昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

『ゴールデンカムイ』宇佐見時重

2月25日は宇佐見さんの
誕生日です、めでたい!!

というわけで宇佐見さんの
話を。

宇佐見さん、杉元、白石、
牛山さんと魚座多くない……?

宇佐見さんを大雑把に説明すると

狂気じみた忠誠心と
ユーモアが同居するキャラ。

「忠誠心篤い部下」という
キャラは創作物には
数多くいますが

鶴見中尉に顔に落書きされて

宇佐見(頭が沸騰
しちゃう)

→その落書きを
刺青にして残す。

走る棒人間の絵ですよ……?

※この台詞元ネタが
あるんですが、知ってると
余計に怖い。

ファンブックでも作者から
「作中でトップレベルの
危険な男」とコメント
されるほど。

鶴見中尉や尾形の狂気の
後押しをしてるだけでなく

少年時代、幼馴染みすら
嫉妬で殺害。鶴見中尉を
共犯に仕立てました。

作中の狂人ランキング
上位者たちは

辺見→弟の惨い死を目撃。
江渡貝くん→歪な家庭環境と
同情に値する面もあるのに

宇佐見さんの育った家庭は
健全で皆仲良しなのがまた……。

24巻の探偵エピソード、
あまりに強烈すぎて奇行しか
頭に残りませんが

要は切り裂きジャックのような
変態殺人鬼とよく似た思考
回路ってことですからね……。

基本的には礼儀正しく温和で

切り裂きジャックを捕まえる
囮として、門倉さんが娼婦に
変装してた時

(25巻)

宇佐見「すみませーん
ここが札幌ビール工場
ですよね?」

場末の娼婦に対して
敬語で丁寧に接してました。

門倉さんと分かった後も
男娼に身を落したと思って
気の毒がったのに

門倉さんが叫び声を上げると
土方歳三が来ているのか」と
即殺モードに入ります。

この切り替えの早さも怖い。

尾形に妙に突っかかると
思ってたら、実は似た者
同士だったと後に判明。

最期は尾形に撃たれて
鶴見中尉の腕の中で
死を迎えます。

中尉が抱きかかえる構図が
ミケランジェロの彫刻
ピエタ」。

ピエタは「宗教的な
放棄のビジョンと

エスの穏やかな顔を
表現したかった」作品
なんだそうです。

鶴見中尉の兵士に向ける
愛情は嘘だと言ってたのも
全て放棄して、幸せに
逝けたということでしょうね。

続きはまたそのうちに。