昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

トマトスープ『天幕のジャードゥーガル』その6(3巻感想2)

今回のエピソードは
オゴタイが政治家として
計画性と実行力を兼ね備えた
大物なのが描かれつつ、

第四妃モゲを通じて、
第一皇后ボラクチンと
ファーティマが出会う
きっかけに繋がります。

オゴタイが耳飾りを献上した
商人の持ってきた商品を
全て買い上げる発言→

帳簿をつけるための
読み書きができる人手が
足りないと、ファーティマまで
駆り出されます。

(本来、女性の仕事ではない)

ペルシア語の錬金術の書物が
あるのに気づいて手に取ると
「その本は何だ?」と尋ねられ、

説明中に天幕を訪れた
モゲが「万能薬」という
単語に反応。

モゲは第一皇后ボラクチンが
誰かに毒を盛られているのでは
ないかと心配していました。

彼女を治すために「万能薬」を
欲しがったのですが、
ファーティマが作れるはずも
なく。

しかし、第一皇后の信頼を
得れば何かと都合がいいと
ファーティマはドレゲネに
お願いしてある調査をします。

結果、ボラクチンは自ら
少量なら薬になるが
接種し続ければ毒になる
鉱物を飲んでいたことが発覚。

3巻表紙のボラクチンが
持ってるのがその
「鶏冠石」です。

ラクチン「毒と知らない
わけではなかったが

それは一時的に体を
楽にしてくれるから
手放せなくなるのだ」

ファーティマが毒消しにと
飲ませたジャダ石を削った
ものが功を奏し、

ラクチンは外を出歩ける
ほどに回復。

ファーティマは彼女の
信頼を得ますが、
しょっちゅう呼ばれる
ようになり、

ドレゲネとの仲に
微妙な変化が……?

ジャダ石はファーティマと
ドレゲネの出会いを呼び、

ファーティマ「私が
あなた様の新たな
ジャダ石となりましょう」

なんて台詞もあったほどの
重要アイテムです。

それをボラクチンのために
削るというエピソードは
意味深ですね。

またボラクチンとモゲは
共にチンギス=ハンの
妃だったことがドレゲネ
から説明されます。

(父親が亡くなると実母
以外は息子の嫁になる伝統。
レヴィレート婚という)

同じく妃だった
ドレゲネの「義娘」は
どうなったんだろう……?

続きはまたそのうちに。