昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

椿いづみ『月刊少女野崎くん』その1

月刊少女野崎くん(11~)は、
高校生で少女マンガ家の野崎梅太郎と、
彼に告白したら何故かアシスタントを
することになった同級生の佐倉千代を
中心とした、学園ラブコメ風味の
四コマギャグ漫画です。

14年にアニメ化しました。

1話完結なので何巻から読んでも問題ないです。

大雑把に分けて、

1:野崎くんや千代ちゃんたち個性的なキャラの
ブコメやおかしな言動へのボケツッコミ。

2:漫画家や漫画制作に伴うあるある。

3:野崎くんが描いているマンガの展開や
珍妙なアイデアに千代ちゃんたちが
ツッコミを入れる。

1だけでも十分面白いのに、2と3もあるので
話のバリエーションが多彩です。

普通、少女マンガ描いてる料理上手な男子高校生と
いうと、繊細で中性的なキャラ造形になりそうですが

野崎くんは身長190センチの元バスケ部、
表情が薄めのぬぼーっとした雰囲気の人。

でも作品傾向は恋愛中心の王道の学園モノで、
PNは夢野咲子というギャップが素晴らしい。

極度にマイペースなところもありますが
下に弟妹がいるせいか面倒見はいいです。

千代ちゃんは小柄で大きなリボンが本体。

小動物的な愛らしさのあるヒロインで

アニメでは声と動きがついて、魅力が更に倍増。

「うおおおおおおお」と叫びながら転がっても
可愛いってすごい……!!

告白を誤解されたのがきっかけで
アシスタントになりましたが

美術部の千代ちゃんが描いたポスターを見て
「はみ出しが少ない=いい仕事するだろうな」と
以前から目をつけていたのも確かです。

野崎くんの予想は当たり、作画ミスを
容赦なく指摘するしっかり者の
ベタ担当になりました。

基本的に野崎くんがボケで、
千代ちゃんがツッコミです。

とはいえ千代ちゃんも結構天然で、
巻を重ねるうちに鈍感な野崎くんも
少しは意識する言動が出てきたのに

後になってから「ああああああ!!!」と
思い至ったりとなかなか進展しません。

傍から見れば十分微笑ましいカップ
なんですけどね。

次回に続きます。