昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

緑川ゆき『夏目友人帳』その19(31巻感想4)

田沼くんがあやかしから
話を聞いていると
伴が現れ、あやかしは
彼を怖がって消えます。

田沼くんは夏目の
元に向かおうとしますが
伴が話かけてきたり

逃げた先でも
強烈な人に絡まれたりと
なかなか合流できません。

あの奥様ほんと
何者なの……?

田沼くんが能力持ちと
伴に知られたのは

今後また接触があると
いうことでしょうか。

同じ頃、セブンと
シノブは5つのお宝
=家宝を開くカギと
共に、扉の前へ。

セブン「憐れな術具を
私が救い出し
史信(シノブ)さまへ
献上いたします」

シノブ「何かあれば
私が助けてあげる
からね」

嬉しそうなセブンだが
それを隠れて見ていた
夏目は……

(流れ込んできた
思念の続きを思い出し)

夏目「史信さん
待ってください
開けないで

それは見ては
いけないものです」

しかし扉は開き、
小さな人形が現れ……。

セブンに駆け寄ろうと
する夏目を片手で制し

シノブ「ーーあの人形
かけてるね」

人形が崩れ始め、
驚くセブン。

この部屋の妖力に
夏目の意識が一時
飲み込まれるという形で

仲富家のその後の
種明かし。

大人になったモリオは
人形を見つけることが
できたが

「我にまみえるは
仲富の家の者だけなり」

血の繋がりのない
モリオを人形は拒み
崩れかけて……。

咄嗟に扉を閉めるモリオ。

モリオ「……そうか
人形 私は仲富の
人間ではないか……」

怒りから宝をバラバラに
したのではなく

「人形、お前とは
同志なのだな」

「お前だけでも仲富家を
守る夢を いつまでも
ここでーーー」

人形を永遠に保つため、
誰も近づけないように
カギを手放したのでした。

指輪のエピソードから、
この台詞はモリオ本来の
気性から出たのではなく

義父から受け継いだ
考え方だと読者には
わかるのがまた切ない。

倒れかける夏目を
咄嗟に支えるシノブ。

助けてくれたのは
いいのですが

シノブ「すごいね
こんなに共鳴できる
ほど力があるのか」

いらんことを
また知られた……。

セブン「どうして!?
やだやだ消えちゃう
だめよ……!」

動揺するセブンを押さえて

シノブ「静かに」

シノブは笑みを浮かべ……。

続きはまた後日。