6本目の「フラワー
ランゲージ」も
お花の話。
今回の主役は近所の
女子高生、谷川
花耶子(かやこ)ちゃん。
両親の仕事の都合で
カナダへ移住した親友、
九曜(くよう)ちゃんの
ことを考えて寂しい気分に
なっていると、知世ちゃんに
話しかけられます。
知世「何か お困り事が?」
花耶子「九曜ちゃんとは
今 あまり連絡を
とっていないの
大事な試験が
あるみたいだから
じゃましないように」
でももしかしたら今までの
メールや手紙や、話しかけ
たりしたことも全部
迷惑だったのかも……と
負のスパイラルに
陥ってる状態。
知世「考えすぎでは?
とりあえず様子だけ
聞いてみたら?」
口実になるイベント、
年賀状とかバースデー
カードみたいに気軽に
出せるものなら……と
言われて、調べ始める
知世ちゃん。
知世「……あ これは?
“スズランの日”」
お父さんが知世ちゃんを
迎えに来たところで、
3人で一緒に花屋へ。
花屋さん「フランスの
習慣で 幸福を願って
大切な人にすずらんの
花束を贈るんです」
知世「何か良い口実に
なりそうかしら」
→花耶子ちゃんは学校で
友達がポーチに自作の
刺繍をしてるのを発見。
ハンカチにすずらんの
刺繍をして贈ることに。
最中に九曜ちゃんから
メールが届きます。
花耶子「試験がやっと
全部終わったから
これからはたくさん
話そうって」
贈られたハンカチを
ピンチで留めて、
部屋に飾って見上げてる
シーンだけで
九曜ちゃんにとっても、
花耶子ちゃんは
大事な存在だと
伝わるのがいい。
7本目の「ジェントル
レイン」は帽子の話。
冒頭、旅行中のひいおばあちゃん
から、知世ちゃんにオシャレな
帽子が送られてきます。
しかしサイズが
大きかったので
直してくれるお店へ。
帽子屋のお姉さんの
「私も舞台の小道具
として帽子を作ってる
ような気持ちがあるし」
現実とは別に、
もう一人の「自分」が
必要な時がある。
帽子はその自分のための
世界を成り立たせる手助けに
なる、という台詞が印象的。
一人で完結する美しく
静かな世界というのが
本作らしい。
続きはまた後日。