昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

野田サトル『ゴールデンカムイ』その17(改めて初期エピおさらい)

昨日ゴールデンカムイ
ヤンジャン本誌で最終回を
迎えましたね。

ネタバレを避けて感想を
言うと

漂流していた人たちが
居場所を見つける物語
だったんだなぁと
しみじみ……。

詳細はコミックス発売まで
おいておくとして、
改めて初期の頃からの
変化とか語ってみます。

まず時代背景は日露戦争
直後の1907年。

(29巻の年表より)

念のため大雑把に解説:

退役軍人の杉元佐一は
北海道で砂金を探している
最中、アイヌが隠した
金塊の話を聞きます。

その話をした男の体には
金塊のありかを示す
地図の刺青があった。

杉元は父の死の真相を
知りたいアイヌの少女
アシリパと共に

金塊の地図=刺青人皮を
巡る争いに巻き込まれていく……。

2巻で第七師団の兵士に
襲撃を受けた際

杉元「アシリパさんにとっては
金塊さえ見つけてくれれば
それは誰だっていいはずだ」

この時点では確かに
その通りでしたが

やがてお互い唯一無二の
存在になっていきます。

アイヌの文化では動物は
全て神(カムイ)ですが
人を殺した獣は悪い神になり
地獄へ送られるという考えから

アシリパ「わたしも
人を殺したくない」

その一線だけは守ろうと
していました。

また、当初は杉元の
持ってた味噌を誤解して
食べようとしませんでした。

アシリパ「私にうんこ
食わせる気か!
絶対食べないぞ」

杉元「うんこじゃねぇよ」

一度はアシリパを危険に
巻き込みたくないからと
離れた途端に第七師団に捕まり、

アシリパ&強制参加の
白石に助けられます。

(物語後半で杉元がアシリパ
守ろうとするあまり、かえって
突き放してると

白石から怒られるエピソードを
思い返すと泣けてきますね……)

この後の食事シーンで
アシリパがためらいながらも
味噌入り桜鍋を口にして

アシリパオソマおいしい」
(満面の笑み)

アイヌ語オソマ=うんこ

オソマと呼びつつも
すっかりハマっていきます。

この辺りからうんこネタや
変顔が多くなっていく
アシリパさん。

白石も含めて気のおけない
間柄になっていくのほんと
好き……。

続きます。