昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

マンガ複数語り

昭和のマンガ最大の舞台装置 ソ連 その2

80年代に入っても冷戦は続き、84年の『バイオマン』や87年の『メタルダー』でも 米軍の潜水艦を所属不明機に撃沈させ、両国の関係を悪化させる作戦があります。 (『バイオマン』では失敗、『メタルダー』ではニュースを見たスプリンガーがネロス帝国…

昭和のマンガ最大の舞台装置 ソ連 その1

念のため解説しておきますとソビエト連邦と、いう国が存在したのが1922年~1991年。 (和暦で言うと大正11年~平成3年) 第二次大戦後以降、アメリカとは「冷戦」状態で直接戦火を交えなくてもフィクション作品に大きな影響を与えました。 国際情…

昭和の局地的流行3 憧れの「王子様」

※比喩表現としての「王子様」を語ります。 少女マンガにおける王子様の条件は「線の細い美少年で優等生タイプで皆(特に女生徒)の憧れ」 これは昭和でも平成でも変わりません。 まずは『キャンディ・キャンディ』の「丘の上の王子様」 泣いているキャンディ…

昭和のマンガ・アニメの花にまつわるエピソード

マンガの演出や設定は時代と共に変わっていくものですが、 昭和の頃の作品の方が詩的というか、ストレートにロマンティックな演出が多かったと思います。 特に花にまつわるエピソード。 萩尾望都『ポーの一族』(76~)の有名なシーン、 マリーベルの巻き…

あさぎり夕作品について(初期~『あこがれ』まで)

あさぎり夕先生の初期作品ってもの悲しげな印象があります。 短編集『青い宇宙のルナ』や『花詩集 こでまりによせて』に収録されてる70年代の作品に特に顕著です。 70年代は一条ゆかり、里中満智子といった有名作家たちも悲劇オチの傾向があるので流行だ…

昭和の局地的流行3 生まれ変わり

生まれ変わりの物語は江戸時代の怪談『累が渕』(かさねがふち)のように昔からあります。 しかし何故か80年代のマンガに多かった気がするのはオカルトブームのせいでしょうか。 池野恋『ときめきトゥナイト』(82~)では主人公江藤蘭世と真壁俊くんは…

昭和の局地的流行2 70年代「隠し子・私生児」設定

「あるある」と言うほど多くはないけど確実にその時代に結構な数があったものに隠し子や私生児の設定があります。 一口に私生児と言っても、未婚のまま出産したか離婚後に妊娠が発覚したのか、 一緒に暮らして育てたか、どこかに預けてたか親子仲は良いのか…

昭和の少女マンガ 70年代の「プレーボーイ」その2

プレーボーイは大抵、一途な愛を捧げる男の前に敗北する当て馬の役どころですが 例;前原滋子『恋のA級ライセンス』 純情なヒロインに心打たれ、プレーボーイを返上した場合はハッピーエンドも可能です。 例;神崎順子『プレーボーイなんてこわくない』 そ…

昭和の少女マンガ 70年代の「プレーボーイ」その1

少年マンガで女のパンティにこだわっていた頃、 少女マンガでは「プレーボーイ」たちがヒロインに強引に迫っていました。 70年代少女マンガはアメリカやヨーロッパの映画やドラマの影響が強いのか 外国が舞台の作品が多く、男女共に恋愛に積極的な描かれ方…

昭和の少年マンガのパンティ幻想 

私が小学生だった頃、80年代前半の少年マンガではやけに女の子の「パンティ」にこだわっていました。 もう「パンティ幻想」と名付けてもいいレベルで。 『さすがの猿飛』ではすごい忍術である「神風の術」がスカートめくりに使われ、 『コータローまかり通…

昭和のマンガにおけるスケ番 その3 使用する武器

拳と拳で語り合う番長たちと違い、スケ番は結構な確率で武器を持っています。 『愛と誠』の高原由紀はナイフ使い。 『スケ番あらし』の麗ちゃんはヌンチャク使い。 『スケ番刑事』麻宮サキはヨーヨー使い。海槌三姉妹は蛇使いでした。 『あいつがHERO!…

昭和のマンガにおけるスケ番 その2

何かと「連合」や「連盟」を組んで他校と連携したがる男の番長たちと違い、 スケ番はだいたい一つの学校で独自にグループを組んむか、一人で番張ってる印象です。 同じ学校の番長グループの傘下に入ることはあっても、他校と連携してるのは少数派です。 例外…

昭和のマンガにおけるスケ番 その1

※念のため書いておきますが、女(=スケ)+番長でスケ番です。 ググってみたら「スケバン」が映像作品に登場したのは71年『女番長(スケバン)ブルース 牝蜂の逆襲』 (スゴいタイトルだ……) それ以前だと『女番長 野良猫ロック』(70年)は「おんなば…

番長モノその3 平成の番長の扱い

80年代半ばには時代遅れとされながらも、なんだかんだ90年代まで細々と登場し続けていた「番長」 しかし死語になりつつあったはずの番長はまだ絶滅してはいませんでした。 アニメ『勇者司令ダグオン』(96~)のゲキこと黒岩激がボロい学ラン+学生帽…

昭和のマンガにおける番長 その2

2;複数の学校にまたがる「番長」 総長や影の番長などとも呼ばれていました。 こちらの方が揃いの長ランなど、服装から掟から組織だってる印象です。 『やじきた学園道中記』の徳成雪也は「関東番長連合」の総長。 美形の女顔のボンボンで「上様」もしくは…

昭和のマンガにおける番長 その1

そもそも番長って何?と思ってググったら1;律令制の役職2;戦後の不良グループのリーダー とのことで、名称自体は古くからあるけどマンガなどに登場する「番長さん」は戦後にできた概念ということになります。 一番古くて有名な番長ものマンガは67~7…

(小ネタ)『熊元拳』を知っていますか?

週刊ジャンプ42号からの新連載、 林聖二『ジモトがジャパン』 コレ読んで81年頃に同じくジャンプで連載していた にしまじん『熊元拳』を思い出した人はどのくらいいるだろう…… (間違いなくアラフォー以上ですね) 主人公は熊元拳という拳法を使うお爺ち…

いつから「ナンパ」と言われるようになったの?

『うる星やつら』(78年~)の諸星あたるとか、『有閑倶楽部』(81年~)の美童が女の子を口説きに行くのを「ガールハントしてくる」と言ってました。 もはやガールハントなんて言葉は死語になってしまいましたが、 いったいいつの間に「ナンパする」と…

昭和の学園マンガあるある5 ラブレター騒動

『聖アリス帝国』で変化薫がくつ箱を開けた途端、雪崩のように落ちてくるラブレターの山に猛烈に懐かしい気分になりました。 くつ箱にラブレターは昭和の定番のようですが、シブガキ隊の「NAI NAI 16(シックスティーン)」の歌詞で 「笑わせるぜく…

昭和の学園マンガあるある4  憧れの君の二つ名

昭和のマンガ、特に学園モノでは憧れの対象に格調高い二つ名がついてるのがお約束です。 『聖アリス帝国』では演劇部の美人部長・変化薫が「薫の君」と呼ばれていました。 『おにいさまへ……』でもボーイッシュな折原薫が「薫の君」で、 ミステリアスな朝霞れ…

昭和の学園マンガあるある3 妙に熱心な新聞部

昭和のマンガでは、よくカメラ片手に学校の内外をうろついて特ダネを探す新聞部キャラがいました。 悪役としてなら主人公のプライバシーを嗅ぎまわったり、捏造記事まで作って貶めます。 味方なら皆のためになる情報を掴んだりと様々な役割を担っていました…

昭和の学園マンガあるある2 特権階級

生徒会=特権階級のマンガも多いですが、それ以外にも理事長の娘とか資産家や権力者の子弟のパターンがあります。 『聖アリス帝国』では成績優秀者や多額な寄付金を出した生徒は「貴族」と呼ばれます。 ※正式名称は「特優生」 他の生徒を顎でこき使ったり、…

昭和の学園マンガあるある1 最高権力者は生徒会長

学園モノには今も昔も欠かせないキャラが生徒会長ですが役割はだいぶ変わりました。 70~80年代前半だと、生徒会長イコール学園の支配者のような設定が多く、 美内すずえ『聖アリス帝国』の大和火美子は「女王陛下……もとい生徒会長」と毎回のように生徒…

昭和の忍者マンガ(80年代後半~)

80年代後半になると、さすがにコミカルな学園モノという縛りも消え、何でもアリになっていきます。 黒岩よしひろ『変幻戦忍アスカ』(88年)は現代に蘇った魔王・森蘭丸と配下たちを倒す話でした。 あんな変なレオタードが「プロテクター」って……とは突…

昭和のマンガの局地的流行 男のアイシャドウ

忍者話が続いたのでちょっと気分転換に。 「あるある」と言うほど多くはなく しかし確かに一定期間、複数の漫画に共通したものがあった、 というタイプのものはこのタイトルで語ろうと思います。 男のアイシャドウといえば真っ先に浮かぶのは『パタリロ』の…

昭和の忍者マンガ(80年代前半)

80年代前半、ショー・コスギの忍者映画のヒットもあって、忍者マンガやアニメを目にすることが増えました。 ※それ以前もあるけどここでは触れません。 『忍者ハットリくん』(原作は64年~ アニメ化81年~) 亜月裕『伊賀野カバ丸』(原作は79年~ …

マンガの小道具の変遷3 記録媒体

スパイ映画の影響なのか、昭和のマンガではマイクロフィルム争奪戦のエピソードがやたら多かった気がします。 だいたい追われてる人が意外なところに隠したため、ドタバタ劇が行われるパターン。 しかも持ってる側は、知らずに騒動に巻き込まれたりします。 …

マンガの小道具の変遷2 麻薬(80年代~)

80年代に「覚せい剤やめますか、それとも人間やめますか」という怖いCMがありました。 そんなCMがお茶の間に流れていたということは覚醒剤が深刻な社会問題だったのでしょう。 81年連載開始の『ブラックエンジェルズ』では覚醒剤の怖さをこれでもか…

マンガの小道具の変遷2 麻薬(戦後~70年代)

麻薬絡みの話は漫画の中で山ほどありますが、どの麻薬を使用するかは時代によって移り変わります。 覚醒剤は実は昭和25年にはじめて劇薬指定、翌年に「覚醒剤取締法」ができたので、それ以前は合法でした。 そのため手に入れやすく、『はだしのゲン』でも…

マンガの小道具の変遷1 鉛筆からシャーペンへ

当時は何気なく使われているものでも、今見ると実に時代を感じさせるマンガの中の小道具を語ろうと思います。 『エースをねらえ!』1巻でひろみと藤堂先輩がぶつかった拍子に双方のカバンの中身が散乱、 ひろみの筆箱に藤堂先輩の鉛筆が混ざって届けに行く…