『真紅の少年伝説』(88~)は
聖闘士星矢劇場版三作目。
いつもより長いとはいえフォーマットは同じ
なんですが、見所は結構あります。
何より荒木・姫野絵の美しさよ……!!
あらすじはアテナの兄・アベルが復活。
人類を滅ぼして共に地上を治めようと
持ちかける。
何故か星矢たちを無視してついていく沙織。
止めようとする星矢はアベルに仕える
コロナの聖闘士の一人、アトラスに阻まれる。
これからは我らがアテナとアベルを守ると
12宮で死んだはずの黄金聖闘士が現れる。
沙織に見捨てられたと落ち込む星矢たち。
その頃沙織はアベルと二人きりになったところで
彼を倒そうとし、返り討ちに。
(憤るシュラとカミュは粛清される)
星矢は単身、アベルのいるコロナ神殿に向かい
それを瞬・紫龍・氷河が追う。
アトラスに敗れた星矢のもとに、サガが現れる。
コロナの聖闘士たちを倒し、ボロボロの姿で
アベルのもとへ辿り着く星矢たち。
彼らの小宇宙に呼び覚まされ、蘇る沙織。
そして射手座の黄金聖衣をまとい、
黄金の矢でアベルを倒す……。
・一見裏切ったように見せかけてサガが
重大なことを伝え、説教した後に敵と相討ち
・星矢だけでなく紫龍と氷河も黄金聖衣を
纏い、神への攻撃がそのままはね返るなど
後のポセイドン編・ハーデス編を思わせる
エピソードがここで使われています。
また序盤、沙織さんがいつもと違うワンピース姿で
アベルの前ではしゃぐという珍しい姿が見れます。
兄妹で仲良しな場面は微笑ましいですが
死んでるアテナにキスしたり、氷の棺を作るよう
氷河に命じたりと、だいぶアレな兄さんです。
笑いどころは、崖から落ちそうになった瞬が
助けられた際に「ありがとう、に……紫龍……」
(アフロディーテに)一輝「オレには薔薇は似合わん」
ED『You are my reason to be ~愛は瞳の中に』は
背中合わせのまま夜空を見上げている星矢と沙織さんが
最後に手を繋ぐのが素敵。
(背中がくっつかないのが二人らしい距離感です)
昭和から平成に移る頃、何よりも星矢が好きだったので
平成最後の日も、星矢を語ってみました。