昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

『銀河英雄伝説外伝』OVA「千億の星、千億の光」その3

4:同盟軍との戦い・艦隊戦2

この章からはヤンも登場。

当時は大佐でたいした権限も
なく、グリーンヒル大将に
進言してたまに取り入れて
もらえるレベル。

ヤンの進言が実行に移された
せいで、ラインハルトが

討たれる寸前まで
追い詰められたのは
誰も知らない……。

しかしヤンの忠告に反し、
包囲が中途半端だったので
無事逃げられました。

この後(ヤン的には義務は
果たしたと)居眠りしてるのを
グリーンヒルに見られてしまい
折角の信頼がマイナスに……。

キャゼルヌとの会話から、
既にユリアンがヤンの家に
いるのがわかります。

フレデリカが士官学校
次席で卒業した話題も
出てきます。

キャゼルヌ「興味がないか?」

ヤン「ないわけじゃありませんが
どうせ私とは無縁な人ですからね」

全読者がニヨニヨしたシーンです。

シェーンコップVSリューネブルク

遂に因縁の決着がつきます。

薄幸な女性として描かれてきた
リューネブルク夫人も、
あることをきっかけに
衝撃の行動に出ます。

本来は激しい女性だったの
かもしれませんね。

リューネブルクは野心も
能力もあるのに、常に孤立
無縁を招くような振る舞いなど

ラインハルトとは対極の
存在として描かれます。

薔薇騎士団では連隊長、
帝国では亡命者ながら准将、

名家の令嬢との結婚にも
成功するなど

それなりの評価を得てるのに
何かが足りない……。

そういう曲者のリューネブルク
演じたのはレジェンド、
故・野沢那智さん。

グリンメルスハウゼン役、
槐柳二さんは
吹き替え創成期からの
大ベテラン。

「銀河声優伝説」と
呼ばれる所以です。

ところでラストでシェーンコップが
リンツさんに歌ってくれと
言った歌、

歌詞が重要なので
あえて外国語訳には
しなかったのでしょうが

歌詞が文語体の歌って
浪曲っぽいので

外国人しかいない場に
レトロで日本的な曲が
流れてるような違和感が……。

この章では双璧や
ビッテンフェルトやなど、
後の幕僚たちが登場。

本伝では既に強い信頼で
結ばれてる彼らとの
最初の出会いが描かれるのも
外伝の楽しみの一つですね。