昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

九井諒子『ダンジョン飯』その9(12巻感想続き)

仲間の一人が敵の手に落ち、
他の仲間たちが救出に向かうが
そう簡単に再会できないのは
物語のお約束。

本作でも

カナリア隊の
巨大な使い魔に呑み込まれる。

・使い魔ごとマルシルの
作った魔物に喰われる。

と、ライオス一行は散々な
目に遭います。

巨大な敵を倒す参考にと
以前戦ったクラーケンを思い出す
ライオスたちの会話で

イヅツミ「なんだ
クラ―ケンて」

ライオス「イカとタコが
混ざったような大きな
魔物だ 味は酷い
ものだが」

イヅツミ「イカとタコが
混ざってるのに……!?」

味の情報は必要か?(正論)

そして再会できても
様々な事情ですぐには一緒に
帰ってくれないのもお約束。

翼獅子の影響でマルシルは
自分の欲望に固執します。

マルシル「私 夢があるって
言ったでしょ」

「人種間の寿命の
極端な差をなくすこと」

彼女はそのために
古代術を研究していて、
迷宮を訪れたのでした。

力を貸してほしいという
マルシルに、ライオスは
同意できないと諭しますが
彼女には通じず……。

マルシルに閉じ込められ、
翼獅子が作ったニセのマルシル父に
見張られるライオス一行。

ライオスはマルシルを
誘い出すため、偽父の話から
彼女の故郷の味を再現しようと
するのでした……。

イヅツミ「お前ら
マルシルのことを
なんだと思ってるんだ」

イヅツミが常識人枠に……。

クライマックス直前の
数少ないほのぼのパートも
兼ねたシーンであり、

ハーフエルフの彼女は
成長が不安定で周囲の人間と
生きる速度が合わず、

人間の父親があまりにも
早く年老いていく、切ない
過去話も含んでいて

彼女の心を開かせる
重要な料理とは……。

どうしてこうなった
(素晴らしい)

チャッチャッチャッの
描き文字と、真剣なセンシの
顔もじわじわきます。

しかし一緒に食事しても
マルシルは止まらず、
遂に地上に魔物が……。

カブルー、めっちゃ
頼りになる……!!

そして欲望に囚われて苦しむ
マルシルにライオスたちが
かけた言葉は……。

いよいよラストが近い
感じがしますね!!

続きはまたそのうちに。