昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

池辺葵『ブランチライン』その2(1巻感想2)

第二話は一話の翌朝から。

亡き父の誕生日祝いで
山の上の一軒家の
実家に集まった姉妹は

朝食後、タクシーを
呼んでそれぞれの
仕事へ向かいます。

(山の上までバスは来ない)

四女の仁衣(にい)は
憧れのブランドショップへ

自社に出店してくれる
よう、部下と共に
プレゼンへ。

(しかしうまくいかず)

三女の茉子(まこ)が
料理の仕込みを終えて
一息ついてるところに

長女の息子=甥っ子の
岳(がく)からラインで
ハワイの画像が送られて
きます。

茉子「あの子 今
こんな景色
見てるんだ」

その台詞から
15年前の回想が
開始。

夜中に幼い岳がいなく
なったと、仁衣が
茉子を起こします。

夜の山中を駆けまわって
岳を探す母&四姉妹。

長女イチは離婚して、
岳を連れて実家に戻って
きていました。

しかし幼い岳は
父に会おうと家出を……。

お地蔵さんの祠の
傍に座り込んでいる
のを発見されます。

岳「バス停行ったら
もうバスなくて
戻る途中で疲れて
休けいしてたの」

(お父さんに肩車
されてる写真を
持ってる)

誰も叱らずに
仁衣が自分のマフラーを
岳に巻いて

仁衣「岳が疲れたら
いつでも私が
おぶったる」

そして本当に背負って
家に戻ります。

太重(あのお地蔵さん
おばあちゃんが
いつも参ってた……)

一人拝んでいく太重。

皆が布団に入った後、
イチと母との会話で

離婚調停が終わったら
夫はすぐに引っ越して
女の人と暮らして
いると説明されます。

イチ「悪い父親じゃ
なかったから何度も
我慢しようって
思ったけど

家に居ても私は
無視されて ずっと
うとまれてるのを
感じながら

一緒に生きるなんて
耐えられなかった」

三姉妹が布団の中で
目を開けている→

それぞれに心に刻まれる
ものがあったと描かれ
ます。

時系列は戻り、三姉妹
共に岳への愛情は
深く強いことが
描かれます。

ラストに岳が撮った
イチの笑顔に母がラインの
GJのスタンプ押すのが
いいんだ……。

この物語は仁衣の
仕事への意識も重要で

仁衣「誠意を尽くして
やりきったと言える
までは諦めない」

印象深い台詞が
多いです。

続きはまたそのうちに。