昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

榛野なな恵『Papa told me』その35(宇佐見さんの話)

作家のうさみんこと
宇佐見さん、

すっかりレギュラーに
なったなぁ……と
思ったので語ります。

初登場は無印15巻
エピソード70
「ラベンダーコテージ」

発刊は95年……。

初登場は「チャラくて
女好きのキザ男。
中味も作品も軽い」

「北原さんを気に入ってるが
向こうからは何とも
思われてない」

今も変わらないな……。

イケメン設定なので
女性を口説いて喜ばれたり、
デートしたりするシーンは
多数出てます。

あと筆が早いのは確か
らしく、それは一種の
才能だから……と

秘書の潮田さんが
言ってますね。

ちなみに知世ちゃんの
第一印象は

「あら ラーメン
みたいな頭」

※当時は男の長髪が
流行ってました。

ラーメン頭から
「うさみん」呼びに
なってるので、

距離は近くなって
ますね。

北原さんとの出会いは、
宇佐見さんの本来の
担当編集がケガで
入院したため、

同僚の北原さんが
代理を頼まれたのが
きっかけ。

初の顔合わせは全く
かみ合わなかったものの

意外と観察眼はあること、
宇佐見さんの人生の目標が
「明るいお葬式」な
ことが語られます。

仕事にも人生にも
向上心はない、

宇佐見「“明るいお葬式“の
ゴール目指して
広く軽く楽しくね」

しかしどこかシビアな
目で自分を見ている
宇佐見さん。

会話の流れから
少年時代、母親が父親を
刺したことを語ります。

そのトラウマから、
ネガティブなものや
激しい気持ちを遠ざけて

「気楽に自由に」過ごして
いたいわけですね。

でも自由と孤独は
表裏一体。

宇佐見さんはそれを
承知の上で、お気楽な
自分を演じている
一面もあります。

北原さんもその辺は
理解していて、

彼が軽口を装いながらも
真面目な話をした時は
真摯に返してくれます。

そしてオチをつけて
台無しにする宇佐見さん。

そういうとこだぞ……!

しかし明るく優しく
社交的な人なのは確かで

交友関係も行動範囲も
広く、どんな場面に登場
してもおかしくないので

キャラとしての使い勝手が
いいのでしょうね。

今は子供カフェを開いて
子供の居場所を提供
してくれるいいお兄さん
でもあります。

続きはまた後日。