝撃や感動の演出は、それはそれは素晴らしい。 しかもキャラがセリフで解説することなく「音に圧倒される感覚が絵で伝わる」 読んでるとぞわぞわ鳥肌が立ちます。 勿論、…

長田悠幸・町田一八『SIORI EXPERIENCE』その1

『シオリ エクスペリエンス~ジミなわたしとヘンなおじさん』(13~)は地味で大人しい英語教師・本田紫織が伝説のギタリスト、ジミ・ヘンドリクスの霊に取り憑かれ、 「27歳が終わるまでに音楽で伝説を残さないと死ぬ」と言われてしまい ワケありの生徒…

火鳥『ひとりあそび』

『ひとりあそび』(18~)は傑作歴史ギャグ漫画『快楽ヒストリエ』の作者、火鳥(ひとり)さんの短編集。最新刊です。 「快楽天ビースト」以外にも様々な雑誌に描いた読み切り作品が載ってます。 基本ギャグですが、ラブコメやファンタジー、SFなどどれも…

野田サトル『ゴールデンカムイ』その2

『ゴールデンカムイ』で真っ先に語りたい魅力はやはり主人公杉元と、ヒロイン・アシリパのキャラと関係性。 「俺は不死身の杉元だッ!!」の叫びと共に一体どれほどの死線をくぐって生き延びたのか心身ともに強靭な、無敵の殺戮マシーン。 しかし素の性格は…

野田サトル『ゴールデンカムイ』

『ゴールデンカムイ』(14~)は明治末期の北海道を舞台に、日露戦争で「不死身の杉元」と呼ばれた青年兵士・杉元佐一と、アイヌの少女アシリパが アイヌの金塊を巡る争いに身を投じ、襲い来る試練に強くたくましく立ち向かうアクション漫画です。 (本当…

吉田秋生『海街Diary』その2

『海街Diary』は四姉妹だけでなく、他のキャラのエピソードも素晴らしい。 すずと同じサッカーチームに所属するエースの多田くんが、足を腫瘍のため切断することになります。 動揺するチームメイトたちや、しっかりしているようで一度は行き場もなくさまよう…

吉田秋生『海街Diary』その1

『海街Daiary』(06~ うみまちダイアリー)は鎌倉を舞台に、香田家の4姉妹を中心に繰り広げられる時に切なく、時にほのぼのした優しい物語です。 1巻ごとに独立したエピソードなのでどの巻から読んでも問題ありません。 2015年に実写映画化しました…

萩尾望都『王妃マルゴ』その2

ノストラダムスの予言は当たり、 マルゴの恋人はギーズ公アンリ(カトリック勢力代表) マルゴの夫はナヴァル王アンリ(プロテスタント勢力代表) そして敵は、兄王アンリ3世となりました。 序盤のまだ子供だった頃から伏線が仕込まれているのが、読み返す…

萩尾望都『王妃マルゴ』その1

『王妃マルゴ』(12~)は16世紀フランスの宮廷や内戦を、フランス王女マルグリット・ド・ヴァロア(愛称マルゴ)の視点で描く歴史モノです。 本日7巻が発売されたので記念に語ります。 序盤のマルゴはまだ6歳。素敵な結婚や王子様に憧れる、夢見るお…