先日読んだ雨穴さんの
『怖い家』がじんわりと
怖かったので
恐怖を薄めるために
「お家っていいよね」と
いうお話を語らせて
ください。
というわけで
無印26巻
エピソード136
「ツリーハウス」
冒頭、お父さんと
知世ちゃんがマンションの
リビングダイニングの
模様替え。
知世「春のお部屋に
なったね」
という台詞から、
季節の変わり目なのが
読者に伝わります。
ふとソファに寝転んで
窓の外を見た知世ちゃんは
知世「発見!ここにいると
空しか見えない
髙い髙い木の上に作った
お家にいるみたい」
というのが今回の伏線。
直後、叔母のゆりこちゃんが
以前からの約束通り、
お鍋の具材を持って来て
皆で鍋をつつきます。
食材を洗ったり皿に
並べたりしながらの
会話で
ゆりこ「そういえば
母上が電話で嘆いて
いたな
どうしてあんな巣箱
みたいな所にみんな
住めるんだろうって」
お父さんもちゃんと
した一戸建てに住めと
しょっちゅう言われてると
話します。
ゆりこ
「別に空中に浮遊
してるわけじゃ
ないのにねー」
話題は2人の実家の
話に移り、知世ちゃんは
田舎のお祖父ちゃん家は
自然がいっぱいで
庭も広いけど
・虫が多くて部屋に
よく入ってくる。
・ご近所さんが突然
庭から現れて驚く。
など都会っ子らしい
コメント。
ゆりこちゃんは子供時代は
ずっと下の兄とカーテン
一枚で仕切られた同室
だった、
お父さん(長男)だけが
個室だったとぼやきます。
こういう格差は大人に
なっても引きずる……
今時は個室を子供に
与えないらしいなんて
話の流れになりますが
知世ちゃんは自分の
部屋があってよかったと
お父さんに感謝します。
その夜、知世ちゃんは
自分の部屋を見渡しながら
知世「今日 この
お部屋で眠って
明日このお部屋で
目が覚める
なんてすてき」
一戸建てだろうと
賃貸の部屋だろうと、
そう思えるお家こそが
一番の理想ですよね。
知世「きっと今日は
世界一高い木の
一番上の枝に作った
ツリーハウスの
夢を見るな」
という台詞で伏線回収。
お家は安らぎと癒しの
場所なんだそうなんだ
(自分に言い聞かせる)
続きはまた後日。