昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

井上まい『大丈夫倶楽部』その1(1巻感想)

『大丈夫倶楽部』(20~)
生きることに不器用な主人公、
花田もねが「大丈夫になる
活動」をする

「大丈夫倶楽部」を作り、
謎の友人・芦川さんと共に
活動する少し不思議なお話です。

第一話では掃除してるのに
ちっとも進まず焦りまくる
花田さんのもとに
芦川(あしかわ)さんが来訪。

(バクの着ぐるみ……?
そういうイメージの
キャラ……?)

読者の疑問をスルーして
話は淡々と続きます。

芦川「今、大丈夫じゃない
感じ?」

冷静な芦川さんのアドバイス
平常心を取り戻し

花田「片付けて
大丈夫になります!」

なんとか部屋をキレイにして
お土産のお酒を飲んで
ほっこり幸せになる花田さん。

→彼女から放出された
喜びオーラのようなものを
耳から吸収する芦川さん。

「気分が落ち込んでる人が
掃除してスッキリする」

そのエピソード自体は
珍しくないのに
何かがおかしい……。

(どういうこと!?)という
疑問を引っ張りつつ、第二話から
二人の出会いが描かれます。

また、花田さんが思う
「大丈夫」の定義も説明。

「ま……明日もいけるか」

……と思える精神の
事である。

何とも危なっかしい
彼女の言動ですが

芦川「もっと詳しく
知りたいです」

こうして「大丈夫倶楽部」が
発足します。

「ナイーブな主人公が
世話好きの友人と共に、
癒される行動をして
気力を取り戻す話」

と書くととっても
王道ですが

表紙にいるバクのような
生物が芦川さん。

着ぐるみではなく、
地球の生物でもない謎の
存在です。

15話であの姿が本体でも
他者には別の姿で
見えていることが判明。

「芦川秋芳」も実在する
探偵の名前で、彼から
地球の一般常識を教わった
らしい。

(でなきゃ花田さんは
ともかく、しっかり者の
友人の早瀬さんが黙って
受け入れるわけないよな……)

「大丈夫倶楽部」の活動も
気になるけど、

初対面から感じが悪い
イケメンは何を抱えて
いるのか、

芦川さんの正体と目的は?
いろいろ気になるお話です。

個人的に花田さんのお兄さん的
キャラ(子供時代通ってた
道教室の息子)玄郎さんが
好みです。

続きはまたそのうちに。