『暗殺教室』(12~)は架空の
中学・椚ケ丘中学校を舞台に
突如現れ、担任教師となった
謎の生物「殺せんせー」と
彼の暗殺指令を受けて
「殺し屋」となった3年E組の
生徒たちとの攻防と交流を
描いた学園青春アクションもの。
15、16年にTVアニメ化され、
15年に実写映画も作られた
人気作。
殺せんせー役は嵐のニノでした。
ゲームも制作されています。
「生徒たちが担任教師をあの手
この手で殺そうとする話」
というとんでもない設定なのに、
「落ちこぼれ生徒たちの悩みに
寄り添い、成長を促していく」
王道の教師モノでもあります。
何しろ冒頭からすごい。
「HRをはじめます」
という普通の教師の台詞を
言ってる普通じゃない生物へ
「起立!!」
号令と共に銃を
構える生徒たち。
(僕らは殺し屋)
という生徒のモノローグと共に
弾道を避けながら出席を
取っていく「先生」
「普通」と「ありえない」が
入り混じったシュールな出だし。
ここから一旦回想と共に
何故こんな状況になってる
のか説明されます。
彼らが中3になった
ばかりのある日、月が
破壊されて三日月の状態に。
突如現れた、人より少し
大きいくらいの黄色い
タコのような謎生物が
「初めまして 私が月を
爆(や)った犯人です
来年は地球も爆(や)る
予定です
君達の担任になったので
どうぞよろしく」
((まず 5・6か所
ツッコませろ!!))
クラス全員そう思った
読者を引きつける、物語の
掴みとして完璧すぎる……。
防衛省の烏間(からすま)さん
からの説明で、今の話が
嘘でないことや
それを知っているのが
各国首脳だけであり
秘密裏に殺す努力を
しているが失敗続きな
こと、
化け物は3年E組の担任なら
やってもいいと提案したため
生徒たちは「殺し屋」に
なってほしいと頼まれます。
成功報酬は百億円。
そして謎生物は暗殺OKの
時間以外は、教師として
授業をします。
地球の危機なのは本当でも、
こんな滅茶苦茶な
話を受け入れる学校側も
大概おかしいと思ったら
やっぱりそれ相応の
事情がありました。
続きます。