昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

九井諒子『ダンジョン飯』その2

序盤は倒した魔物を料理して食べては
先へ進むことに重点が置かれていましたが、

4巻で一旦ファリンを復活させたところ
迷宮を作った「狂乱の魔術師」によって
魔物の姿にされ、連れ去られて以降は

迷宮の謎と深く関わるように
なっていきます。

1話の時点でパーティを抜けていた
シュロー、ナマリも登場。

島主やその代理で迷宮を調査している
相談役でもあるノームのタンス、

迷宮に住むオークたち、
迷宮を破壊しようとするエルフ、

更に出てくるたびに死体になっては
蘇生されるレベルなのに

妙な野心を抱いているカブルーの
パーティなど様々な人々の思惑も絡み、
物語はどこへ転ぶか予想もつきません。

最新刊7巻ではシュローのパーティから
抜けてライオスの仲間になった
猫娘イヅツミの事情や、

センシが迷宮に住んでいる理由、

カブルーが迷宮にこだわるように
なった経緯が描かれます。

チルチャックの家族の話は驚きましたよ……
※キャラ自体は登場していない。

今回、ライオスは牝ミノタウロス
乳しぼりをします。

ミノタウロス自体はいろんな創作物で見ますが
その発想はなかった……!!

乳を搾るコツややり方がちゃんと(後書で)
描かれてるのが実に細かい……。

マルシルの召喚獣を作る試行錯誤は
ぜひ読んでほしい!!

最初のデザインからライオスによって
手を加えられて最終的にどんなデザインに
なったか、そして安定のオチ!!

過去にライオスが「絵の中の食べ物は
食べられるのか?」と、
魔法で絵の中に入ったことがありました。

結局、食べられはしても腹に
貯まらないのが判明しましたが

その際に絵の中で、迷宮が生まれる
原因になった事件を目撃します。

伏線をさりげなく積み重ねてからの、
遂に今回カギとなる人物が登場……!!!

この巧みなストーリー運び、
実に素晴らしい!!!

そして伏線という名の前フリからのオチが

「あかーーーーーん!!!!」

(と、読んだ人全員がツッコんだはず)
アレで次巻に続くって、気になって仕方ないよ!!

続きはまたそのうちに。

 

ダンジョン飯 6巻 (ハルタコミックス)

ダンジョン飯 6巻 (ハルタコミックス)