第50話は「ラオウ
乗り物オーディション」
回想シーンでは既に
登場してるラオウですが
本編の時系列では
まだ姿を現して
いません。
物語で一番の強敵にして
北斗の長兄に相応しい
登場の仕方を
どうするか思い悩む
脚本家の武藤さん。
ふと休憩中につけた
テレビの時代劇を見て
馬での登場を提案。
ラオウ役・島田さんに
試しに乗ってもらうと……
スタッフ「島田さんが
大きすぎて馬が
小さく見える……」
(島田さんは身長210
cm、体重145kg)
馬を借してくれた厩舎の
人は「北海道まで行く気が
あるなら」と、
ばんえい競馬用の大きな
馬を紹介してくれます。
北海道の厩舎の人
「普通の馬が500kgと
して この子は1トン
越えてるから2倍ですね」
「ばんえい競馬は
重いソリを引っ張るんです
力もありますよ」
大きさと迫力に圧倒される
監督ですが、島田さんは
その精悍な美しさに
魅了されていました。
島田さんが撫でてみると
背中に乗れ、と馬からの
合図。
島田さんのラオウの衣装が
入ったバッグの匂いを嗅ぎ、
興味があるそぶりも
見せます。
厩舎の人「この子は
引退したばかりなんですが
新しい活躍の場を
察したのかもしれない
ですね!」
島田さんが衣装を着け
島田さん「お前
賢い馬だな
これでいいか?」
ここ本当にラオウが
言ってるようで
ちょっと萌えた……。
そして馬にまたがって
みると……
監督「目の錯覚か!?
馬の装備が一瞬
世紀末仕様に!!」
スタッフ「北海道の
大自然が ここだけ
世紀末に見えます!!」
そんな幻が見えるほどの
異様なハマりぶりに
一緒に来た二人も
大絶賛。
監督が島田さんに
今の心境を訊くと
島田「ここからだと
人が本当に小さく
見える……
これが世紀末に君臨
する 王の心境か!!」
※島田さんは元バレー
ボール選手からタレントに
転向、役者は初挑戦。
なんか役者として
開眼してる……!?
ラストにこの馬の名前を
尋ねると「ブラック
キング号」という答えが。
島田「だったらドラマでは
世紀末らしく……
黒王号って呼ぶのは
どうだ!?」
こうしてラオウの
愛馬が誕生します。
続きます。