昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

西修『魔入りました!入間くん』その2

『入間くん』第一の魅力は個性的な
キャラクターたち。

入間くんはほんわかした癒し系キャラで
健気で可愛く、

お人好しすぎて危なっかしいと思いきや
意外なタフさや芯の強さを発揮します。

理事長が溺愛したくなるのも
わかります。

7巻の、とある事情で人格が変わった
「入魔くん」もこれはこれで素敵……。

ちょっと夢幻魔実也っぽくもある。

それはともかく、周りのキャラたちも
彼に影響されて成長していくのが実に素晴らしい。

最も変化が大きいのは、魔王になるという
野心を持ち、力が全てと思っていた
サブノックくんでしょう。

(魔王になりたい理由は「一番カッコイイから」)

禁止されていた場所へ踏み込んで
叶わない相手に戦いを挑んでピンチになったのを

入間くんに救われて以来、
彼を「ライバル」と認めます。

その後、入学早々に暴力を振るった教師に
心から謝罪したり、

叶わない相手とわかればアスモデウス
(通称アズくん)を説得して
撤退を促したシーンは目頭が熱くなりました。

その際の
アズ「(礼など)勢いでもなければ言えるか!
ただでさえ情けないというのに!!」

サブロック「なにを言う 我々は今!
最高にカッコイイわ!!」

「カッコよさ」に命がけでこだわっていた男が
「我々」と他者も称賛したのだから
このセリフの重みは相当ですよ……!!!

 

また「成長」枠ではない大人キャラも
関係性が変化していきます。

カルエゴ先生は厳しくても、判断は公平で
認める時はちゃんと認めてくれます。

理事長が「うちの子どうですか?」を
やりたがったために

突然、先生が家庭訪問する羽目になる
エピソードはほっこりしました。

急な指示だったのに生徒の長所短所・
短所の対策や将来の職業のすすめまで

詳細に書かれたノートが人数分あるって、
いい先生すぎる……!!

 バラム先生と仲良しとか、オペラさんに
頭上がらないとか、おいしいネタが
増えまくってますね……

使い魔姿も可愛いくて、今からグッズが楽しみです!

まだまだ語り足りないですが、今回はこの辺で。