本作からは様々な影響を
受けていますが、そのうちの
1つがホテル暮らしへの憧れ。
実際にやるかどうかは
別として、物語や映像で
楽しむのは大好きです。
お盆で甥っ子姪っ子を
泊まりで相手した後は
特に……。
ホテル暮らしと言っても
本作で描かれた暮らし方は
様々。
旅するマジシャンの女性→
数日おきに安ホテルを移動。
(13巻エピソード56話
「ピルグリム ロード」)
色々あって家を飛び出して、
いつの間にか一つの土地に
根を下ろすことが恐ろしく
なったと語るお姉さん。
幸福そうな人々の前で
時々みじめな気分になると
こぼすと
お父さん「うらやましいと
思う人がたくさんいるはず
ですよ その幸福そうな
市民の中にも」
自由と孤独は紙一重で、
どちらを選ぶかは自分次第。
選んだ側をどう思うかも……
というお話でもありました。
所有することが怖くなって
全てを捨てた有名女優→
プールつきホテルの
シングルルーム住まい。
(17巻エピソード81
「ウェルカム ドール」)
「何かを手にすると
人は変わってしまうでしょう」
と、服も本もどんどん人に
あげて手離していきます。
恋人との別れ話がきっかけに
なってますが
シンプルな暮らしには
ちょっと憧れがあります。
(生活感漂う部屋を
眺めながら)
年老いた男性作家の
一人暮らし→
小さな公園を見下ろす
レトロなビジネスホテル。
(コーラス版『街に灯りの
灯る頃』収録
「ペーパートランク」)
知世「わー かわいいお部屋!
この窓からちょうど広場が
よく見える!なんて素敵!」
「気が合うねえ 私も
この景色が大好きなんだよ
毎日見てるけど飽きないんだ」
このやり取り好きです。
本編では週刊誌に今や
こんなに落ちぶれて、と
悪意を持って書かれていたので
昔からの知り合いのお父さんが
心配になって訪ねた流れ。
作家さんは気楽な暮らしを
楽しんでるし、知世ちゃんが
羨ましがるので上機嫌という
展開に救われます。
まさか現実でもホテル側が
格安で暮らせるプランとか
勧めてくるご時世に
なろうとは……。
続きはまたそのうちに。