昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

丹羽庭『トクサツガガガ』その2

トクサツガガガの魅力の一つは
他のキャラもまた個性的で素晴らしいこと。

まずは仲村さんと同じく特オタの吉田さん。

普段は優しいお姉さんですが
時折女軍曹や悪の女幹部みたいになります。

「ダメですよ。 情報を吐くまでおあずけです」

(布教の)
「やる気あるんですか 中村さんッ」

スイッチが入ると人格変わるのが
すごくオタクだ……(親近感)

原作にもある、ヒーローショーで
ものごっついカメラ出す場面は
ドラマ版でも強烈なインパクトでした。

そしてお菓子屋さんの店員兼息子の
「任侠さん」

顔がゴツくてこわいので
そんなあだ名がついてるのにとってもいい人。

実は女児向けアニメ『ラブキュート』オタで
気弱な性格。そして大学生というギャップがすごい。

あとお母さんが「陽気なオバちゃん」全開で
その関係性もいいですね。

北代さんも序盤はツンケンしてますが

実は彼女もまたドルオタでした。
今はすっかり頼れるツッコミ役です。

うっかりオタバレしたせいで心無いからかいに
傷つくの……わかるよ……(涙)

仲村さん兄と嫁&娘のトリオや
特撮好き小学生ダミアンくんも
実にいいキャラです。

しかしダミアンって軽く悪口では……。

(注;元ネタがホラー映画のキャラ)

あと虫が苦手な仲村さんが家に迷い込んできた
クワガタを「こんな季節にいるのは誰かの
ペットでは?」と

ポスターを貼って元の小学生の飼い主に
見事戻した回での

「誰かの大事なクワガタかもって思ったら
私が嫌いだからって、捨てたりできないよ」
も名場面です。

この回の任侠さんの「“見たら買え”は
鉄則っスよ……」は特オタの真理。

それと任侠さんのお母さん登場回の
仲村さんモノローグ(※オタクの言動は)

(はた目にはロクデナシに見えるだろうけど)

(これを失ってまともになるかというと、
「無趣味のロクデナシ」になるだけだから!)
は、世の中に向けて主張したいレベル。

特撮に限らずオタクには共感することがありすぎる作品です。

まだまだ語り足りないのでまたそのうちに。