平成では女子高生が
メインの「コギャル」が
派手さ、過激さを競う
ように自己主張します。
※当時はバブル期の流れで
流行から創作物から何でも
妙にエネルギッシュな
時代でした。
「援助交際」なんて
言葉も出てきた頃ですので
マンガの中でもろくな
扱いではありません。
『BOY』(92~)
ナオミ
小学生の桃山太郎が
格闘ゲームにハマるあまり
リアル高校生たちにケンカ
させて金取って見世物に。
(高校生もギャラ貰ってる)
そのゲームに参加していた
金髪色黒の渋谷系コギャル。
援助交際していて、つきあってる
男(シンジ)にも金を
要求してました。
『エアマスター』
(96~)では
坂本ジュリエッタが
出会ったばかりの摩季を
口説いてる最中に
「もしかしてお金持ち?」と
コギャル三人組が
自分たちと遊ばないかと
割って入って蹴り飛ばされます。
「オタクに優しいギャル」を
初めて見たのは
『G戦場ヘブンズドア』
(00~)
主人公の町蔵と鉄男が出版社に
応募するマンガを描いてる時
クラスの皆が手伝ってくれて、
モブ顔のギャルの二人が
一番トーンが巧くて
町蔵が驚くシーンがあります。
平成も後期になると
ギャルの定義も変わり、
見た目が派手なだけで
明るく社交的、
趣味などが一貫してるため
マイペースでブレないなど
ポジティブな評価に。
『ダンベル何キロ持てる?』
(16~)
主人公ひびきは金髪・褐色肌の
ギャル設定。
大食らいで怪力、明るく前向きな
愛すべきおバカとして描かれます。
『その着せ替え人形は
恋をする』
(18~)
見た目はギャルでコスプレに
憧れるヒロインの海夢が
実家が雛人形店で自分も将来
雛人形の頭師を目指す主人公・
新菜と出会い、コスプレ衣装を
頼みます。
個人的に今時の
ギャルキャラは
コギャルの外見を残しつつ、
ラブコメの王道「男に
積極的にアタックする
美少女」に見えます。
例:『オレンジロード』の
ひかるちゃんとか
『いちご100%』の
北大路さつきとか。
続きはまたそのうちに。
おばちゃんになってみると、
ギャルの元気さとか
明るさが眩しい……。
それが再評価に繋がったのかも?