昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

菅野文『薔薇王の葬列 王妃と薔薇の騎士』(1巻感想)

第一巻、発売中です!!

記念に語ります。

詳細はボカしますが
ネタバレにご注意ください。

『薔薇王の葬列 王妃と
薔薇の騎士』(22~)
『薔薇王の葬列』の
スピンオフ作品。

敵側だったランカスター家の
王妃マーガレットが主役です。

本編序盤のラスボスと
言っても過言ではないほど
強烈な女性でした。

本作は彼女がフランスの
アンジュー公の公女だった
時代からはじまります。

史実で言うと百年戦争
直後。

イングランドの旗が見えたと
甲冑と剣で武装して

「私はここで戦う」
と、姉に宣言する勇ましさ。

少女の年齢でも既に
烈女の片鱗が……。

イングランド側が
王妃候補を求めて
来たと聞いても、

花嫁を戦果として
持ち帰って見世物に
するのだろうと
敵意を更に募らせます。

しかし「イングランド王」の
態度は……。

詳細は言いませんが

・ぶつかったのが出会い。

・第一印象は最悪。

・怒ったり悔しがったり
負の感情をこじらせます。

・登場時はむさくるしい
オッサンだったのに、髪切って
ヒゲ剃ったらイケメン。

なんて由緒正しい
少女マンガだ(大絶賛)

イングランド
ヘンリー6世の花嫁に」と
言われて断るマーガレット
でしたが

「この結婚で我が国と
フランスの和平を成立
させたいのです」

「この大業を貴女となら
成し遂げられると確信
している……!」

熱く説かれて(この人と
なら……)と頷きますが

彼は王でなく、代理人
でした……。

ちなみに名前はサフォーク伯、
ウィリアム・ド・ラ・
ポール。

ヘンリーは彼を深く信頼
していて、

彼の手紙に「マーガレットは
素晴らしい女性」と書いて
あるのを無邪気に喜びます。

その傍らでは叔父の
グロスター公と枢機卿
醜い言い争いを続けている……。

という不穏な要素で第一話を
〆ます。

第二話ではマーガレットは
ウィリアムと共にイングランドへ。

そこでは摂政のグロスター公が
国王のように振る舞っており、

王であるヘンリーもそれに
唯々諾々と従っていました。

マーガレットはグロスター夫人から
田舎出の小娘扱いされ……。

続きはまた後日。