昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

市東亮子『やじきた学園道中記/スピンオフ 星にききたまえ』その2(1巻感想続き)

狭霧くんは忍者なので
体のダメージは計算の上で
殴らせています。

病院に駆けつけたハーディが
心配したのは何より、
背中の刺青が出たかどうか。

刺青には甲賀に伝わる
秘伝が刻まれていて、
条件を満たすと現れます。

(かつて見たと言ったら
助けた狭霧に刺された)

今回病院で撮ったケガの
写真には現れず、
安心するハーディ。

ハーディ「今後は僕以外に
ナマ背中を見せたり
しないように」

ナオミ「ぐふっ」

日本人留学生のナオミが
サムアップして笑顔で
去って行く……。

どうしてそんなに上機嫌なの?
(すっとぼけ)

校内に制服のセキュリティが
いるとか、示談の場に
弁護士同伴なのが実に
アメリカの学校ですね。

病院から帰ったハーディは
狭霧に仕える忍びの男・
長柄(ながえ)から
苦言を呈されます。

長柄「あまりあなたが
想像通りの わかっちゃ
いない方なんだと思って」

この台詞は狭霧の生い立ちや
性格を読者に説明すると
同時に、

ハーディとの出会いで狭霧が
成長したと、長柄自身も
認識を改めていることを
示しています。

要約すると「狭霧は
ハーディのために危険も顧みず
尽くすことを望んでる」と
教えたわけで……。

ハーディ「彼は存外
愛が重いタイプだな
ミステリアスだ……」

天使だの薔薇だのキラキラ
トーンだのまき散らしながら
調子に乗ってるキザ野郎って
ムカつくわ~(萌)

長柄「あとなんかイラっと
したので……」

長柄の気持ちは
よくわかる。

でもキザ野郎からし
摂れない栄養素は
確かにある……!!!

狭霧に暴行した不良生徒の父親は、
今まで面会も拒否していた
ハーディと顔を合わせますが

「ここでビジネスの話をしたら
彼のケガを利用して君とアポを
取ったみたいじゃないか」(意訳)

と、弱みに付け込むことを
避けます。

その甲斐あってハーディは
計画を達成します。

しかもその際、計画を
妨害していた人物に
デメリットは押しつけて、

美味しいところは
自分が持って行きます。

その陰に狭霧の活躍が
あると気付いた妨害側が
どんな手を打ってくるか……

不穏な気配も見せつつ
話は次巻へ。

続きが気になる……!!