10巻では遂に「羊殺し」こと
茜丸=桔梗凪人にあかりが
拉致されます。
「儀式」の行われる
クリスマスの夜までに
救出できなければ殺される
というクライマックス。
以前から怪しい言動をしていた
竹ノ内さんは実は警察と
ある取引をしていました。
それにより鼻のきくオキナガ
たちを施設から一時出して、
あかりの捜索に協力して
もらえることになります。
ところが茜丸から内通者が
いると匂わせる電話が……。
もはや誰を信用していいのか
分からなくなる魁。
焦るあまり目星を付けた家に
カチコミますが大外れ。
しかし幸いにも家主から
似たような物件の話を聞けます。
アジトを見つけて踏み込むと、
突然意識が途切れて……。
その頃、眠っていたあかりは
茜丸に起こされます。
彼が突き付けたスマホの画面には
腕を切り落とされ、仮死状態の
魁の画像が……。
あかりは一旦、茜丸を
ある方法でノックダウンさせ
逃げ出します。
ヒント:体格差。
魁を救うための吸血シーンが
この巻最大の見せ場です。
即座にパワーアップするでなく、
一人になったあかりが再び
見つかってピンチなのも
素晴らしい演出です。
アジトを見つけた唐沢さん、
さすがプロ……!
魁は仇を討ちたがりましたが
結局、茜丸は「逮捕」
されます。
現代だものなぁ……。
11巻では記憶を取り戻した
章太によって、茜丸に共犯者が
いたことが判明します。
伊集幸絵の息子、市哉
(いちや)はどこにいる!?
共犯になった事情は!?
そして今は「誰」になっている!?
何しろ無駄にキャラの濃い
人物ばかりなので、まんまと
騙されましたが
答えはまさかの……。
(秘密)
この辺はあえてボカしますので
ぜひ読んで確かめてほしい!!
エピローグはかなり年月が
飛んで、章太や魁、あかりの
人生の変化が描かれます。
第一話プロローグと
最終回エピローグが
繋がってる演出、
大好物です……!!
全11巻なのにすごい大作を
読んだ気になります。
いくらでもスピンオフが
作れそうな話ですので
色々読んでみたい……!