『北斗の拳・イチゴ味』(13~)は
原作公認の、そっくりな絵で描かれる
愛に溢れたパロディ漫画です。
15年にはTVアニメ化しました。
『北斗』のような濃い絵柄とキャラクター、
極端な設定に加えて
展開は大真面目にシリアスという作品は
何気ないことをさせるほど
強烈なギャップが生まれます。
イチゴ持って笑うだけで
面白いんだからズルいよ……!!
この作品では聖帝サウザーが推されており
声は原作と同じく銀河万丈さんが担当。
サウザーがアホな小学生男児のような言動で
他のキャラに迷惑をかけまくりました。
シェイクがうまく吸えずに苦戦するだけで
まるまる1話(2分)使ってましたが
こんなの笑わずにいられるかーー!!!
サウザーがメイン格のため、南斗側の出番が多く
影が薄かろうと苦労しようと
レイが生きてる!ありがとう……!!
と涙ぐんだ人多数。
シンもルイという生きがいを見つけて幸せそうです。
また原作へのツッコミもネタの一つであり、
ユダの紋章「UD」に、本来のユダの綴りは
「JUDA」→お前ウダだろ。
種もみを悪党どもから守ろうとして殺された
爺さんの墓に種もみを撒くな!!
海のリハク、マジ無能。
というのは、原作連載時でも言われていましたね。
ユダが侍らせている女たちがただのアルバイトで
態度が結構雑なのが(原作では怯えていただけに)
すごくツボです。
サウザーの足を刺したターバンの少年、
原作では「愛ゆえに人は苦しまねばならぬ!!」
という台詞の前フリのためのキャラでしたが
『イチゴ味』ではサウザーの天敵のような
扱いになっており、
名前もないのにフィギュアまで作られる有様。
アミバはトキとワンセットのような扱いで、
何故か妙に嬉しい……。
原作未読でも楽しめるとは思いますが
やはり先に読んだ方がいいかも。
というか読んでほしい!ぜひ!!
笑えるだけでなく、キャラに思い入れがあると
よりほっこりします。
笑った後、原作の名場面を思い出して涙が出ることも……。