昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

野田サトル『ゴールデンカムイ』その22(31巻感想続き)

土方さんの最期。

駆けつけた永倉さんとの
やり取りや表情も
素晴らしい。

あんなの見たら夏太郎も
元のチンピラには戻れませんね。

尾形VS杉元

杉元(この子だけは連れていけない)

またアシリパさんを
保護対象として切り離そうと
する杉元でしたが……。

杉元「元気そうで嬉しいぜ
尾形 ぶっ殺してやる」

尾形「俺もだぜ 杉元ッ」

殺し合う前に元気で嬉しいぜと
言い合ってるのがすごく
少年マンガ的。

ふとコブラでの
コブラクリスタルボーイ

「ノックをするべきだったかな」
「いいさ オレときさまの仲だ」を
思い出しました。

尾形が熊に気を取られてた
隙に一撃入れられますが、
熊のせいで絶体絶命に。

そこにアシリパさんが……。

尾形は毒と瀕死のせいで
様々なビジョンを見ます。

結局、尾形には誰の声も
届かず、最期まで自分の
中での葛藤を繰り返しました。

永遠の無ではなく、
罪悪感がある=勇作や父への
情があったと自覚できただけ
救いはあったと言えます。

ロシア頭巾ことヴァシリとは
不思議な縁でしたね……。

地獄へ落ちる=人を殺す
覚悟を決めたアシリパさんの
瞳からハイライトが消えていて、

杉元「ひとりでは
行かせるかよ!!
相棒だろ」

この台詞の後に
瞳にハイライトが戻るの、
最高だ……!!

その直前、白石に大真面目に
牛山さんの額(と思い込んでる
ハンペン)を渡すシーンは

(ここでギャグやるか……!)と
思いました。大好き。

鶴見中尉が部下たちを前に

「道連れにはできん」

と、情を見せて
列車の連結部を
切り離します。

そして杉元との最後の
対決へ……。

切り離された側の列車を
止めて、谷垣と合流する
白石マジ有能。

鶴見中尉の目に杉元が
金の粒を投げつけるのは
亡きアイヌたちも協力して
くれたようでいいよね……。

落ちていく妻子の遺骨を
見つめる鶴見中尉の表情とか
この辺は見せ場しかない。

しかし杉元といい、
よくアレで生きてたな……。

野田先生、素晴らしい物語を
ありがとうございました!!

新作も楽しみにしています!!

まだまだ語り足りないので
続きはそのうちに。