昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

『銀河烈風バクシンガー』

銀河烈風バクシンガー(82~)
J9シリーズ二作目のSF版
新撰組

「烈」の旗のもと、動乱のドーエ星に
一旗揚げようと集った銀河烈風隊の
活躍と終焉までを描くロボット
アニメです。

宇宙船が飛び交う世界で
何故バイクで宇宙を駆けるのか
そこは気にしないように。

前作『ブライガー』ラストで木星
爆破されたため、太陽系の構造が
変り、600年が経過しています。

被害を最小限に抑えたJ9が
英雄になっていて、烈風隊も
彼らに憧れ、J9Ⅱを名乗ります。

第一話では近藤・土方・沖田を
モデルとするディーゴ、シュテッケン、
ビリーの3人がならず者バイク集団に
襲われる移民船の人々を助けます。

その戦いをフォローしたのが
流れ者の「かっとびの佐馬」
(モデルは原田左之助

ビリーはひそかに地元で仲良しだった
ジャッキーとファンファンの
孤児の兄妹を呼び寄せていて、

二人が合流の途上で襲われている
ところを「不死蝶のライラ」に
救われます。

このメンバーに基地のバクシンバードや
バクシンガーを提供した闇商人、
スリーJ(ジェイ)を含めた
8人がメインキャラです。

伝説の「ポンチョのかくし財産」を
エサに、莫大な金額使わせておいて
「金は後で払う」って、
副長えげつない……。

※スリーJもヤバいとこから
金借りて踏み倒してるので
似た者どうしではある。

「破産だー!いっそ殺せコンチクショー」
と荒れるスリーJを「手間が省ける」と
本当に刀突きつけるシュテッケンと
宥めるディーゴ。

人格者で豪胆なトップと
怒りっぽいが強かな鬼の副長、
子供好きな優しい弟キャラと
新撰組を踏襲したキャラ造形です。

スリーJもJ9に憧れる一人で
ラストはしっかり仲間として
離れがたくなってるのがいいんだ……。

新撰組がモチーフということは
当然、物語の流れも
悲劇に向かって動きます。

そこが明るいノリだったブライ、
サスライとの最大の違い。

当時小学校低学年で新撰組
知りませんでしたが、次々に
戦死していくメインキャラと
ほぼ全滅の物悲しいラストは
ショックでしたね……。