『とっても!ラッキーマン』
(91~)は宇宙一ラッキーな
ヒーロー、ラッキーマンが
その強運だけで敵を倒すアクション
ギャグ漫画です。
宇宙一ツイてない中学生、
追手内洋一(ついてない
よういち)を主人公にした
変身ヒーローものとも言えます。
94年にテレビアニメ化しました。
この作品最大のラッキーは
伝説のアニメーターによるOPは
神がかってます。
特にキャラの増えた後期OPは
金田アクションと金田びかりが
存分に使われていて必見です。
あらすじを大雑把に説明すると
宇宙一ツイてない中学生・追手内洋一は
UFOの下敷きになって死亡しますが
宇宙一ラッキーなヒーロー、
ラッキーマンと合体して生き返ります。
普段は何かというと
「ツイてね~」ことばかりですが
地球にピンチが訪れた時は
ラッキーマンに変身して出動、
ラッキーの連続で勝利するのでした。
※人格は洋一のまま。
額についてる湯呑みは伸びて
武器にもなります。
茶柱が立つ=演技がいいと
今は言わなくなりましたね……。
彼が想いを寄せる美少女は
ラッキーマンに夢中とか
変身ヒーローもののフォーマットは
ちゃんと踏まえています。
ラッキーマンの決め台詞
「ラッキークッキー矢代亜紀」
を、OPで矢代亜紀本人が歌ってる
のもすごい話だ……。
最初はラッキーマン一人で
一話完結でしたが
次第に彼を師匠と慕う努力マンや
目立つことが目的のスーパー
スターマンなど
他のヒーローも登場するようになり、
ジャンプのお約束である
トーナメントバトル開催へ。
つまりバトルもののフォーマットにも
沿っています。
特に努力マンの兄二人・
勝利マン&友情マン、
美形キャラの天才マンなどが
登場する頃はかなり盛り上がって
ました。
このメンバーは薄い本も沢山
逆に言えば、王道を踏まえていれば
出オチ的な設定や落書きのような絵でも
ヒット作品となることを証明
した作品と言えます。
(『ボーボボ』もそうですね)
後にデスノート原作者になるなんて
このリハクの目を(以下略)