この質問、大抵の人は
『名探偵コナン』(94~)
って答えそうですね。
アニメ版は96年から。
『金田一少年の事件簿』は
92年から連載開始。
ドラマ化(初代)が95年、
アニメ化は96年です。
なお私がはじめて読んだ
ミステリ漫画は
高階良子『交換日記
殺人事件』(82年)
タイトル通り、交換日記が
重要なアイテム。
実は犯人のアリバイ偽装に
利用されてるのですが
犯人の事情が悲しい……。
高階さんの『○○殺人事件』の
最初のシリーズは
『ピアノソナタ殺人事件』
(79~)
学園の女王的存在が
殺害され、下僕扱いだった
主人公が疑われるが……
という話。
他にも『修学旅行殺人事件』
『理科室殺人事件』
『サーカス殺人事件』など
シリーズといっても○○殺人事件と
つくだけで、完全に別作品です。
探偵役が同一のミステリは
『マジシャン』(81~)
元天才マジシャン、葵昌吾が
巻き込まれ体質のヒロイン・
由貴のために事件を解決
します。
当時、ミステリが主体の
漫画はあまりないので
画期的な試みだったのでは?
一応『パタリロ!』(79~)
『悪魔の花嫁』(75~)
『有閑倶楽部』(82~)でも
ミステリ回はあるものの、
あくまで1エピソードで
物語の主体ではありません。
ちなみに和田慎二作品にも
70年代前半からミステリ
ものがありますが、
未読なので一応明記だけに
留めます。
『スケバン刑事』(76~)も
捜査モノだからミステリの
カテゴリではありますね。
ミステリ小説は戦前から
既に人気ジャンル。
映画も70年代には『金田一』
シリーズが何作も映画化
してるのに比べると、
ミステリ漫画という
ジャンルは意外と
遅咲きと言えるかも。
(この漫画だってミステリ
要素を含んでるとか厳密な
定義を言い出すとキリがないので
今回の場合は殺人事件と
犯人、トリックの解明が
主体の作品と言うことで)
キャラの心理描写を得意とする
少女マンガの方が、ミステリとは
相性が良さそう。
折角だから続きます。