昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

市東亮子『やじきた学園道中記/スピンオフ 星にききたまえ』その1(1巻感想)

第一巻、本日発売です!!

やじきた学園道中記/スピンオフ 
星にききたまえ ーAsk The Stars』
(22~)は、本編屈指の曲者キャラ、
変態キザ男のハーディ・レニアートン
主役のスピンオフ。

記念に語ります。

詳細はボカしますが
ネタバレにはご注意ください。

本編で甲賀忍者の少年、
剣持狭霧(けんもち 
さぎり)を保護して以来、

ゆるい主従関係となり
アメリカに帰国する際に
一緒に連れて行きます。

渡米後の物語なので
本編を知らなくても十分

「派手チート&地味チート
コンビの主従もの」
として楽しめるはず。

表紙で赤いバラ持ってるのは
昭和のキザ男のお約束。

金髪碧眼の美形で
天才で大会社の社長で……と
盛りに盛ってるチートキャラ。

本編が82年からの
連載だったので、
本作も80年代設定です。

冒頭は狭霧くんの現状から。

(偽名は坂口三太で
ハーディも普段そう呼ぶ)

英語がだいぶ喋れるように
なっていて、学校にも
通っていること、

ハーディの仕事を手伝う
ための訓練中の時点でも
優秀なのが説明されます。

あとハーディには内緒で
ある会社でバイトしてる
ことも。(伏線)

ハーディ周辺の人からも
学校内でも通称は「サリー」。

小柄で地味な顔立ち、
温和で大人しい性格なので
シマリスのようだと可愛がられます。

学校にも溶け込んでいて
友達も男女問わず
沢山いるようです。

ところが女友達の一人、
エミリーにつきまとう
粗暴な男子生徒エリックが

彼女と親しくしないよう
何度も狭霧を脅します。

(恋愛感情は狭霧にも
エミリーにもないのは明らか)

やがて狭霧は周囲が心配
した通り、エリックと
仲間たちに囲まれて
暴行を受けます。

実は狭霧の目的は二つ。

一つは事件にすることで
学校側にトラブルがあると
認識させること。

狙い通り、学校側は
エミリーへの接近禁止を
エリックに通達します。

そしてもう一つは
ハーディの計画にエリックの
父親が必要不可欠だったから。

会うことさえ拒否して
逃げまわってたから

狭霧の後見人であるハーディと
会わないわけにはいかない
事情を作った……。

折角だから続きます。