昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

西修『魔入りました!入間くん』その84(38巻感想7)

338話の扉絵は
炎を眺める子供時代の
ビーム。

そこから冒頭のやり取りに
繋がります。

シルビア「描いた絵を
燃やしてたぁ!?」

ビーム「家族との
そういう約束だからね」

「まぁ私は絵が描ければ
良かったから 別に……」

勿体ない!!と暴れる
シルビアちゃん

シルビア「今回の
“ガルナ”は絶対に
燃やさせたりしません!」

ビームも筆が乗って
絵の完成は近づきます。

ビーム「もう少しで
ガルナに会える」

しかし描き終えた時には
寂しげな表情を浮かべ……。

早速見ようとする
シルビアちゃんの瞼を
塞いで止めます。

ビーム「シルビィ
パトロンくんと
教師たちを呼んで
くれ」

→カルエゴ先生と
ツムル先生が登場。

去年のキリヲの事件を
受けて、今年から事前
審査が行われるように
なりました。

シルビア「きっと
先生方も度肝を
抜かれるっス!
ねっ ビーム先生!」

ビームの様子がおかしいと
感じた時、テント全体を
震わす轟音が響き……。

青ざめたツムル先生を
支えながら出てくる
カルエゴ先生。

カルエゴ
「凄まじい絵だ……」

「故に この絵画の
使用は許可できない」

お化け屋敷そのものは
問題ないので、絵だけ
外せと言われますが

シルビア
「そんなのダメっス!!」

時間を短くすれば、
大人悪魔だけを
お客にすれば、と
必死に提案しますが

カルエゴ
「この絵画は
傑作過ぎたのだ」

シルビアちゃんの両肩に
背後から手を置くビーム。

ビーム「シルビィ」

この台詞だけなのに
諦めた様子が伝わって
きます。

その場から駆け出す
シルビアちゃん

(冒頭のやり取りの
台詞がここで再現)

シルビア(たくさんの
悪魔に見てもらって

先生の凄さと!
名前を! 刻みつける
展示にするっス!)

嬉しそうなビームが
頷いてから時系列が戻り、
溢れる涙……。

普段は明るい元気娘の
大泣きの顔が悲しい……。

続きます。

ところでツムル先生は
精神医学教師。

相手の精神状態、能力値、
魔力量、家系能力まで
「色」で確認できます。

というわけで今回、
判定役なのですが

真っ先に危険なモノを
見てしまうという意味では
炭鉱のカナリアだなって
……。