昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

(小ネタ)はじめて読んだミステリ漫画は?その3(少年マンガ編)

今にして思うと
ミステリ要素多めの

荒木飛呂彦
魔少年ビーティー
(83年)

って、かなり時代を先取り
してますね。

ずっとルポ・ライターって
何だろうと思ってた……。

WIKIだと荒木先生は
本作で「頭脳バトル」を
意識したらしい……。

マガジン作品だと

野比呂士
『Mr.カタギリ』
(85~)

原案・鐘田頌太郎。

女好きの若き探偵・
片桐さんが主人公の
コミカルなミステリー。

ノリは明るいけど
目的のためなら手段は
違法やギリギリだったり……。

越智辺昌義(作画)
超頭脳シルバーウルフ
(91~)

95年に堂本光一くん主演で
ドラマ化した際のタイトルは
銀狼怪奇ファイル

※話は全然別モノです。

原作は金田一少年~』
同じく金成陽三郎

週刊ジャンプはミステリは
完全に後発で『金田一少年
『コナン』のヒット後に

小畑健作画・写楽麿原作
『人形草子あやつり左近』
(95~)

若き文楽人形師の左近が、
自分が操る人形の右近を
相棒に事件を解決します。

月島薫作画
『心理捜査官 草薙葵』
(96~)

なども連載されていますが
ジャンプと本格ミステリ
相性は今一つで

小畑健作画・大場つぐみ原作
DEATH NOTE
(03~)

松井優征
魔人探偵脳噛ネウロ
(04~)

といった、ある意味ミステリと
しては邪道な作品でないと
ヒットしないイメージです。

なんとなくですが女性向けは
見えない殺意や周囲からの
疑惑の目に追い詰められる
心理サスペンスや

残酷な死体のシーンなど
ホラーのカテゴリの感じ。

犯人の心情も詳しく語られたりと
ミステリで言う「フーダニット型」

男性向けは「どうやったのか」
トリックを暴く頭脳バトルの
要素が強い印象。

いわゆる「ハウダニット型」

また90年代から推理モノが
増えてくるのは、

読者の平均年齢が上がったことで
情報量の多い、難解な作品でも
受け入れられるようになったの
かもしれません。

勿論、それ以前に試行錯誤を
繰り返し、ある程度の
フォーマットを作ってくれた

先達の作家さんたちも
もっと評価されるべきだと
思う今日のこの頃です。