昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

河惣益巳『蜻蛉(せいれい)』その5(10巻感想)

第10巻、本日発売です!!

記念に語ります。

詳細は省きますが
ネタバレにはご注意ください。

念のためあらすじ:

架空の帝国「虯」(キュウ)を
舞台にした中華風ファンタジー
(モデルは唐っぽい)

10年に一度の国際会議に
父や兄と共に招かれた主人公、
尚和国の弥夜姫は

虯の皇太子の目にとまり、
他国の姫たち共々強引に
後宮に入れられてしまう。

弥夜姫は海で波にさらわれて
死亡したように見せかけ、

仲のいいクーラン姫、
アマーラ姫と逃亡。

二人を故郷に戻すため、
おつきの者たちと一緒に
旅をする……。

現状:中央アジアとか
ペルシャっぽい国が舞台に。

クーラン姫は故郷一歩手前で、
家族や婚約者と喜びの再会。

しかし弥夜姫を追ってきた
ナガルとアルデシールが
気になり、婚約者共々
一緒に追跡中。

また弥夜一行とは別に
弥夜の叔父・地基と
兄の咲弥も旅の途中。

今回、ようやくアマーラ姫の
故郷(ペルシャ風の国
ハリムに到着します。

商人の一員を装って後宮
入りますが、反応は……。

命がけで故郷に帰ったのに
大国の報復を恐れて
皆、青ざめるだけ……。

素直に喜んでくれたのは
幼い弟ただ一人。

(虯に隣国が滅ぼされて
いる事情もある)

父である国王から「匿っても
いいが、幽閉状態にするしかない」
と言われた彼女の決断は……?

彼女がリュートの名手なのは
後宮にいる初期からずっと
語られてましたからね。

(風に乗った音が聴こえたと、
居所がわかるのもメタ的に便利)

最後の別れにと、城内で
神事を兼ねた演奏会が
行われます。

餞別にと沢山の宝飾品を
渡されたのがせめてもの
救いでしょうか。

その際の踊り手はアルデシールの
身内でした。

叔母とか従姉とかその辺りだと
思ったら……!!!

ナガルはナガルで「じいちゃん」
(滅ぼされたアムド国法皇)に
弥夜姫を会わせたいと必死なのに

ワガママ扱いであしらわれてるのは
ちと可哀想ではある。

このまま「弥夜姫ご一行の
スピリチュアルアジア紀行」
が続くかと思ったら

王城にて突然のアルデシール
捕縛命令が……!?

続きが気になる!!