昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

トマトスープ『天幕のジャードゥガル』その5(3巻感想1)

第3巻、発売中です!

記念に語ります。

詳細はボカしますが
ネタバレにご注意ください。

大雑把なあらすじ:

奴隷の少女シタラは
イスラム学者の優しい
女主人のもとで可愛がられ、
学問も学んでいた。

ところがモンゴル軍の
侵攻により女主人以下、
全てを失ってしまう。

前巻では新たに仕えていた
チンギス=ハンの四男の
第一妃、ソルコクタニの
命で密偵となった彼女は

三男オゴタイの第六妃
ドレゲネと出会い、

お互いがモンゴルに対する
怒りを胸に秘めたままで
あることを知ります。

2人は共にモンゴルを
傾けてやろうと誓い……。

3巻冒頭の15幕では
チンギス=ハン亡き後、
新たな大カァンとなった
オゴタイのもと遠征準備中。

(戦う相手は金国)

ファーティマはあるきっかけで
オゴタイの第四妃、モゲと
出くわします。

ふと、彼女が以前つけていた
耳飾りがないことに気づいて
思わず呟くと

モゲ「大カアンが
売っちゃったんだ」

と、話し始めます。

困窮した老人がメロンを
買ってくださいと直訴
したので、

オゴタイはメロン3つと、
モゲの耳飾りとを引き
換えた……。

オゴタイ「いずれまた
それは君のところに
戻ってくると思うよ」

→3日後、モゲのもとに
耳飾りは戻って来ます。

老人は耳飾りを何かと
引き換え……と物々交換が

繰り返されて、立派な
耳飾りだと商人が
献上しにきたのでした。

このエピソードは
史実です。

ここからは本作の
オリジナル

オゴタイ「ホラー
サーンか 思ったより
遠くへ行ったね」

※ホラーサーンはイラン
東部の古い呼び方。

モゲは何がなんだか、と
いう反応ですが

複雑な表情浮かべる
ファーティマ。

すぐ後に商人たちに
「献上するなら西の方にも
偉大な方はいるのに何故?」と
尋ねます。

商人「そんなのモンゴルが
今一番稼げる場所だからに
決まってる」

「むしろ前よりも安全に
旅ができたぞ」

オチでオゴタイは
征服した土地で商人の
通行を守らせている
ことが判明。

オゴタイ「君の耳飾りの
おかげで うまく
機能してることが
確認できた」

オゴタイ……
恐ろしい男……!!(白目)

続きます。