遠い遠い昔、私がオタクの
沼に足を突っ込み始めた頃、
『キャプテン翼』(81~)が大人気で
「こいつらテストとかどうして
るんだ?」なんて話題が
定期的に出てました。
それ以前の70年代作品の
『リングにかけろ』でも
テスト・勉強関係の
エピソードはありません。
平成初期のジャンプでも
ちゃんとテスト勉強の回が
ある『スラダン』の方が
珍しい。
昭和の学園モノはとにかく
設定が極端でしたので
学力の差とか以前に
本当に十代なのかという
あたりからツッコミ
どころが……。
平成以降になると、キャラ付けや
設定がリアル寄りになったと
いう事情もあるのでしょう。
学力や勉強に関してもちゃんと
描写されるようになります。
『ダイヤのA』(06~)
主人公の沢村くんは
野球推薦で入学してて
春市、金丸くん、降谷くんたちは
一般入試だとちゃんと
書かれてますね。
『邦キチ!映子さん』(17~)
映子ちゃんや部長のいる
学校は進学校だと、部長が
モノローグしてます。
(つまり皆あれでも
学力はある)
『ブルーピリオド』(17~)
八虎は元から成績は良好で
美大受験を教師に勿体ないと
言われます。
なんでもこなせる八虎は
ともかく、
絵以外には一切興味が
無さそうな世田介くんが
(藝大内で)センター試験の
成績がトップらしいのが
意外でした。
『これ描いて死ね』(21~)
「勉強をおろそかにしない
ように」と元漫画家でもある
手島先生が厳しく言ってます。
テスト勉強してるシーンも
結構描かれるようになり
「部活に熱心なのはいいけど
勉強もちゃんとしないと」
というのが一般的な
風潮のようです。
勉強や試験がテーマの作品も
増えてきました。
勿論、昭和の頃からそういう
ジャンルはありました、
コロコロですら中学受験が
テーマの作品
のむらしんぼ『とどろけ!一番』
(80~)が連載されてたほどです。
※途中から路線変更します。
なお実用性は皆無。
というか「元祖二枚返し」
のインパクトが強すぎて
詳細を憶えていない……。
勉強、受験に関する
マンガの話はまた後日。