昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

アミュー『この音とまれ!』その1

この音とまれ!(12~)
架空の高校、時瀬高校を舞台に
描かれる筝(こと)部の
メンバーが繰り広げる
熱い青春漫画。

19年にアニメ化しました。

ちなみに「琴」と「筝」は
どっちも「こと」と読むけど
違う楽器なんだそうです。

・大人しいメガネ男子
・不良と誤解されるキャラ
&友人たち

・家庭問題を抱えた天才少女

・友人に裏切られたことで
自分も他者を陥れるように
なったギャル系女子

本来気の合うはずのない
連中が努力を共にして合奏、

更に彼らが抱える悩みや
問題を共に乗り越えていく
熱い友情モノでもあります。

最近の熱血スポ根モノは
文系でやるのか……?

冒頭、主人公の気弱な
メガネ少年・倉田武蔵
(くらた たけぞう)は
ただ一人の筝曲部員。

先輩達の卒業でただ一人の
部員になってしまい、

(男がおコト弾くなんて)
「なでしこちゃん」などと
侮蔑されながらも部に
残って活動していた。

しかしある日、同じ学校の
不良生徒に部室を
荒らされしまう。

そこに助けに入ったのは
中学時代に暴力事件を
起こしたと怖れられている
新入生・久遠愛(くどお ちか)。

入部希望と言う愛を
武蔵は信じられない。

しかし愛の友人から
彼の祖父が筝の職人で
この筝曲部の創始者なこと、

暴力事件は愛に
恨みを持つ連中が
仕組んだことだったと
聞く。

武蔵が愛に謝ろうと
考えている時、背後から
何者かに襲われ、
部室も荒らされてしまう。

駆けつけた愛は教師たちから
犯人と決め付けられ……。

武蔵と愛とで二人で
部活やるのかと思ったら

第二話から天才少女・
鳳月(ほうづき)さとわが
登場。

家元の娘でお嬢様なのは
間違いないのですが
なかなかの曲者。

愛とは当然衝突しますが
まっすぐな気性の愛を
次第に認めるようになります。

『吸血鬼すぐ死ぬ』第18死で
ゼンラニウムがドリンク剤と
漫画を手に

「こういう青春モノは
読むのにエイッという
気合がいるのだ……!」

と言ったのがよくわかる
漫画です。

続きます。

ましろのおと津軽三味線
といい、和楽器漫画、
流行ってるのか……?