昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

丹羽庭(たんば にわ)『トクサツガガガ』その1

トクサツガガガ(14~)は主人公のOL、
仲村叶(なかむら かの)の隠れ特撮オタク
ライフをコミカルに描いたマンガです。

19年1月からNHKにて実写ドラマ化中。
キャストのイメージぴったりだし
特撮パートも東映協力でめっちゃ力入ってます!

今時はオタクをオープンにしてる人も
多い中、何故仲村さんが隠れているのかというと

子供の頃のトラウマです。
母ちゃんめっちゃ怖い……。

特撮ヒーローの載った宝物の雑誌燃やされて
それで焼いた焼きイモを笑顔ですすめられるって
ちょっとしたホラーだよあんなの……。

怖い母ちゃんに凹まされる回も幾つかありますが

基本的には特撮だけでなく違うジャンルも
含めたオタクあるあるや

特撮作品の中でのヒーローの台詞に
励まされて行動し、オチがついたり

オタクじゃない人から、本音では避けたい出来事に
誘われ(自撮りやおしゃれショップ巡りなど)

困惑しつつもむしろそこから趣味に使える
ヒントを得たりと

異文化コミュニケーションも
成立してるのが素晴らしい。

オタクなら誰しも好きな作品の名セリフを
心に刻んでいるものですが

実践できているのか?というと……
あくまで心に秘めっぱなしなんてのも
よくあることですからね。

台風で電車が止まり、大人数で歩いて移動していた際
デートで外出していた人が靴の痛みで脱落しそうに
なった時

「皆 我慢してる、もっと忙しい人がいるって
考えて出てこなきゃいけない風潮が

私達を土日も台風の日も働かせるんじゃ
ないですか」

「デートは(本音;特撮リアタイ視聴は)
かけがえのない時間 そうでしょう?」と

皆の前で言ったのは名場面だと思います。
普通はそういう「真っ直ぐな言葉」を
人前で言えないもんなんですよね。

しかしそういう彼女だからこそ、
吉田さんやダミアンくん、任侠さんといった
比較的つきあいやすい人たちだけでなく

 諸事情で心に固いバリケードを積み上げていた
北代さんとも仲良くなれたのでしょう。

 まだまだ語り足りないので、続きは明日。