昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

菅野文『薔薇王の葬列 王妃と薔薇の騎士』その7(3巻感想2)

自分とヘンリーの王位の
危うさに愕然とした
マーガレットは

ヘイスティングス
進言を採用。

ヨーク公に謀反の疑いを
かけ、辺境に追放します。

更に元凶のグロスターの
殺害も決意。

実行犯はサフォーク。

ここに至ってグロスターが
亡き兄、先王ヘンリー5世
慕っていたこと、

甥であるヘンリーにも
愛情があったことが
回想で描かれます。

だったらもっと大事にして
いる態度を公に見せてれば
良かったのに……。

自殺に見せかけた死体は
ウォリックにあっさり
偽装を見破られます。

仕事が雑だぞサフォーク……!

旗色が悪くなったところに
ヘンリーが後ろ撃ち。

ヘンリー「僕の為
だって言うの?
叔父上を殺したのも?」

空気読めや……!!!(憤怒)

グロスター公がヘンリーを
ないがしろにしてた理由も
わかった……。

勢いづくヨーク公陣営は
例の「条約」を皆に公表。

追い詰められる
マーガレットを救うため

サフォークは全てを
「己の独断」と宣言。

マーガレットも利用した
だけだと、1人で罪を
負って追放処分に。

彼を助けてとすがる
マーガレットをヘンリーは
突き放します。

一度は完全にうちひしがれ
ますが、あるきっかけから
怒りを糧に立ち上がります。

王命も無視してサフォークの
見送りに駆けつけるマガ様。

サフォークの真心を
確認し、別れとはいえ
幸せな時を過ごしますが

船に暗殺者が潜んでいる
ことが示唆されます。
(殺害シーンはない)

かくしてマガ様は修羅と化し、
薔薇戦争の幕が開くのでした。

マガ様が捕えたヨーク公
残酷にいたぶったのは
そういう事情だったんですね。

ウォリックも原因だよな……。

描きおろしの「白いの外伝」
5話目は「白いの」から見た
ケイツビーの話。

いつもいいタイミングで
「彼」がリチャードの前に
現れていたのは……

ケイツビー、恐ろしい子……!
(白目)

6話目は「白いの」の親の
視点で語られます。

赤ん坊の赤エド、バッキンガムが
可愛い。

子供が生まれそうで、馬を
急がせるウォリックにも
ほっこりしました。

菅野先生、ありがとう
ございました!!

次回作も楽しみに
しております!!