昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

マンガ複数語り

(小ネタ)マンガの貴公子キャラ、だいたい奇行子説。

タイトル通りですが、ふと思いついたので語ります。 そもそも辞書に載ってる「貴公子」の意味は 1:高貴な家柄、貴族の子弟。2:容貌が優れた気品のある青年。 というわけで基準は品位で出自・資産は関係ありません。 マンガにおいては、本来そこにいるの…

(小ネタ)「正体不明の最強ジジイ」キャラ

グラン・ローヴァじいちゃんを見ててふと (謎の最強ジジイキャラってマンガのお約束だよなぁ……)と思ったので語ってみます。 特徴としては ・仙人っぽいビジュアル。 (ハゲ、白ヒゲなど) ・実はものすごく強いがそんな風には見えない。 ・性格は陽気で案…

(雑談)昭和のギャグ描写「ずっこけ」

昭和のマンガを読み返して改めて思うのが (当時のギャグシーンってオーバーアクションだよなぁ……) ちょっと検証してみます。 70~80年代マンガのギャグに欠かせないリアクションは 「ずっこけ」 もはや死語の可能性が高いので念のため解説すると 誰か…

(雑談)昭和のオタクとやおい同人アンソロ話。

※腐話=BLを含みますので苦手な人はご注意ください。 前にも書きましたが80年代後半から、大ヒット少年マンガの同人誌アンソロジーが登場。 コミケや同人イベントといった限られた場所にしかなかったものが、普通の本屋で買えるようになります。 今なら1…

(小ネタ)昭和の常識・平成の非常識 病気やケガへの対応

昔の漫画を読むと(今ではありえねぇ……)と リアルタイムを生きていたおばちゃんでも思うことが結構あります。 今回は病気への対応について。 新型コロナの影響で「体調悪い時は休んだ方がいい」という認識になりましたが 昔は病気でも無理して頑張る=美談…

(小ネタ)漢字+特殊読みルビは偉大 

『エリア88』の魅力の一つが、独特なモノローグ。 おれたちゃ、神さまと手をきって地獄の悪魔の手をとった…… 命知らずの外人部隊!!(エトランジェ) もしも「がいじんぶたい」とそのままの読み仮名だったらニュアンスが全然違っていたでしょう。 ※エトラン…

(雑談)昭和のオタクとやおいの話

古傷が疼いたので語ります。 ※腐話=BLを含みますので苦手な人はご注意ください。 昭和の頃はBLも腐女子という言葉も存在せず 二次創作はやおい、オリジナルはJUNE・耽美小説と呼ばれていました。 やおい=やまなし・おちなし・意味なし、から やばい・…

(小ネタ)ディストピアの条件 菌と鉄・進撃・狂四郎・下セカ

『プリンタニア・ニッポン』は快適なディストピアと書いたら 他作品についても語りたくなりました。 念のため定義しておくとここでのディストピアとは「悪夢のような世界」を舞台にした創作物のことです。 一番有名な作品はジョージ・オーウェルの『1984年』…

(小ネタ)昭和の重要アイテム・ロケットペンダント

先日『ジャッカー電撃隊』を語ってた時にふと (ハートのロケットペンダント、実に昭和だ……)と思ったので語ります。 念のため説明しますとロケットペンダント= 蓋が開いて中に写真が入るようになってるペンダントです。 『ジャッカー電撃隊』(77~)5…

(小ネタ)みんな大好き土方歳三

折角話題が出たので『ゴールデンカムイ』以外の土方さんの話も。 新撰組モノ・幕末モノだけでもとんでもない数なので、設定がアレンジされてる人に限定します。 前回も書きましたが土方さんの魅力は、鬼と呼ばれるほどの冷徹さと人間くささのギャップ萌え。 …

(小ネタ)昭和の主人公は周囲から下に、 平成以降は上に見られがち その2

昭和型主人公はバカにされても頑張って「下からのし上がる」 平成以降の主人公は元々髙い位置にはいて「大事なことに気づく」のが成長というイメージです。 ※スペック髙いのに自己評価が低いのは特殊な育ちや挫折など仕方ない理由があります。 『銀の匙~Sil…

(小ネタ)昭和の主人公は周囲から下に、 平成以降は上に見られがち その1

直球なタイトルですがどうもそんな印象を受けます。 昭和の主人公はスペック低目で周囲からバカにされたり軽く見られがち。 代表格は『ドラえもん』野比のび太 今更説明不要な「ひ弱なダメ人間」の代名詞みたいな小学生。 『ガラスの仮面』北島マヤ 何の取り…

(小ネタ)青春という概念の変遷

昭和の頃、70~80年代には青春という言葉がドラマやマンガで多用されていました。 昭和の名曲「青春時代」(76~) ドラマも「飛び出せ!青春」「われら青春」など例を挙げはじめるとキリがないほど。 一括りにしましたが70年代と80年代では同じ「…

(小ネタ)洋酒の名前は昭和のロマン 

今でこそ珍しくもなんともありませんが、昭和では耳慣れない洋酒やカクテルの名前はロマンを感じさせました。 当然、日常で父や祖父など身近な人が飲んでるビールは除外です。 私がフィクション作品で「お酒」を意識したのは 『銀河旋風ブライガー』(81~…

(小ネタ)愛しき小物キャラたち その1

小物キャラっていいよね……というわけで語ります。 一口に小物と言っても沢山のパターンがあります。 1:主人公たちのカッコいい見せ場を作るためのいわばかませキャラ。 例:『大奥』家茂編絵島 和宮についてきた官人の一人。 江戸風に馴染まず、横柄に振る…

(小ネタ)外国語の入り口はマンガ。

今時は小学校から英語の授業が始まるため、その前から習わせておく親御さんもいるご時世ですが 昭和生まれの小学生がはじめて意識する外国語は、マンガやアニメに登場する単語でした。 異国っぽさを出すための演出なので、ほとんどが挨拶や敬称など簡単なも…

(小ネタ)コードネームはカッコいいという認識

英語だと「暗号名」。軍事行動から開発中のITまで本来の名前を明かせないものにつける仮の名前。 このブログの場合は、フィクション作品のキャラの持つコードネームについて語ります。 フィクション作品で一番有名なコードネームはジェームズ・ボンドの「0…

(小ネタ)昭和の憧れ・ディスコ その2

ゴーゴー、もしくはディスコが昭和のフィクション作品で好意的に描かれる場合 世慣れてるキャラなら気晴らしに行く場所として。 『ダンクーガ』キャラソン、山本百合子さんが歌う 「ハートブレイク・シャワー」は 「あいつ」のデートの誘いを素直になれずに…

(雑談)2020年と今年完結したマンガの話

いよいよ2020年も今日で終わりですね。 今年はまるっと1年、コロナに何もかも奪われた印象です。 マンガに関して言えば、長期連載が沢山終わった年でした。 キリのいい年だから……? ※雑誌での連載終了、または完結巻が今年発売の作品も含めて語ります。…

空知英秋『銀魂』その2(雑談)

劇場版『銀魂 THE FINAL』2021年1月8日公開!! 入場者特典:空知英秋描き下ろし鬼滅の刃カード 聞いた人全員の脳内で「おいィィィィィィ!!」と新八のツッコミが再生されたことでしょう。 更にジャンフェスで畳みかけるゴリラ作者からの手紙……。 とい…

(小ネタ)昭和の憧れ・ディスコその1

昭和のディスコブームを生んだハリウッド映画『サタデーナイト・フィーバー』は、フィクション作品にも大きな影響を与えました。 ※日本公開は78年。 例をいくつか挙げると 『バトルフィーバーJ』(79~)紅一点・ミスアメリカが戦闘中にディスコダンス。…

(小ネタ)ケツアゴキャラと顔の造形の変遷 その2

前回、ケツアゴキャラは・イケメン扱いされない・ごついキャラ、ギャグキャラの記号。 ・70年代前後、顔の彫りが深いいわゆるバタくさい絵の時期に多く出たキャラ。 と、書きました。その続き。 少女漫画でもケツアゴキャラはわりと登場します。 『悪魔の…

(小ネタ)ケツアゴキャラと顔の造形の変遷

念のため解説しておくとケツアゴ=先端が二つに割れてる顎のことです。 ・顎の真ん中に一本線が入ってる。・先端がはっきり分裂してる二種類のタイプがあります。 前者はリアルに実在し、外国人に多いイメージ。(日本人だとあまり見ない) ケツアゴキャラで…

(小ネタ)漫画における関係性の変化 親分→兄貴→ダチ

『鬼滅』7巻、下弦の壱トーマスが見せる夢の中で、炭治郎たちが煉獄さんを「兄貴ィ!!」と呼んでたり、 同じく伊之助の夢では「親分」だったのがなんか懐かしい響き……と思ったのでそれをテーマに語ってみます。 昭和の漫画の主人公は「親分」と呼ばれるキャ…

(考察)鬼滅は何故こんなにもハマるのか?

先日『聖闘士星矢』をスタイリッシュにしたのが『BLEACH』と冗談半分に書いたらふと (では『BLEACH』を泥くさくしたら『星矢』……いや『鬼滅』じゃね!?) と思ったのでその説をひっそりと唱えてみます。 泥くさくと言うと語弊がありますが昭和の頃と比べる…

(小ネタ)マンガにおけるモラルの変化・教師と生徒の恋愛編2

良くも悪くも性には寛容だったのが昭和という時代でした。 平成に入ると、セクハラという概念ができたり、青少年健全育成条例など未成年を守る法整備も進みます。 それを受けてフィクションでも様相が変わってきます。 TVドラマ『高校教師』(93~)では…

(小ネタ)マンガにおける意識の変化・教師と生徒の恋愛その1

教師と生徒の恋愛作品は昔も今も一定数ありますが 世間の意識の変化によって、描かれ方も変わってきます。 『めぞん一刻』(80~)惣一郎さん&響子さん 響子さんは高校生の時、地学の講師だった惣一郎さんに恋して卒業後に結婚します。 桑田乃梨子『人生…

(小ネタ)マンガに登場した実在の政治家(平成編)

※重ねて言いますが功罪の評価、好き嫌いについては語りません。あくまでマンガのネタになった「素材」として語ります。 『沈黙の艦隊』(88~)竹上登志雄総理→竹下登総理 今や「DAIGOのお祖父ちゃん」としか知らない人も多いかも。 『疾風の勇人』で描か…

(小ネタ)マンガに登場した実在の政治家・昭和編

※政治的な功罪の評価、好き嫌いに関してではなく、あくまでマンガの「素材」になった部分を語ります。 まずは先日亡くなられた中曽根元総理のご冥福をお祈りします。 ニュースを聞いた時「江田島塾長のご学友が……」と思いました。 『魁!!男塾』(85~)中…

(小ネタ)フィクション作品におけるムチ使い その2

80年代を過ぎると、ムチは悪役の武器として使われるようになります。 『コータローまかりとおる!』(82~)砂土屋峻兵(さどや しゅんぺい) 黒い眼帯したムチ使いの風紀委員で実は学園マフィアの一員……という昭和らしさに溢れた設定。 天光寺くんに「…