昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

緑川ゆき『夏目友人帳』その18(31巻感想3)

アニメ第七期、
放送中です!!

間が空いたので解説:

オカルトや術具の
オークションで
盗難事件が発生。

奪われたのは会場と
なった屋敷に代々
伝わっていた家宝
通称「仲富コレクション」

第百二十五話では
前回意味ありげに
出てきた名前「モリオ」の
詳細が明らかに。

鏡に映るあやかしが
田沼くんに語る体で

回想シーン込みで
読者に仲富家の
過去話が伝えられます。

・仲富家にはモリオと
いう養子がいた。

「商才がありそう
だからと連れてこられた
のがモリオ」

「とても生意気な
モリオ」

それを示すエピソードと
して、ある指輪を巡る
一幕が描かれます。

義父が妻へ指輪を
プレゼントした際、

モリオ「あちらの
宝石の方が価値のある
ものでしたよ」

別の宝石の方が良かったと
譲らないモリオ。

義両親はそんな彼を
可愛がっていることが
描かれます。

後日、モリオがすすめた
方の宝石が高額で取引き
されたと新聞に出て

彼の「商才」の確かさを
証明します。

義両親に褒められますが
モリオは贈られた指輪が
義母に似合っているのに
気づき

(あちらの方が
価値があるはずなのに)

「わからなくなって
しまった」と困惑します。

それもまた愛おしむ
義両親。

あやかしもモリオは
「役に立とうと必死
だった」と言います。

モリオを元気づける
ために義父は

「この屋敷には
お宝が眠っている」

「しかし場所は伝えそこね
られてしまい、今や
誰にもわからない」

「でもお前なら見つけ
られるかも」と話しますが

「でも見つけたら……」

と義父が言ったところで
視点は夏目へ。

夏目(流れ込んできたのは
太刀に残る 誰かの
思念か)

夏目も同じ頃、
田沼くんが得た情報を
掴んでいました。

そして盗難の犯人、
「セブン」とシノブの
やり取りで目的が判明。

セブンは運営に関わる
ことで、お宝をこっそり
拝借しようと考えたが

誰も託してくれなかったので
盗んだ、用が済んだら
返すと話します。

彼女の目的はお宝
そのものではなく

計画達成のご褒美に
シノブの肖像画と同じ
ドレスを本人に着て
もらうこと。

……まぁ価値観は
人それぞれだし……。

続きます。