昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

緑川ゆき『夏目友人帳』その19(31巻感想4)

間が空いたので解説:

仲富家に伝わる宝具は
血縁でない者に渡るのを
拒み、自壊する術が
かけてあった。

だからこそ養子の
モリオは、カギとなる
5つの宝物も含めて

全て手放したのだと
判明します。

記憶を読んだ夏目は
モリオが養父母に
愛され、

普通の親子以上の深い
絆があったと知ってるので
切ない気持ちになりますが

傍らのシノブは……

「ねえ どんな気持ちで
作ったんだろうね」

宝具が仲富家への恩を
返すために、自壊の
術まで入れて作られた
こと、

製作者の死後もなお
術が続いていることにも
触れた上で

「そんな込められた
熱や つないできた
想いが

ただの塵になり果てる、
美しい瞬間を見られたんだ

ああ 素敵じゃない
ゾクゾクするね」

的場さんとは
別ベクトルで
ヤバい人だ……!

ってゾクっとする
シーンです。

(CV:斎賀みつきさんで
脳内再生されました)

セブン「でも私
志信さまに
無駄足を……」

シノブ「君の献身には
感動しているんだ
次も楽しみにしているよ」

詫びる「セブン」
宥めて一件落着みたいな
空気を出しますが……

夏目「このまま
済ませる気ですか?
盗難事件を起こして
おいて」

しかしシノブは平然と
「ここは祓い屋の
オークションなんだよ」と

一般常識の通じない
世界だと説明し、

部外者が首を突っ込まない
方がいいと忠告します。

シノブさんから見た
ニャンコ先生って

「質はいいのに絶妙に
不細工な依り代」

(意訳)なんだ……。

この件はアリサには
内緒だよ、と釘を刺して
去って行くシノブ。

夏目が気絶させられたのは
伴がよく使う手口……。

田沼くんの(預かり物の)
太刀は先生が取り返して
くれてました。

先生「もう深追いは
するな 
ああいうものには
関わるべきではない」

的場家でもあのノリに
ついていけるのは
少数だったんだろうな……。

夏目がシノブについて
的場さんに似ている
ような、似てないようなと
考えている頃、

背後から先生に迫る
手が……。

そしてようやく夏目と
田沼くんが合流。

あやかしと話が
出来た、助けて
もらったと嬉しそうな
田沼くんが可愛い。

続きます。