近年「オタクに優しいギャル」
という言葉をよく聞くので
(そもそもギャルって何だろう?)と
考えてみました。正月早々。
※あくまでフィクションの
キャラクターやイメージに
ついて語ります。
一般的な定義としては
「若い女性」、特に
活発な娘のことらしいです。
沢田研二の曲に「OH!ギャル」
(79年)というのがありまして
歌詞でひたすらギャルを
連呼してます。
この当時は最大級に
ナウい(死語)言葉
だったんでしょうね。
前川K三『ギャルがライバル!!』
(81~)
劣等生の主人公が
勉強で勝てばつきあって
あげてもいいとヒロインに
言われて、奮起するラブコメ。
原ちえ子『I愛ギャル!』
(81~)
親戚の田舎娘をオシャレな
ギャルに仕立てようと
するが……。
『銀河旋風ブライガー』(81~)
エンジェルお町
異名は「ボンバー・ギャル」
銃器や爆薬の扱いに長けた
キャラということでついた
二つ名です。
敵側に潜入したりナイフ投げも
得意だったりと、頼りになる
強くてキュートな美女。
憧れの存在という意味で
使われていた言葉でも、
流行りすぎると陳腐に
なるもの。
80年代後半には
「ワンレン・ボディコンギャル」
「オヤジギャル」
と、ネガティブな意味で
使われるように。
※ワンレングスの髪型、
ボディコンは当時の流行
ぴったりしたスーツのこと。
流行に素直に従ってる
だけなのに、バカ女扱いって
酷い話だ……。
中尊寺ゆつこ
『OLゴルフ説教
スイート・スポット』
(89~)
この作品が「オヤジギャル」の
元ネタ。
明るくアクティブな女性が
転じて、オヤジのように
振る舞う「ガサツなバカ女」の
扱いに。
(これはオヤジの方も
ディスってるよな……)
この頃の「ギャル」は
OL世代である20代を
含んでいましたが、
平成に入ると女子高生の
ギャルが主流になり、
名称も「コギャル」に。
今も残る金髪・色黒・ピアス、
改造ミニスカート制服、
ルーズソックス、
盛ったメイクに
じゃらじゃらアクセなどは
この頃のテンプレです。
続きます。