本日3月1日は不死身の杉元
こと、杉元佐一の誕生日です
めでたい!!
ちなみに神奈川県出身。
本来の性格は優しく穏やか。
異文化の民や習慣にも敬意を払い、
動物を慈しみ、花や植物に
訪れる季節の喜びを感じる
繊細なロマンチスト。
『少女世界』なんて雑誌を
愛読してたり、
恋バナにもときめきます。
そんな杉元が魚座なのは
すごく納得……。
しかしスイッチが入ると即座に
無慈悲な戦闘マシーンに変貌。
イカれた連中揃いの本作で
最もヤバい奴と、キャラたちにも
読者にも思われている節が。
白石「さすが杉元
脅し行為に造詣が深い」
主人公がこの言われよう。
極端な二面性は杉元の魅力ですが
なんでこんな性格になったかと
いうと、
家族が結核にかかって村八分、
一人生き残った杉元は
実家を焼いて出奔します。
現代ですらコロナ患者や
その家族に対して差別や
嫌がらせがあるのですから、
当時の扱いは……。
(一度戻ってきた時、お互い
魅かれ合っていた幼馴染の
梅子は杉元の親友・寅次と
結婚していました)
その後日露戦争で兵士となり、
過酷な戦争を生き延びます。
この時、同じく兵士となっていた
寅次から梅子の目の病の治療には
大金が必要だと聞きますが
寅次は戦死してしまいます。
杉元がアイヌの金塊争奪に
参戦したのは、梅子と
寅次のためでした。
今はアシリパのためでも
ありますが、どちらにしても
私利私欲が原動力でないのが
杉元らしさ。
「不死身の杉元」の二つ名は
戦場での鬼神のごとき戦いぶり
からつけられたもの。
今は己を鼓舞するために
使ってます。
しかしそんな自分や第七師団の
兵士たちを冷静に見る目も
持っており
「日本へ戻ってきても
元の自分に戻れない奴は
心がずっと戦場にいる」
とアシリパに語っています。
このシーンでは
「故郷へ帰り 家族と過ごす時間で
元の自分を取り戻せるのかもな」
とも話しています。
既にどちらも失った杉元は……。
金塊がどうなろうと、杉元には
アシリパたち共々幸せになってほしい……。