昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

『仮面ライダーゲンムズ ーザ・プレジテンツ』その2

後編、配信開始!!

※ネタバレに触れないわけには
いかないので、まだ観てない方は
読まない方がいいです。

前回のお話:

天津垓から檀黎斗が生えた。

後から檀正宗も生えてきた。

1000%は便利な苗床……。

今回のお話:

天津社長を蚊帳の外に追いやって
親子喧嘩するゲンム&クロノス。

(誰か―!貴利矢さん呼んできて――!!
と視聴者の誰もが心の中で叫ぶ間に)

会社愛とゲーム愛を主張しながら
戦う二人を見ているうちに、
天津は大事なことを思い出すの
だった……。

厘の分析で、異なるウィルスが
同じ体内にいると喰い合って
成長が阻害されるらしい。

共倒れしてくれれば社長は
助かるかも……と言う厘に

天津「これは私の弱さが招いたこと」
(意訳)

自分の過ちを認めたことで
ストレスが減少、黎斗&正宗の
力は弱まっていきます。

愛って連呼するからラヴリカが
出て来るかもと思ってた……。

とりあえずいい話……かな?

TV本編で岩永さんがどさくさ紛れに
アドリブで「パパ」と言ったのに
字幕は全然違う言葉になってたと

どこかでコメントしてましたが
やっと直接呼ぶことが出来ました。

 重要なネタバレ:

檀親子、和解。

黎斗の場合、沢山のバックアップが
ばら撒かれてるので次に出てきた
黎斗が父の愛を知っているかは
謎という……。

 でもVシネで父親に面と向かって
「お前は生まれて来るべきでは
なかった」と言われたのは
流石に可哀想だったので

愛ゆえに自分で止めたかったんだと
言ってもらえて素直に嬉しいです。

あのハートの映像が公式って、
見てない人は信じないかも……。

 オチでフェイスシールドだの
アルコール消毒だのやってる
天津社長&厘の姿に

(ホントにウィルス扱いなんだ……)
とちょっと笑いました。

久々に大暴れする黎斗が見れて
嬉しかったです。

檀親子の再びの復活
お待ちしております!!

今度は愛をテーマにした
ゲームで復活すると予想してみる。

 (なお彼が思う「愛」なので
一般的な感覚から大きく逸脱
している可能性の方が高い……)

新井理恵『LOVELESS』(ラブリス)

LOVELESS(ラブリス 01~)
恋に恋する薫香、素朴で優しい
優希、長身でクールな涼子の
女子高生3人組の恋と友情を
描いたハイテンションギャグ
コメディです。

伝説のギャグ漫画『×ーペケー』
知ってる方なら話は早い。

見事なボケツッコミの応酬と
シュールな展開のてんこ盛りです。

冒頭2ページは全く普通に
学園モノの少女漫画として
始まるのに

彼氏が欲しいと言ってる
薫香(くにか)が昨日の
ドラマの話を振られた途端

「やっぱり松村雄基の
学ラン姿はいいわよねー!!」

泣きながら熱く語りはじめる……。

この時点で(この子アカン……)と
読者は覚悟を決めます。

※彼女が『スクールウォーズ』を
観たと分かった人は昭和生まれ。

薫香がひそかに憧れてるのは
同じクラスの爽やかイケメン、
後藤くん。

ところが後藤くんが優希に
告白してるところに
居合わせてしまい……。

実は誤解だったのに
どんどんこじれていって
しまう3人の関係。

話の筋だけ追えば、女同士の
友情に色恋が絡むと脆くなる
ことが多いけど、

3人は今のところ恋よりも
友情の方が大事なのでした、で
間違ってないのに……。

この後、どんどん薫香と後藤くんの
キャラがぶっ壊れていきます。

おそらく作者の天才的なまでの
ツッコミ気質とギャグの才能が
ストレートな少女漫画的展開を
拒むのでは……?

第一話であっさりフラれた
後藤くんが、二話以降は薫香の
ストーカーキャラになりますが

なんだかんだ3人に友達として
受け入れられてるのがいい。

2巻からはもう一人、
訳アリ転校生の蛯名さんが
メインに加わります。

涼子兄の竜一(エロオタク)と
いい、少女漫画のメイン男性陣が
みんな二枚目キャラから大きく
外れているというのも独特。

台詞がかなり多いですが
モブキャラの書き文字台詞に
至るまで畳み込んできます。

昭和ネタが多いのもまたよし!!

 さんざんハイテンションな
掛け合いや展開の後に

〆のモノローグだけは
少女漫画風味なのがまた
じわじわくる作品です。

全二巻なのが勿体ない!

曽田正人『め組の大吾~救国のオレンジ』(1巻感想)

第一巻、本日発売です!!

記念に語ります。

め組の大吾~救国のオレンジ』
(21~)は、『め組の大吾』の
続編。

新たな「大吾」こと十朱(とあけ)
大吾を主人公に、若き消防士たちの
活躍を描きます。

前作の大吾も、現場で何か
気になることを見つけて
ふらりといなくなっては

誰も予想してないような
要救助者や大事故一歩手前の
状況を発見し、

救助法も含めて周囲を
ぎょっとさせてました。

こっちの大吾もそんな感じ
ですが、違いは相棒の
斧田くんが常に傍で
フォローしてくれること。

(どこにいるか推測して
脱出用ロープや救急の人を
準備とか)

更に二人のフォローを
してくれるのがヒロインの
女性消防士・中村雪。

(二人の脱出口や脱出法の
確保など)

斧田くんは高校時代から
彼女に好意を寄せていますが
いつも空回り中。

雪も大吾もワケありの
過去があるらしく、
自分のことはほとんど
話しません。

そのため、好きな相手から
人間的な弱さ、有能さ、
リアクションが全て丸出しの
斧田くんが主人公っぽく見えます。

 天才の理解者でフォロー役で、
驚き役で三枚目も兼ねていて
恋愛要素持ち……ポップかな?

第一話は(冒頭数ページ除いて)
研修でしたが
第二話からはもう本番。

何がスゴイって

狭いところに潜るために
大吾が肩関節を外す→

新たに着任した斧田くん
以外、誰も驚いてない。
救助隊のみんな慣れすぎている……。

雪はまだ消防署勤めですが、
第一話では十朱・斧田と
苗字呼びだったのが

二話以降は名前呼びになってて
距離が縮まってる感じが
いいですね。

斧田くんと大吾もお互い
名前で呼び合ってます。

 なお前作のキャラで、本作にも
登場してるのはまだ甘粕くんだけ。

甘粕くんと山上さんが話してた
「平成スピリット」って

乱暴に要約すると
「不屈のド根性」とか
そういうものだと思うけど

「めちゃくちゃ」とか
「なんでもあり」も含むのでは……
と思ってしまうのは私が平成
ライダー脳なせいだけではないはず。

 これから彼らを待ち受ける国難とは!?

そして朝比奈大吾はどこに!?

続きが気になりすぎる!!!

旧アニメ版『銀河英雄伝説』その1

※監督の名前を取って
「石黒版」とも言います。

基本的には原作通りですが
外伝のエピソードも
組み込まれたり、

オリジナルエピソードが
入ったりと、若干の改変は
あります。

大人になってから改めて観て
みると

(SFの皮を被った時代劇……)と
思いつつもそれがまたいい。

十代の頃はメインキャラに
目が行きがちですが

歳をとると脇役のおっさんにも
深く共感するようになります。

今回はアンスバッハについて語ります。

アンスバッハは昔はキルヒアイス
殺した男=嫌いという認識の方が
強かったのに、

今だと
(そうだよな……そう簡単に
旗幟を変えて、20歳の若者の
下につけないよな……)

とかしみじみ思うように
なりました。

忠誠心は篤く、爆弾テロが起きた
クロプシュトック事件
(一期9話)では

爆発直後の現場に飛び込んで
主君ブラウンシュヴァイク公を
探し回ります。

(この時キルヒアイス
ラインハルトを探していて
直前に顔を合わせています)

しかし主君を盲信して
いたわけではなく、

反乱を起こした領土への核投下を
諌めて獄中に入れられたことも
あるほどまっとうな人物でした。

 オーベルシュタインの作戦で
オフレッサー上級大将が
貴族連合を裏切ったと誤解され

ブラウンシュヴァイク公に
詰め寄った彼を、最終的に
アンスバッハが撃ち殺します。

その遺体を前に呟く
諦観のこもったこのシーン
(本伝第一期20話)

「そんな恨めしそうな目を
しなさんな」

「私だって明日はどうなるか
しれないんだ」

「今日のうちに死ねたことを
感謝すべきかもしれんよ」

故・井上真樹夫さんの
渋い声と演技も相まって
なんとも印象深いシーンです。

一度は頷いたものの、土壇場で
自決を臆したブラウンシュヴァイク公に
強引に毒を飲ませながらも

本人の望み通り、ラインハルト
暗殺を実行しようとしますが……。

 主君の遺体に武器を隠し、
暗殺相手に近づくというのは
始皇帝暗殺のエピソードを
彷彿とさせますが

あんなでかいモノ仕込んで
よくバレなかったなとかは
気にしないように。

続きはまたそのうちに。

アニメ製作20周年記念 銀河英雄伝説 LEGEND BOX [DVD]
 

中村充志『AGRAVITY BOYS』その5(5巻感想)

第5巻、発売中です!!

詳細はぼかしますが
ネタバレにご注意ください。

今回のあらすじ:

野球回に会社立ち上げと
色んな宇宙人が登場します。

タイムマシンを作る資金を
稼ぐため、金になりそうな鉱石
ダグマタイトの鉱床を探すサガたち。

しかしその場所が別の宇宙人に
目をつけられてしまい
何故か野球にそっくりの
スポーツで対決することに。

ヤ・キウって何だよ……。

こういう時にコージは便利です。

呼び寄せられた時の
満面の笑みでアイス食べてる
グリスロウが可愛い。

野球とは違う珍妙なルールが
あると知ったルオが、
グリスロウにわざと無茶振り
するの好きです。

番外編37・5話は
球場から基地までサガが
皆を送っていくだけなのに
それぞれの個性が出て面白い。

最後にリータを乗せた時に

サガ「そんじゃぁそんな
もしもの時のために

今のうちに楽しい想い出
残してくとすっか!」

→夕焼けの美しい景色を見せる。

サガのこういうところすごく
主人公っぽい!

ヤ・キウで勝ったことで
鉱床を手に入れた4人は

「アグラビティマニング社」を
設立。

経営自体は順調でしたが
希少な鉱石が市場に
流通し始めたため

大会社テスタニサリ
コンツェルンの社長に
目をつけられます。

苗字がアレスタなのとか、
すげぇカッコしてんなとか
色々突っ込みどころが……。

残念イケメンなのは確かです。

派遣されたスパイたちは
様々な手を使って
会社に入り込もうと
しますが……。

38話の扉絵ババ、
何て顔してんだ……。

スパイその1の経理
ケリーさん、大変なものを
見てしまいましたね……。

スパイその2のセイルス、
その3のネラルフェアと
次々に敗れ去ります。

彼らが長期有給休暇を
取得したため、逆に
テスタニサリ側がピンチに……。

一緒に休暇を過ごすセイルスと
ネラルフェアが仲良しで
微笑ましい。

やってることは大蛇退治だけど……。

ところでサイドストーリーで
遂にヴォルクの過去が!?

昔は違う国で違う名前
だった……?(苗字は同じ)

次巻は6・7巻同時発売!!

楽しみだけど最終巻なのは
寂しい……。

AGRAVITY BOYS 5 (ジャンプコミックス)

AGRAVITY BOYS 5 (ジャンプコミックス)

  • 作者:中村 充志
  • 発売日: 2021/04/02
  • メディア: コミック
 

サンドロビッチ・ヤバ子/MAAM『ダンベル何キロ持てる?』その5(12巻感想)

第12巻、発売中です!!

表紙に呉先生と愛菜先生いるけど
本編は出番なし。

いつもの心の叫び:

読んだ直後のテンションのまま
体を鍛えていれば今頃は(以下略)

詳細はぼかしますが
ネタバレにはご注意ください。

今回もカオスでツッ込み疲れるよ!
(大絶賛)

『ケンガン~』シリーズの
巧妙なステマが……。

カバー下の街雄さん、
すごく可愛い……!

・朱美、学校に筋トレ部を作る。

遂に放課後まで待てなくなったか……。

あの学校、他にも何か
秘密がありそうですね。

えいみの運動神経ゼロは
もう出てますが、彗はまだ
何もかも未知数なような。

・ひびきの食欲魔人っぷりが
止まらない。

食べながら巨大化するって
どういう原理……?

・彩也香の実家のボクシングジム
体験キャンペーンに街雄さん&
ジェイソン&忠勝が参加。

『ケンガン~』のキャラだって
大概濃いのに、街雄さんたちに
困惑してるのが面白い。

ラストのページは
声出して笑いました。

心からガオさんに同意……!

・ひびき、ドゲちゃんに
スカウトされる。

ひびき兄は普通に喋ろうと
思えば喋れるんだ……。

ちゃんデイと仲良しなの好き。

ひびきと彩也香の映画話に
常識人のようなツッコミを入れる
街雄さんが新鮮でした。

(この後いつも通りの展開)

宇都宮さんは前巻で
通販番組に出たりと
何でもアリですね。

・ひびき宅でジーナが本に埋もれる。

ジーナが作家志望なのが判明。

彼女は絶対にキャラ選択を
間違っている……。

蔵書の中の「ハラショー門」が
地味にツボりました。

・朱美の寝室公開。

山ほど突っ込みどころがあったけど
小津俊夫に全部持って行かれた……。

・立花先生の休日。

正しく独身一人暮らしの
社会人のオフ……。

ライバル関係でもおかしくない
のに、めいちゃんと仲良しなの
微笑ましい。

・女子高生クイズ大会。

大根しばき合いクイズとは
一体……。

スク水女子高生が大量に
いるのにこの色気のなさよ
(大絶賛)

次回の全国大会では
霊王寺さんが来ると予想。
次巻も楽しみです!

アニメ二期やらないかな……。 

あfろ『ゆるキャン』その5(12巻感想)

第12巻、本日発売です!!

記念に語ります。

ぼかしますがネタバレには
ご注意ください。

今巻を簡単に説明すると

・野クル、薪を作る。

・千明&あおい&恵那の旅(ウソ回想込み)

・千明、ソーセージリベンジ。

・へやキャンはいつもより多め。

・なでしこの水着大サービス!
(嘘は言ってない)

いつも通りのほっこりほのぼの。

お土産クロスカウンターはツボでした。

大町先生といい、教頭先生といい
優しい世界だ……。

教頭先生と共通の趣味(?)って
何気に今後強力な味方を得たような……。

千明たち3人の旅「バスキャン□」は
なでしこに話している体で
回想シーンとして描かれます。

神戸と書いて「ごうど」
なんて地名があるですね。

バスを逃して歩く羽目になったり
時間がなくなって折角の温泉が
カラスの行水に……など

実感のこもった苦労話と同時に
いないはずのチクワがいたり、
某バラエティ番組のノリで
語られたりとフリーダム。

地図に道だけで他に何もない場所は
急な坂道である可能性が髙いって
本で読んだことがある……。

「しよゆ」は醤油で
合ってるようですよ。

今回のキャンプ場は
秩父多摩甲斐国立公園

埼玉・山梨・群馬・長野と
4県にも跨る公園ってすごい。

今回のご飯、トマト焼きそば
すごく美味しそう……。
作ってみたくなりました。

なおアイデアはなでしこ父。
各務原家は本当に仲いいな!

ずっとピザ食べたかった千明の
ためにあおい&恵那が料理
してくれるエピソードは

「いやこれお好み焼き!!」
からのオチが秀逸。

鳥羽先生も相変わらず
酒が絡まないと面倒見良くて
優しい先生です。

酒が入ると途端に
グビ姉に……。

おつまみ用に焼き鳥を
買ってくる3人の気遣い
好きです。

出番は少ないのに妙な
インパクトを残す恵那父……。

今回も癒されました。

アニメ二期は無事伊豆キャンを
終えて終了。

二期実写ドラマ版ではリンちゃんの
おじいちゃんが大塚明夫さんで
話題になりました。

今から寂しいですが、劇場版&
次巻を楽しみにしています!!

次巻は花見キャンプだ!!