昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

榛野なな恵『Papa Told Me』その8(感想が変ったエピソード)

今回はコミック発売当時と
いま読み返した場合で
感想が変わったエピソードに
ついて語ります。

・子供の悩みが昔より
ずっしり刺さるようになる。

何故かおば大人になった
今の方が(うあああ……)って
きます。

例を挙げると15巻、
両親が離婚したゆう子ちゃんが
知世ちゃんに離婚直前の緊迫感を
説明するシーン。

(台詞は意訳)

「リコンまでの何か月間は
毎日がPK戦だったよ」

「最初の頃、私はパパ、ママ
両方のゴールキーオーパ
だと思ってたの」

「最後のころ 私は
ボールになってたの」

修羅場に子供を
巻き込んじゃダメだ……!!!!

最近出番が少ないですが、
話のメインに据えるほどの
重い悩みがなくなったとも
言えますね。

・お父さんは過保護→
当然と思うように。

2巻で知世ちゃんが下校時、
若い男二人に声を掛けられます。

「誘拐?ナンパかも?」

その話を聞いたお父さんは
登下校時につきそうように。

当時は(心配性だなぁ……)
くらいの認識でしたが
今はそのくらいして当然と
思います。

なおモデル事務所の
スカウトというオチ。

転んだとか頭打ったとか
そんなにすぐ病院に行くんだ?
とも思ってましたが、

身近に小さい子ができると
普通のことなんだなって……。

・傷つける側の気持ちも
わかるようになる。

例を挙げると10巻、
知世ちゃんの叔母、
ゆりこちゃんが昔の
友達と同窓会で再会する。

しかし友達は刺々しい
態度で……という
エピソードがあります。

落ち込むゆりこちゃんは
兄であるお父さんと
知世ちゃんに励まされます。

ゆりこちゃん視点だと
「共に将来の夢を語り合った
親友だったのに……」ですが

今読むと「だからこそ
自分の叶わなかった夢を
実現した彼女を見るのが辛い」
ってことなんだろうなぁと。

ちなみに彼女の方は
大手商社マンと結婚して専業主婦、
海外暮らしも経験してたりと
人が羨む立場。

しかし旦那の方は女好きの傾向が
描かれてるので、幸せとは
言えない状況なのかも。

続きはまたそのうちに。

バーゲンで洋服大量買いって
大人になったらできると
思ってた……(遠い目)